(2017年7月19日公開/2021年10月15日更新)
こんにちは日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。
矯正治療の必要性が普及するにつれ、サージェリーファーストの関心も高くなり、多くの患者様にこの治療方法を選択していただけるようになりました。
今回は「3Dデジタル矯正でどのようにサージェリーファーストの治療プランを立案しているのか」を説明したいと思います。
これまで、サージェリーファーストについては幾度か記事にしてきましたので、各リンク先まで読んで頂ければ、よりご納得頂けると思います。
▼詳しくはこちらをご覧下さい
サージェリーファースト | 日本橋はやし矯正歯科
【デジタル矯正システムとの併用でクオリティが向上】
サージェリーファーストは、外科手術前の矯正治療を省略する方法ですので、その分治療期間を短くすることが可能です。
日本橋はやし矯正歯科が持つ新しいデジタル矯正システムとの併用により、外科手術後の矯正治療の大幅な短縮が可能となり、治療のクオリティも格段に向上することが可能になりました。
▼デジタル矯正システムと従来法の違いについて
サージェリーファーストに力を入れています
▼外科手術を具体的に説明しています
より進化したサージェリーファースト
デジタル矯正システムの、新しいデジタルツールを用いることで
- 外科手術後の顎の骨の位置のシミュレーション
- 手術後の骨の位置での歯の移動のシミュレーション
- 外科手術を行う際のアゴの骨の位置を決定する外科用スプリントの作製
をより高精度に行うことができます。
それでは、順を追って説明していきましょう。
【サージェリーファーストの3Dシミュレーション】
この図は初診時の3Dヴァーチャルペイシェントです。
アゴの骨、歯、歯根すべてが正確にモデル化されています。これは日本橋矯正歯科のすべての矯正治療において、最初に作成するものです。
そしてこちらは、外科手術を行う際のアゴの骨の位置を決定する外科用スプリントの作製方法を示したものです。
このようにコンピュータ上で正確に位置決めを行い、このデータを3Dプリンターで出力し、高精度の外科用スプリントを作製します。
この次に、サージェリーファーストのシミュレーションを行います。ここで、外科手術を行ったときのアゴの位置を決定します。
この患者様の場合は下あごを後ろに下げるのですが、正面から見た場合でもアゴの位置が左右対称に位置づけされるように調整します。
つまり、正面から見たときに顔の印象が正確に対象になるようなプランを設定します。
そしてこちらが外科手術後の矯正治療のシミュレーションを示しています。
上の歯を2本抜歯し、歯並びと咬みあわせを新しいアゴの位置で調整した状態です。
咬みあわせと歯並びが整っていることがお分かりいただけると思います。前歯の出っ張りもなくなり、綺麗に揃っていますね。
このように3Dデジタル矯正では、サージェリーファーストの工程をデジタルテクノロジーを用いたシミュレーション技術と3Dプリンティング技術によって、非常に正確に進めることができ、より良い治療結果を患者様に提供することができます。
また、下顎のみの手術であれば、リラ・クラニオフェイシャル・クリニックと提携しての “Day Surgery”、日帰りの外科手術も可能な場合もあります。
日本橋はやし矯正歯科では、患者様のQOLを重視し、生活のご負担をできるだけ軽くしておりますので「外科手術は抵抗がある」という方でもどうぞお気軽にご相談ください。