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日本顎咬合学会学術大会で講演を行います

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。

6月に東京(国際フォーラム)で開催される日本顎咬合学会学術大会で講演を行います。

  • 登壇日時:6月9日(日)14:15~15:00
  • プログラム33番「矯正治療最前線 アライナー矯正」
  • テーマ:マウスピース型矯正装置によるデジタル矯正治療

上記のプログラムに演者として参加させていただきます。

 

日本で活躍する矯正専門医の先生方4名と最新のアライナー矯正治療に関する講演を行います。

私は最新のsuresmileアライナーの現状と今後の展望をお話しさせていただきます。

多くの先生方に少しでも有益な情報をお伝えできれば幸いです。

 

日本顎咬合学会のサイトはこちら

 

正中のズレ、歯の凸凹、出っ歯、過蓋咬合の治療例

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。
今回はハーフリンガル矯正で治療を行った症例についてご報告させていただきます。

 

 

歯の凸凹、正中のズレ、出っ歯、咬み合わせの深さを改善したい

 

35歳の男性です。

歯並びの凸凹(叢生)、正中線のズレ、出っ歯、咬み合わせが深い(過蓋咬合/ディープバイト)ことを主訴に来院されました。

 

 

治療前の口腔内写真

 

治療前の正面の写真

 

正中線が不一致で咬み合わせが深いこと(過蓋咬合と言います)がお分かりになると思います。

 

治療前の左右の写真

 

よく見ると左右で奥歯の咬み合わせに差がありますね。

この差が正面から見たときの正中線のズレ(正中線の不一致)につながっています。

 

治療前の上下顎の写真

 

物を咬み合う方向からの写真であり“咬合面観”と言います。

上下顎の前歯部に比較的大きめの凸凹(叢生)が認められました。

 

 

患者様へのご説明と治療プランの決定

 

シミュレーションを元に、患者様とお話をしご納得頂いたのは、以下の治療プランとなりました。
リスクや副作用もしっかりお話しています。

  • 診断:上下顎前歯部叢生、大臼歯関係の左右差をもつ骨格性II級、過蓋咬合症例
  • 治療計画:非抜歯、マルチブラケット装置(上顎は裏側、下顎は表側:いわゆるハーフリンガル)により治療を行うこととした。
    左側Ⅱ級ゴム(顎間ゴムの一種)とIPR (Interproximal reduction)を積極的に行い、叢生の改善、臼歯関係の左右差の修正および前歯部の被蓋改善を行うこととした。

この患者さまの場合は、比較的凸凹が大きかったのですが、初診時のイーライン(E-line、Eライン)が問題なかったことやご本人の希望も含めて検討し、非抜歯で治療が可能と判断しました。

 

 

治療後の口腔内写真

治療後の正面の写真

 

上下顎の正中線が一致し、過蓋咬合も適切に改善されていることがお分かりいただけると思います。

 

下に治療前のお写真と並べてみました。正中線の改善がはっきりわかります。

 

治療後の左右の写真

 

顎間ゴムをしっかり使用していただけたので、臼歯関係の左右差も改善され、良好なかみ合わせに改善されています。

矯正治療は患者さまのご協力がとても大切で、特に顎間ゴムの使用はモチベーションをもって続けていただく必要があります。

 

治療後の上下顎の写真

 

前歯部のデコボコ(叢生)もきれいに改善されていることがお分かりいただけると思います。

 

 

今回の治療例まとめ

 

今回の治療例の概要を以下におまとめしました。

同様の症状であっても患者さまにより治療方針は異なりますが、ぜひ参考にしてください。

 

  • 診断(学術的):上下顎前歯部叢生を伴うskeletal Class II、右側Angle I・左側AngleⅡ 級過蓋咬合症例
  • 治療法:非抜歯、上顎裏側・下顎表側矯正
  • 治療期間:1年11カ月
  • 治療費:130万円(通院回数25回)すべて税込み
  • リスク:IPRによる知覚過敏、前歯部のブラックトライアングル、歯根吸収
  • 副作用:治療中の発音への影響、治療後の凸凹の後戻り

