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【ドクター向け】SureSmileアライナーウェビナーのご案内

SureSmileアライナーのウェビナーが開催されます!

 

日本橋はやし矯正歯科が導入している3Dデジタル矯正「SureSmile」のマウスピース矯正である「SureSmileアライナー」。非常に良いシステムですが、知る/学ぶ機会がなかなかないという先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回はすでに「SureSmile」を導入しているクリニックはもちろん、まだ導入されていない先生方にぜひ参加していただきたいウェビナーとなっています。

 

私は「デジタル矯正ブランドSureSmile」と題し、SureSmileを日本で初めて導入した経験から、様々な視点でこの優れたシステムについてお話させていただきます。

 

その他の先生方もとても意義深いお話をしてくださるので今から私もとても楽しみにしています。

 

以下、ウェビナーの概要となります。

 

 

専門家が紐解く「SureSmileアライナー」ライブ配信セミナー

 

2021年6月に発売後、多くの先生方にご使用いただいているデンツプライシロナのデジタル
アライナー矯正システムSureSmile。

この度SureSmileに造詣の深い3名の専門医の先生方を演者に、製品の特性や実際の臨床症例についてお話しいただく機会を設けました。

矯正専門医だからこその視点、症例選択やアライナー活用方法を率直に語っていただきます。

パネルディスカッションでは2023年2月に発売したVpro(フィッティング装置)やリテーナー
(保定装置)についても触れていただきます。

多くの先生方のご参加をお待ちしております!

 

参加について

 

配信日時 7月2日(日) 10:00 – 12:00 ※振り返り視聴あり
登録締め切り 7月1日(土)23:59まで
視聴料 無料
お申し込み方法 こちらをクリックしてお申し込みください
お問い合わせ

デンツプライシロナ株式会社

Japan-event@dentsplysirona.com

 

当日のスケジュール

 

  • デジタル矯正ブランドSureSmile:林 一夫 先生
  • アライナーのトリム形状を考える:杉山 晶二 先生
  • ソフィア歯列矯正歯科医院におけるアライナー活用法:相澤 一郎 先生
  • パネルディスカッション

 

Microsoft Teamsで視聴頂きますので、あらかじめインストールして頂くことになりますのでご注意ください。

 

こちらのpdfをダウンロードして印刷いただけます。

suresmileアライナーウェビナーpdf

 

みなさまぜひ奮ってご参加ください!

 

口元の写真

大人の歯科矯正は?後悔しないポイントは?治療方法や費用を紹介!

歯科矯正は子どもの時期に行うものである、というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

しかし大人になってから歯並びが気になる、かみ合わせが悪い、という思いを持つ方は少なくありません。歯科矯正は大人でももちろん行うことが可能です。

 

この記事では、大人の歯科矯正について、メリットや懸念点、矯正を成功させるポイントや矯正の費用などを解説します。歯科矯正の検討にお役立てください。

 

 

 

大人になっても矯正はできるのか?

 

歯科矯正は大人になってからでも始められます。

歯根を取り囲む歯槽骨と歯肉が健康であれば年齢に関係なく歯科矯正は可能であり、歯の成長が終わっているため基本的にいつでも始められます。

 

ただし、できるだけ早く歯科矯正を始めた方が歯並びや噛み合わせを改善しやすいでしょう。

加齢とともに口内の状況は変化していくため、「いつまでに歯科矯正を完了させたいのか」という点を意識して歯科矯正を計画的に行う必要があります。

 

 

大人の矯正のメリットは?

 

歯科矯正を行うことで、見た目が良くなるだけではなく、口内の健康状態にも良い影響があります。大人の矯正のメリットについて以下で詳しく解説します。

 

見た目が良くなる

 

歯科矯正の最大のメリットは、見た目が良くなりコンプレックスの解消につながることです。

 

歯並びが悪いと、出っ歯(上顎前突)や口ゴボ(上下顎前突)、叢生(そうせい)などの状態になります。

口ゴボとは、上顎と下顎が前に突き出した状態です。

叢生とは、歯が重なったり斜めに生えたりして乱れた状態です。

口元に自信がないため、口を開けて笑えなかったり、自然に話せなかったりという方も少なくありません。

 

口元は、第一印象を大きく左右します。きれいで清潔感のある歯並びになると気持ちも表情も明るくなるでしょう。

また、自然に笑顔でいる時間が増えることで、周囲に良い印象を与えやすくなります。

 

口内の健康が保てて、虫歯や歯周病の予防になる

 

