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当院の矯正カウンセリング(3)横顔シミュレーションで見える未来

2025/09/02 04:36:00

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

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・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科院長、林 一夫です。

 

今回は当院の矯正カウンセリングの第三弾として、カウンセリング時に行っている「横顔シミュレーション」についてお話させていただきます。

 

これまで公開したシミュレーションに関するコラムもご覧下さい。

 

当院のカウンセリング(1)CBCTの活用

当院のカウンセリング(2):セファログラム分析

 

 

横顔シミュレーションとは?

 

歯科矯正の横顔シミュレーションとは、矯正治療によって歯並びが改善された後に、顔の横顔がどのように変化するかを、事前に画像や動画で予測・可視化するものです。

 

矯正治療を始めるときに多くの方が気にされるのが「治療後に自分の横顔や口元がどう変わるのか」という点です。

 

特に「口ゴボ」でお悩みの患者さまにとって、抜歯矯正で口元がどの程度改善されるかを事前に知ることは非常に重要です。

※口元がゴボッと前に出ている状態

 

当院では、最新のデジタル技術を活用し、横顔シミュレーションをカウンセリング段階で行っています。

これにより、術後の横顔の変化を具体的な画像として確認でき、治療のイメージを明確に掴んでいただけます。

 

 

口ゴボってどんな状態?

 

口ゴボとは正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」または「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」の二つの状態を指すことが多いです。

 

前歯が出っ張った結果、口元がゴボッと前に出ている状態を指します。

 

口ゴボの状態とそうでない状態です。左が口ゴボです。

記事の後半で口ゴボの実際例のお写真もお見せいたします。

 

 

横顔シミュレーションの工程

 

 

一般的な矯正カウンセリングではほとんど行われない、当院ならではの工程をご紹介します。

 

  1. CBCT撮像:骨格や歯の位置を三次元的に把握
  2. セファロ画像の再構築:CBCTデータから頭部X線規格写真を生成
  3. セファログラム分析:上下顎の位置関係や歯の傾斜度を評価
  4. セファロトレース図作成:骨格・歯列を線画化して可視化
  5. 簡易診断から抜歯部位の仮決定
  6. 側貌写真とセファロトレース図の重ね合わせ
  7. 歯の移動シミュレーション:画像上で歯を仮想的に移動させる
  8. モーフィング技術による軟組織変化の反映:唇や口元の変化を再現
  9. 横顔改善後の画像完成

 

 

こちらはCBCT(歯科用CT)の画像です。

歯だけではなく頭蓋骨や歯の根っこの情報まで得られているのがわかります。

 

このCBCT画像を専用の専用の機器で3Dデータに再構築し、ここからセファロ画像を作成します。

 

そのセファロ画像を分析し、骨格や歯の位置などを示すために歯や骨の輪郭などをトレースした「セファロトレース図」を作成します。

 

そしてこのセファロトレース図に横顔のお写真を重ね合わせ(左)、さらにモーフィング技術による軟組織変化の反映 → 唇や口元の変化を再現し(右)、治療後のシミュレーション画像を作成します。

 

 

実際の治療前・治療後のシミュレーション写真

 

左が治療前、右が治療後のシミュレーション写真です。

 

(症例1)

 

(症例2)

 

ここまでシミュレーションできると実際の治療のイメージがとても湧きやすいです。

 

 

横顔シミュレーションのメリット

 

横顔シミュレーションには多くのメリットがあります。

  • 矯正後の変化を事前に確認できる
  • 治療に対する不安が軽減される
  • 治療後のゴールを明確にイメージできるため、モチベーションが上がる

上記はいずれも、患者さまの心理的な不安を払拭し、矯正治療を始める際の前向きなモチベーションになります。

 

横顔シミュレーションは、矯正治療を行う患者さまの大きな支えだといっても過言ではないと思っております。

有料カウンセリングだからこそ、カウンセリングの段階で、精密かつ価値のある横顔シミュレーションをご提供できるのです。

 

 

日本橋はやし矯正歯科の強み

 

当院では、カウンセリングの段階でここまで精度の高いシミュレーションを行うことを大切にしています。

 

これは非常に稀な取り組みであり、一般的な矯正相談ではあまり行われない当院ならではの3Dデジタル矯正技術と診断力によって実現しています。

 

矯正治療は長期間にわたる治療ですが、最初に正確なイメージを持つことが治療の満足度を大きく左右します。

 

有料カウンセリング以上の価値をお伝えできるよう、常に最新のデジタル技術を取り入れています。

 

 

精密検査のご予約で実質無料になります

 

初回カウンセリング費は、当クリニックで精密検査をご予約いただいた方にはキャッシュバックしておりますので、実質無料となります。

お気軽にお越しください。


横顔シミュレーションは、矯正治療を検討する患者さまにとって非常に有益な診断ツールです。

 

当院では、CBCT・セファロ分析・モーフィング技術を組み合わせ、術後の横顔の変化を具体的にお示しすることで、安心して矯正治療を始めていただける環境を整えています。

 

矯正治療をお考えの方は、ぜひ一度当院のカウンセリングで、将来の横顔を体験してみてください。

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

資格ドクターの紹介はこちら

・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)

治療内容について