矯正治療は患者さんに協力してもらうことが必要な場合があり、この患者さんのように顎間ゴムをしっかり使った場合は治療が成功しますが、指示どおりにゴムを使用してもらえない場合は、治療が長引いたり、目標とする結果が得られないこともあります。

 

今回は、患者さまの努力のおかげで予定通りに治療が進み、私たちも大変感謝しております。

歯の凸凹、出っ歯、過蓋咬合の治療例

みなさんこんにちは、日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。

今回のコラムでは裏側矯正で治療を行った症例の報告をさせていただきます。

※こちらの記事は今回の患者さまの事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。

 

歯の凸凹、出っ歯、咬み合わせの深さを改善したい

 

今回ご報告させていただくのは、26歳の女性の患者さまです。

歯並びが凸凹していること(叢生)、出っ歯および咬み合わせが深い(過蓋咬合/ディープバイト)ことを主訴に来院されました。

 

 

治療前:顔面写真の評価

 

正貌の評価/お顔の左右は対象でした

 

まずは顔面写真を見ていきます。正面からの写真です。正貌と言います。

 

 

この正面からの写真で確認することは左右の対称性です。この患者さまは左右対称の正貌であり、顔面非対称の症状は認められませんでした。

 

側貌の評価/上顎が少し出ている「コンベックスタイプ」でした

 

次に横顔の写真です。側貌と言います。

横顔の写真では顔のタイプの分類分けを行います。上顎が出ているのか、それとも下顎が出ているのかを評価します。

この患者さまは上顎が少し出ているタイプの横顔で、コンベックス・タイプと言います。

 

唇の位置の評価

 

また次に重要なのが唇の位置の評価です。

 

一般的にはE-line(Eライン、イーライン)を基準に評価を行います。この患者さまの場合は上下の口唇はほぼ平均的な位置でした。

 

 

【Eラインを手に入れる!】歯科矯正で横顔美人になれるケースを3つ紹介

 

 

治療前:口腔内写真での評価

 

次にお口の中の写真を見ていきます。口腔内写真と言います。

 

正面の評価/咬み合わせの深さが認められました

 

まず正面です。

 

 

上あごの一番前の歯(中切歯と言います)が左右で角度に大きな差があり、右側が大きく前に傾いています。

また患者さまの主訴にあるように左側の中切歯はかみ合わせが深くなっています。

 

上下顎の評価/狭窄歯列弓が認められました

 

次に上下顎の口腔内写真です。

 

上顎
下顎

 

ものを咬む方向から写しているので、咬合面観といいます。

 

狭窄歯列弓とは/治療について

 

アーチ状の歯の並びを歯列弓(しれつきゅう)と呼びます。

上の写真を見ていただくとお分かりになると思うのですが、上下の歯列弓のアーチがアーチの中央あたりで狭くなっています。

このような歯列弓の不正な状態を狭窄歯列弓(この患者様の場合は鞍状歯列弓ともいわれる状態です)と言います。

 

歯列弓の側方拡大という歯の動かし方があるのですが、狭窄している狭い歯列弓を横に広げ、大きなアーチにすることで凸凹が並びやすくなります。

この歯列空の側方拡大とIPR(Inter Proximal Reduction/ディスキング)を併用することで非抜歯での治療が可能と考えました。

 

IPRの説明は以下のコラムをご覧ください。

矯正体験レポート【スタッフA】(3)IPRの説明と感想

 

ただ、“親知らず”は水平埋伏という病的な状態でしたので治療前にすべて抜去することになりました。

 

矯正治療の抜歯についての考え方と今回の治療について

 

患者さまの症状を改善するために、診断後、最適な治療計画を考えていきますが、大変重要なことのひとつに、抜歯をするのかどうかの決定があります。

 

抜歯をするかどうかは、患者さまのご希望をお聞きし、口腔内の状態を鑑みつつ、3Dデジタル矯正のの治療後の3Dシミュレーションを患者さまと確認しながら決めていきます。

 