歯並びを改善することで歯周病や虫歯、口臭などを防いで口内の健康を保つことが可能です。

歯並びが悪いと、歯同士の重なりに邪魔されて歯の隙間に歯ブラシが届きにくくなります。

歯の汚れの付着は、虫歯や歯周病、口臭などの原因になるため正しいケアが必要です。

 

また、歯並びの状態によっては、口を閉じにくいケースがあります。

口が常に開いたままの状態では、口内が乾燥し唾液の分泌量が少なくなりがちです。

唾液は細菌を流す役割を担っているため、唾液の分泌量が少なければ、虫歯などのトラブルを起こしかねません。

 

口が開きやすい歯並びとは、上述した出っ歯・口ゴボ・叢生に加え、開咬(かいこう)が挙げられます。

開咬とは、口を閉じたときに上下の前歯の間に隙間がある状態です。歯科矯正で歯並びを改善し、口内を健康に保ちましょう。

 

 

大人になってからの矯正は危険?5つの懸念点

 

口元を押さえる女性
大人になってからの矯正はリスクが高いといわれることがあります。

歯周病や虫歯などのトラブル、痛みの大きさなどの話を聞くと、歯科矯正を控えたくなる人もいるかもしれません。

以下では子どもと大人について口内や顎の状態の違いに触れつつ、大人の歯科矯正の懸念点を解説します。

 

歯周病や虫歯になりやすい

 

歯磨きの頻度や口内の状態によって個人差はありますが、一般的に大人の口内には子どもの口内よりも多くの細菌がいます。

細菌が多ければ多いほど、歯周病や虫歯が発生しやすくなります。

さらに、矯正装置を付けている状態では歯を磨きづらく、矯正装置にも汚れが付きがちです。

 

ワイヤー矯正をしているときに虫歯や歯周病になると、治療のために一時的に矯正装置を外してから治療を行うケースもあります。

 

虫歯や歯周病を避けるため、矯正中の歯のお手入れには、歯磨きと並行して歯間ブラシの利用も必要です。

また、間食を避ける、ガムなど歯に付着しやすいものを食べない、など矯正中には食生活への配慮も求められます。

 

痛みを感じることが多い

 

治療中は矯正装置を装着し続けるため、食事のときの違和感や、舌が装置に触れる不快感が気になる場合があります。

矯正装置にはワイヤーを使ったものもありますが、ワイヤーの端が口内の粘膜に触れて痛みを感じる場合もあるでしょう。

 

また子どもも大人も、圧力をかけて歯を矯正する点は同じです。ただし、大人の歯は子どもの歯よりも動かしにくい傾向があり、強い圧力をかけて矯正するため、大人の矯正では痛みを感じやすくなります。

大人の歯を動かしにくい理由は、歯茎や骨の成長が完了しているためです。

 

また、大人の矯正期間は子どもよりも長くなりがちです。3年程度かかることも少なくありません。

 

抜歯となるケースがある

 

大人の歯科矯正では、症例によって抜歯が必要になるケースが多いです。

例えば、出っ歯や口ゴボなどの状態では、歯を引っ込めたくても余分なスペースがありません。そのため、抜歯して隙間を作ってから歯を動かします。

健康な歯を抜くことに抵抗を感じる人も少なくありません。抜歯が必要な理由やメリット・デメリットなどをきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶと安心です。

 

歯の根元が短くなる可能性がある

 

歯の根元が短くなる現象を歯根吸収といいます。

通常の矯正では歯根吸収のリスクは少ないですが、矯正装置によって歯に強い圧力が加わったり、何度も矯正をやり直したりすると歯根吸収が起きることがあります。

 

歯の大部分は歯槽骨のくぼみに収まっていますが、歯根吸収が起きると歯槽骨と歯根の間に隙間が生じて歯がぐらついたり、歯が抜けやすくなったりすることがあるのです。

 

矯正を終えた直後は歯根吸収の影響はみられないことが多いでしょう。

ただし、加齢などにより歯茎が下がってきたり、歯周病などのトラブルが発生したりすると、歯根吸収により歯が抜けやすくなります。

 

歯茎が下がる可能性がある

 

矯正装置や歯磨きなどによって歯に強い圧力がかかると、歯茎が下がることで歯が長く見えたり、歯根の一部が見えたりしてしまうことがあります。

歯茎が下がると歯茎に覆われている歯根が露出するため、知覚過敏や歯周病、虫歯のリスクを高める原因になります。

 

また、歯茎が下がると歯と歯の間に「ブラックトライアングル」と呼ばれる三角形の隙間ができることがあり、歯の隙間に汚れが付着しやすいため注意が必要です。

歯周病になったことがある場合、矯正前から歯茎が下がっていることがあるため、さらに歯茎が下がってしまう可能性があるでしょう。

 

 

大人の矯正で後悔しないためのポイントは?

