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いびきが悩み…矯正治療で改善できる場合があります

2024/12/26 12:16:30

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

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・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科です。
お悩みの方は当院の無料カウンセリングも是非ご検討ください。

 

夜にいびきをかいてうるさいと言われてしまった。
夜に自分のいびきで起きてしまう。

いびきでお悩みの方は男女問わずいらっしゃいます。

いびきの原因は色々ありますが、その中のひとつに「歯並びなどお口周りの状態」が原因であることもあります。

「顎が小さい」いわゆる顎なしと言われる症状から来るいびきは、外科的矯正、またはサージェリーファーストで改善が期待できますし、歯並びを治すだけで改善が期待できるものもあります。

今回はいびきと矯正治療についてご説明してまいります。

 

 

いびきをかきやすい人

 

いびきをかきやすい方は以下のような症状がある場合があります。

 

顎が小さい

 

俗に「顎なし」と言われる方がこちらに該当します。

こちらの写真が「下顎後退」(顎なし)の患者さまの横顔のお写真です。

下顎が下がっている(後退している)のがよくわかります。

 

顎が小さい方は舌が気道に落ちやすいので気道が狭くなり、いびきの原因になることがあります。

また「口呼吸が原因の下顎後退型の顎変形症」である場合もあります。

 

歯並びが悪い

 

特に下顎の歯並びが悪く舌、の置き場がないので舌が気道に落ちやすく、そのせいで気道が狭くなると、またいびきの原因になることがあります。

 

詳しくは後述しますが、このような下顎の乱れにいびきの症状が見られます。

 

 

ここまで、

  • 顎が小さい
  • 歯並びが悪い

ことがいびきの可能性となると説明いたしましたが、そのいびきが「睡眠時無呼吸症候群」という疾病のサインであることもあります。

 

いびきと睡眠時無呼吸症候群の関係

ここでは「いびきと睡眠時無呼吸症候群の関係」そしてそれを治療するための「サージェリーファースト」という歯科矯正法についてご説明します。

 

いびきのメカニズム

 

いびきは、睡眠中になんらかの理由で気道が狭くなり、そのため息を吸ったときにその狭くなった部分が振動し、周辺組織(喉、鼻)が振動して発生した時の音を指します。
ですので前述したお口の中の問題以外にも

  • 風邪をひいていて鼻が詰まっている、扁桃腺が腫れている
  • 肥満で首周りの脂肪が多いので気道を圧迫している
  • 喫煙で気道の粘膜が炎症を起こしている
  • 飲酒で喉や鼻の筋肉が緩み気道が狭くなる

    といった様々な原因でいびきが発生します。

 

常にいびきをかく人の多くが「睡眠時無呼吸症候群」

 

このようにいびきの原因はいろいろですが、特に「風邪」等の一時的な原因以外で常に気道が狭くなっている場合は「睡眠時無呼吸症候群」という病気である可能性が高いです。

極端に気道が狭くなってしまうと、一時的に気道が完全に塞がってしまい、呼吸が止まってしまいます。
これが睡眠時に幾度も繰り返されるのが睡眠時無呼吸症候群です。

睡眠時無呼吸症候群の診断は睡眠中に10秒以上呼吸が停止する状態が

  • 一時間あたりの無呼吸の回数が5回以上
  • 7時間の睡眠中での無呼吸の回数が30回以上

いずれかが確認されると診断されます。

ひどくなると40秒近くも止まってしまうこともあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状について

 

主に睡眠中の酸素不足により、一般的には以下のような症状があります。

  • 息苦しさで幾度も目が覚める(睡眠障害)
  • 起きた時にだるさがある
  • 十分な睡眠を確保できないので日中に眠くなる

 

また、睡眠時無呼吸症候群が以下のような重篤な疾病を引き起こすことがあります。

  • 高血圧
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞

ですので、いびきが気になる方はできるだけ病院で検査を受けることをお勧めします。

 

 

歯科矯正(外科的矯正治療)で改善できるいびきについて

外科的矯正、サージェリーファーストで改善を期待できる症状

以下の症状の方は歯科矯正(外科的矯正治療)でいびきの改善を期待できます。

 

  • 下顎が小さい「顎なし」など顎の形に起因する場合
  • 顎の形に問題がある方(顎変形症)

中でも下顎が小さい、いわゆる「顎なし」の方は前述したように睡眠中に舌が落ちやすいため、気道を確保することが難しくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になりやすいです。

これは「顎変形症」と呼ばれ、上顎または下顎の形状や大きさに異常があり、そのため顔貌(お顔)のバランスが悪かったり歯の咬み合わせが悪かったりなどが生じるものです。

この症状を根本的に改善するには外科手術を伴う「外科的矯正」または「サージェリーファースト」で改善できる可能性があります。

顎変形症及び「外科的矯正」「サージェリーファースト」について詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://kyousei.clinic/column/jaw_deformity/

 

矯正治療で改善が期待できる症状

 

いびきの原因が「歯並びが悪く舌の置き場がない」など歯並びに起因する場合は矯正治療での改善が期待できます。

「歯並びがいびきの原因?」と意外に思われる方もいらっしゃいますが、実は歯並びは様々なお口の問題に繋がっており、いびきはそのひとつです。

 

こちらの下顎の写真をご覧ください。

下顎の前歯が口の内側に傾いてしまっています。これでは舌を置く位置を確保できません。

 

こちらはどのように見えますか?

左の第二大臼歯が特に大きく内側にずれています。

この状態も、舌がうまく収まららないので同様に舌の置き場所がありません。

 

こういった歯並びを整えるだけで、いびきの改善につながることが少なくありません。

歯並びといびきの両方が気になっている方はぜひカウンセリングでお話しください。

お待ちしております。

 

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

資格ドクターの紹介はこちら

・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)

治療内容について