この患者さまの場合、凸凹の程度や口元の突出感を考慮しても抜歯をせずに治療が可能と考えましたので非抜歯での治療となりました。

 

※非抜歯の場合は前歯が唇側に出てしまうことがあり、今回はそのようなリスクを適切に抑えることができました。

 

 

歯の凸凹、深い咬み合わせ、出っ歯が改善しました

 

治療は上下顎裏側矯正で行いました。治療結果の写真を示します。

 

患者さまの主訴であった歯の凸凹、深い咬み合わせ、出っ歯がきれいに改善されていることがお分かりいただけると思います。

 

上顎
下顎

 

上下顎の歯列弓の形状も側方拡大が適切に行われ、アーチがしっかり拡大されています。

 

ちなみに、この患者さま程度の凸凹でも抜歯治療を行う場合ももちろんあります。

口元を引っ込めたいとか前歯の傾きを治したいとか、患者さまのご要望は十人十色です。

 

今回は患者さま自身も非抜歯をご希望されていたこともあり、このような治療法となりました。

 

 

裏側矯正で、最終的な治療期間は1年10カ月でした

 

以下に今回の治療例をまとめます。

  • 診断:上下顎狭窄歯列弓を伴うskeletal Class II傾向/Angle I 級叢生症例
  • 治療法:非抜歯、上下顎裏側矯正
  • 治療期間:1年10カ月
  • 治療費:140万円(通院回数24回)すべて税込み
  • リスク:IPRによる知覚過敏、前歯部のブラックトライアングル、歯根吸収
  • 副作用:治療中の発音への影響、治療後の凸凹の後戻り

※治療費は2024年3月現在の金額です


日本橋はやし矯正歯科は最新の3Dデジタル矯正で裏側矯正治療を行っております。

患者さまにとって最適な治療計画を立案し、効率のよい治療を提供しています。

ぜひ一度カウンセリングにお越しいただければと思います。

「患者さまの声」を公開しました!

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科スタッフです。

当院で矯正治療を終えた患者さまの生の声を公開いたしました。
「日本橋はやし矯正ってどうなのかな?」と思われている方にぜひお読みただきたいと思っています!

患者さまの声

今後「患者さまの声」のページについては、ドクターのコメントやお写真なども盛り込んで、わかりやすくしていきたいと思います。

ホームページも、よりみなさまのお役に立つように改善して参りますのでよろしくお願いいたします!

裏側矯正に使うリテーナーとは?

裏側矯正に使うリテーナーとは? 基礎知識や注意点を学ぼう

歯並びにコンプレックスを抱えていて、矯正治療に関心を持っている人は少なくありません。

特に歯列の裏側を固定する裏側矯正は、見た目を気にせず治療ができる点で人気があります。

 

一般的に歯の矯正は、器具による歯列矯正の期間とリテーナーによる保定の期間に分かれます。

裏側矯正をした場合も保定期間があるため、リテーナーを付ける必要があるのですが、その際も他の人に気付かれずに治療を続けることが可能なのでしょうか。

 

本記事では、歯の矯正においてリテーナーが必要とされる理由やリテーナーの種類、使用するメリット・デメリット、使用の際の注意点を分かりやすく解説します。

裏側矯正を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーとは?

 

リテーナーは、歯科矯正後の歯並びを固定するために装着される器具です。

一見すると、歯列矯正治療中に歯並びを動かすために使用するマウスピースのようにも見えますが、素材や使用目的が大きく異なります。

 

リテーナーは固定式のものと、取り外しが可能な着脱式のものの2種類に大別されます。

矯正器具のように一定期間装着する必要があるため、要望やライフスタイルに合わせて種類を選びましょう。

 

裏側矯正が終わった後のリテーナー

 

裏側矯正が終わった後のリテーナー

裏側矯正治療が終わった後に使用されるリテーナーについて、必要とされる理由や所要期間の2つのポイントから解説していきます。

 

保定が必要な理由

 

そもそも、裏側矯正治療が終わった後もリテーナーが必要なのはなぜでしょうか。

歯列矯正治療が終了して歯並びがきれいに整ったら、あとは特に何もしないで良いと思いがちです。

 

