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治療期間が短縮される「アーリー・ディボンディング」とは

2019/12/19 04:52:18
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こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。今回は、アーリー・ディボンディングについてお話したいと思います。

 

日本橋はやし矯正歯科ではかなりの短期間の矯正治療期間を実現しておりますが、それでも

  • 結婚式に間に合わせるため
  • 就職活動中であるため

など、できる限り早く装置を外したいというご要望があります。

 

こういった場合にアーリー・ディボンディングを行なっています。

 

 

【アーリー・ディボンディングとは】

 

アーリー・ディボンディングは、矯正治療期間をより短くするための治療法です。

 

これはワイヤー矯正が終盤に差し掛かった段階で、それまで使っていた矯正装置(ワイヤー装置)を外し、最終仕上げでマウスピース矯正に移行して治療するものです。

ワイヤー装置のみで治療を進めるよりも格段に治療期間が短縮されます。

 

矯正治療が終了した後に、歯を動かしていた装置(ブラケットといいます)を外すことをディボンディングといいます。接着剤で着けていたブラケット装置を外すことからそのように呼ぶようになりました。

 

そしてアーリー・ディボンディングは、ブラケットを「早く」外す治療法なので「アーリー」なディボンディング、ということになります。

 

このアーリー・ディボンディングは、シュアスマイル・アライナー(suresmile aligner)というマウスピース型矯正装置で可能となりました。

これについては後半でご説明したいと思います。

 

 

【アーリー・ディボンディングの治療の流れなど】

 

■なぜ終盤にマウスピースにするのか

 

矯正治療は最後の段階で微調整が入ることが多く、ワイヤーによる矯正装置を使っている場合、この時点でワイヤーを外すタイミングが予定より遅れてしまうことがあります。

 

この微調整をマウスピース矯正で行うことで、ワイヤー装置を早い段階で撤去することができるということです。

 

マウスピース矯正に移行することでより快適な環境で最終的な治療を行うことができます。

また見た目や患者さまの感覚ではほぼ治療が終了している状態ですので、お写真の撮影や各種イベントなども支障なく行なって頂けます。

 

期間の短縮についてはそれぞれの状況にもよりますが、一般的には計画よりも半年以上早くワイヤー装置を外すことが可能となります。

 

 

【デジタル矯正システムがアーリー・ディボンディングの効率化を実現】

 

日本橋はやし矯正歯科で行っているデジタル矯正システムには、オリジナルのマウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー(suresmile aligner)」があります。

これを用いることで、このアーリー・ディボンディングを飛躍的に効率化し、効果的に行えます。

 

最新のデジタル矯正では、ワイヤー矯正からマウスピース矯正へのシームレスな移行が可能であり、アーリー・ディボンディングによるメリットを最大限お受けいただくことができます。

 

■矯正装置がついていてもスキャンできるのが大きなメリット

 

一般的なマウスピース矯正装置を作製するには、一度ブラケット装置を全て撤去しないとスキャナーでスキャンできません。

つまり、装置が移行する時点でいったん治療が中断します。

 

ですがシュアスマイル・アライナーは、ブラケット装置が着いている状態でスキャンでき、正確な3Dモデルを構築することができますので、ブラケット装置での治療を継続しながらマウスピース矯正の準備を進めることができます。

 

装置移行に関わる手間というのが治療全体の期間に大きな影響を与えますので、この効率化は患者さまには非常に大きなメリットとなります。

 

次に、アーリー・ディボンディングの実際の例を見てみましょう。

 

 

【アーリー・ディボンディングの実際例】

 

写真は、治療の最終段階の上顎を示しています。

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犬歯の後方にまだスペースが残っているのがお分かりいただけると思います。

この患者さまはアーリー・ディボンディングをご希望されましたので、この段階からマウスピース矯正に移行しました。

 

マウスピース矯正に移行する際には、そのための3Dモデルを作製します。

 

マウスピース矯正装置での治療前がこちらです。

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歯を動かしていきながらの、治療後のシミュレーションがこちら。

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このプランを達成するために4ステップのマウスピースを作成しました。

(アーリー・ディボンディングによるマウスピース矯正は5ステップ以内に終了することがほとんどです)

 

こちらの写真が、マウスピースを4ステップ用いた後の状態です。

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残っていたスペースはしっかりと閉鎖することができました。

 

患者さまもより早くワイヤー装置を外すことができたため、大切なイベントにワイヤー装置がない状態で臨むことができ、とても喜んで頂くことができました。

 

アーリー・ディボンディングでは2-3ヶ月のマウスピースの装着の後、最終的な保定装置を使って頂き、治療の終了となります。

 

日々進化する矯正治療の新たな選択肢として、このアーリー・ディボンディングをぜひ知っておいて頂ければと思います。

 

またシュアスマイル・アライナーのパッケージに新たなアイテムが加わりましたので、次回のコラムにてご紹介します。