こんにちは、日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。
私は歯科矯正関連の資格として「日本矯正歯科学会の認定医・指導医」の資格を取得していますが、それ以外に「日本顎関節学会の専門医・指導医」の資格も有しております。
矯正治療に、額関節の知識は欠かせません
矯正治療はその患者様のほとんどが見た目の悩みを抱えていらっしゃいますので、見た目の改善はもちろん重要な点です。
しかし顎の症状や機能的な側面を無視した治療では、患者様にとって良い結果を得ることはできません。むしろかえってその後の健康を蝕むことになりかねません。
ですので、私はカウンセリング時から顎関節の状態を詳細に把握し、機能的な側面からも適切な治療デザインをご提案できるように心がけています。
そういったこともあり、顎関節に関する日本で最も大きな学会である「日本顎関節学会」の専門医・指導医の資格を取得し、指導にもあたっております。
この「日本顎関節学会」の第29回日本顎関節学会総会・学術大会が今月の17、18日に箱根で行われ、参加してきましたのでレポートいたします。
箱根の富士屋ホテルで行われました
今回は、箱根の湯本富士屋ホテルが学会会場でした。東京のクリニックからの日帰りでの参加になりました。
すっかり夏ですね。鬱蒼とした緑に包み込まれていて、とても趣があります。
学会会場に向かう途中の橋の上からの箱根の眺めです。久しぶりに自然の景色を見たような気がします。
今回は、顎関節症の新しい評価基準( DC / TMD )についての講演や発表を中心に勉強してきました。
DC / TMD とは ” Diagnostic Criteria / Temporomandibular Disorders ” の略であり、世界的に共通する診断基準として制定され、ドクター間でのより効果的な情報共有ができるようになりました。
今回はこの新しい診断基準の活用法、臨床で問題となる事柄を主に勉強してきました。
また、矯正治療に関連する研究発表の例として出されたのが、まれに、矯正治療中に前歯が開いてくる症例です。
この原因の一つに顎関節症があります。関節部の骨が吸収してしまい、アゴの骨の位置自体が移動して、前歯が開いてしまうのです。
このような症例の最新の対応方法などを学ぶことができ、とても勉強になる学会でした。
学会では、参加したメンバー同士の交流もとても大切です。
写真は、日本橋はやし矯正歯科との提携医療機関である東京医科大学口腔外科で講師をされている虻川先生です。私の大学時代の同期でもあります。
レントゲンの読影やCT画像の診査に関しては、口腔外科の医師としての助言をもらうこともあり、とても優秀で頼りになる先生です。
日本橋はやし矯正歯科で、外科的矯正治療やサージェリーファーストなどの手術を担当してもらうことになっています。
いかがでしたでしょうか?矯正歯科治療は、その領域だけを学べばよいものではなく、顎関節を含めた、歯列に関わる様々な部位を総合的に見ていくことが必要なものなのです。
より総合的な知識を身につけ、より良い矯正治療を提供することが大切です。これからも研鑽を重ねていこうと思います。