しかし実際には、歯並びが整っても歯の骨が完全に固まった訳ではありません。

矯正後の歯の骨は不安定で、元の位置に戻ろうとする後戻りを起こす傾向があります。

 

そのためせっかくきれいになった歯並びが、後戻りが起こって乱れることがないようリテーナーで歯並びを固定します。これが「保定」と呼ばれる処置です。

歯の骨が固定して後戻りが収まるまでは、リテーナーを装着して保定を続ける必要があります。

 

保定にかかる期間

 

リテーナーを使った歯列の保定には、どの程度の時間がかかるものなのでしょうか。

保定は状況にもよりますが、だいたい最低でも2~3年ほどの期間を要します。

 

保定が始まってからの数カ月は月に1回、その後は数カ月から半年に1回くらいの頻度で、定期的に通院してリテーナーのメンテナンスを行うため、継続して通院する必要があります。

最近の研究結果から鑑みますと、保定の期間は可能な限り長く続ける方か後戻りに対する予防効果が高いと考えます。

 

歯列矯正の治療期間に加え、保定にもそれなりの時間がかかることを考えると、クリニックは長期間通いやすい場所や環境にあるところを選ぶのも重要なポイントです。

 

リテーナーの種類

 

リテーナーの種類はさまざまです。

しかしながら裏側矯正後に用いる場合は見えないタイプの物を用いることが一般的で、3種類ほどの保定装置から選択することになります。

 

マウスピースタイプ(クリアリテーナー)

 

マウスピースタイプ(クリアリテーナー)

 

マウスピースタイプのクリアリテーナーは、透明な素材でできたマウスピースを歯全体に装着して歯列を保定するリテーナーです。

見た目には装着していることに気付かれにくいメリットがあります。

 

上下の歯が触れる部分はカバーしていない構造であるため、噛み合わせを安定させるための調整ができません。

薄い素材でてきているため、過度に力を入れると破損するおそれがあります。

 

フィックスタイプリテーナー

 

Fixedリテーナー

 

フィックスタイプは、歯の裏側に直接ワイヤーを装着して保定するリテーナーです。

装置は歯の裏側にあるため見た目には目立たず、細いワイヤーは装着感にも優れており、長時間でもさほどストレスなく装着し続けられるのがメリットです。

ユーザー側での着脱はできず、歯磨きのブラッシングもしにくいため、歯科医による定期的なメンテナンスが必要です。

 

リンガルリテーナー

 

犬歯間リテーナー

 

リンガルリテーナーは犬歯間リテーナーとも言い、2つの犬歯の間に並ぶ前歯を整えるためのリテーナーです。

歯の裏側に装着して保定をするタイプであるためほとんど目立たず、装着時も人目を気にせずに生活できます。

長時間での装着を想定した固定式でユーザー自身の手では取り外しができず、歯石や汚れが付きやすいのが難点です。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーのメリット

 

裏側矯正に使用するリテーナーのメリット

裏側矯正に使用するリテーナーのメリットにはどのようなものがあるか、2つのポイントから解説します。

 

見た目が気にならない

 

歯の裏側に固定するタイプのリテーナーは、口を開いた状態でも裏側矯正の器具と同様に装置が目立ちにくいのがメリットです。

歯列矯正や保定をしていることを周囲に知られたくない場合でも、さほど気にせず快適な生活が送れます。

 

矯正治療後もリテーナーでの保定はしばらく続くものの、すでに歯並びはきれいに整った状態であるため、リテーナーが裏側に装着されていることで美しい口元を周囲に見せられるのは、大きなメリットです。

 

固定式は付け忘れの心配がない

 

取り外し式のリテーナーは、食事の際や歯磨きの際に外せるなど使い勝手に優れているものの、ユーザー自身の手での着脱が前提となっています。

そのため、うっかり付け忘れたり、面倒に感じて長期間外したりすると後戻りが起こるリスクがあります。

 

その点、固定式のリテーナーは自分の手では外せないため、後戻りのリスクを低く抑えられます

後戻りによる想定外の出費がかかる心配もありません。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーのデメリット

 

裏側矯正に使用するリテーナーにはどのようなデメリットがあるのか、2つのポイントから見ていきます。

 

取り外し式は固定式より費用が高い

 

ユーザー自身の手で取り外しができるタイプのリテーナーの場合、食事の際に外せるなど使い勝手が良い分、固定式のリテーナーより費用が高い傾向があります。

ただし、装置の費用は矯正費用に含まれることが多いため、一概にリテーナーだけでの比較は難しいのが実情です。

 

また、取り外し式は固定式と違って紛失のリスクもあります。

紛失したら新たに作る必要があるため、余計なコストもかかります。

 

固定式は歯磨きがしにくい

 

固定式リテーナーの場合、裏側矯正同様に取り外しができないため、歯磨きがしにくいのが難点です。

 

固定式は長期にわたり装着し続けるため、器具と歯の間などに食べかすが詰まりやすいタイプもあります。装置に歯ブラシが当たってうまく歯磨きできないことで、虫歯になってしまうこともあるでしょう。

 

保定期間中は歯磨きをできるだけ丁寧に行うとともに、定期的な歯科検診を受けるなどして入念なメンテナンスを心がけるのが大切です。

 

裏側矯正にリテーナーを使用する際のポイントや注意点

 

裏側矯正でリテーナーを使用する際に押さえておくべきポイントや注意点について、解説します。

 

指示どおりの時間装着する

 

裏側矯正で取り外し式のリテーナーを使用する場合は、歯科医に指示されたとおりの時間帯で装着するのが重要です。

 

最初のうちは食事と歯磨き以外のほぼ一日中、リテーナーを装着するよう心がけましょう。

例えば、保定開始から6カ月程度が経過したら一日の約半分は未装着の状態でも過ごせるようになり、さらに1年以降は就寝中のみの装着でOK、などの流れでスケジュールが立てられます。

 

後戻りを防いで保定期間を計画どおりに終わらせるには、多少の煩わしさはあっても歯科医の指示を守りながらリテーナーの装着を心がけましょう。

 

破損・紛失したらすぐに作り直す

 

着脱式のリテーナーは、外している間に紛失してしまうリスクがあります。

また、うっかり歯に力を入れすぎたり雑に扱ったりして装置を破損してしまうケースもあるでしょう。

 

紛失や破損によりリテーナーを失ったまま保定を怠ると、せっかくきれいに直した歯列が後戻りする原因になります。

なるべく早めにクリニックを受診して、リテーナーを作り直してください。

 

うっかりなくさないように保管に気を付けるとともに、壊れたりしないよう丁寧に取り扱いましょう。

 

勝手に中断しない

 

取り外し可能なリテーナーを使用している場合は、自分でもう保定をしなくても大丈夫と思っても、自己判断で装着をやめないようにしましょう。

見た目にはきれいな歯並びになっていても、実はまだ骨がきちんと固定されていない可能性があります。

 

自己判断でリテーナーの装着を中断すると、せっかく保定されていた歯列が後戻りするリスクがあります。

 

裏側矯正は金額的に決して安くはない治療です。

長い時間をかけてきれいに歯並びを整えても、リテーナーで保定をしっかりやらないと後戻りがおこり、これまでかけた労力と費用が無駄になってしまうかもしれません。

 

まとめ

 

裏側矯正を受ける場合、治療終了後にリテーナーできちんと保定をしないと後戻りが起こり、きれいな歯並びが乱れる原因になります。

リテーナーには固定式タイプと取り外し式タイプがあり、メリット・デメリットが異なります。

保定は長期間かかりますが、しっかり行うことで歯列が安定するため、歯科医が立てたスケジュールと指示をしっかり守ってリテーナーを使用するのが肝心です。

 

日本橋はやし矯正歯科では、3Dデジタルシステムの導入により、裏側矯正の治療期間短縮を実現しています。

見た目にこだわった矯正を受けたい方やなるべく短期間で治療を終わらせたいと考えている方は、お気軽にご相談ください。