 

歯を磨く女性
大人になってからの歯科矯正は、上述したようなリスクがあります。

しかし、治療方法を確認し、セルフケア・アフターケアなどを怠らなければトラブルを避けやすくなるでしょう。以下では、大人が歯科矯正で後悔しないためのポイントを解説します。

 

治療方法をしっかり検討し、医師と相談する

 

歯科矯正にはさまざまな種類があるため、それぞれのメリットやデメリットを理解して治療方法を決めることをおすすめします。

治療方法を検討する観点には、治療中の見た目・歯磨きのしやすさ・矯正装置のお手入れしやすさ・治療費などが挙げられます。

 

どの歯科医院で矯正を受けるかしっかり検討することは歯科矯正をスムーズに進めるために重要なポイントです。

治療方法の選択などを医師に気軽に相談できるような歯科医院を選びましょう。

矯正治療にはある程度の期間がかかり、定期的に通うことになるため予約の取りやすさや通いやすさも考慮する必要があります。

 

カウンセリングなどで歯科医院の治療方針や医師の雰囲気を確認すると、自分に合っている歯科医院をみつけやすくなります。

 

治療中に違和感があるときはすぐに相談する

 

治療中に痛みを感じたり、違和感があったりする場合は、すぐに担当の歯科医師に相談しましょう。

自己判断で痛みや違和感を放置すると、大きなトラブルになる可能性があります。また、我慢していても状況が良くなる訳ではありません。

特に矯正装置がずれた状態で長期間放置すると、歯が元の位置に戻ろうとする結果、矯正の効果が薄れてしまう可能性があります。

 

担当の歯科医師に相談した方が良いチェックポイントは以下のとおりです。

● 痛みが強い
● かみ合わせが悪くなったように感じる
● 虫歯の疑いがある
● 口臭が強くなったように感じる
● 歯茎が腫れている
● 矯正装置に付着した食べ物が取れない
● ワイヤーの飛び出しや折れなど、矯正装置に異常がある
● 矯正装置が外れた
● マウスピース矯正で、装着する順番を間違えてしまった

 

セルフケアを怠らないようにする

 

子どもの口内と比べると大人の口内は細菌が多く、矯正期間中はセルフケアが重要です。セルフケアの方法は、治療方法によっても異なります。

ワイヤーを使用する矯正の場合は、歯ブラシをさまざまな方向から当てて、磨き残しがないようにします。

矯正装置の位置によっては、どうしても磨きにくい部分もあります。隙間の汚れを取りたいときは、歯間ブラシやタフトブラシを使うのがおすすめです。

 

またフッ素入り歯磨き粉は、虫歯の予防や歯の強化に効果的です。

虫歯になると矯正を中止して治療をする必要があるため、フッ素入り歯磨き粉でケアしても良いでしょう。

 

マウスピース矯正の場合は、歯磨きに加え、マウスピースも丁寧にケアします。

歯磨き粉は基本的に使わず、歯ブラシでマウスピースを優しく磨いてください。

多くの歯磨き粉には研磨剤が入っており、使用するとマウスピースが傷ついてしまうからです。

 

食洗機などを使った熱水での洗浄など高熱に触れるとマウスピースが変形する恐れがあるため避けましょう。

 

アフターケアも忘れずに

 

アフターケアとして、治療後には「後戻り」に注意してください。後戻りとは、矯正後に歯が矯正前の位置に戻ってしまう現象です。

 

後戻りを防ぐには、保定期間としてリテーナーを装着して過ごします。

リテーナーとは、治療を経てきれいになった歯並びを固定・安定させるための装置です。

リテーナーには、マウスピースやワイヤーなどのタイプがあります。また、保定期間は、矯正装置を付けていた期間と同程度を目安に設定されます。

 

リテーナーを装着する目的は、歯や周囲組織の固定化です。

矯正治療が終わったばかりの歯は、歯の周囲の骨が安定していないため後戻りしやすい状態です。

後戻りが起きると、もう一度矯正治療をやり直すことになるかもしれません。

 

歯科矯正は、「歯を適切な位置に動かすステップ」と「適切な位置に移動した歯を固定するステップ」の、2つのステップの組み合わせであると意識して、アフターケアにも力を入れましょう。

 

 

矯正治療方法の特徴や費用は?

 

裏側矯正と表側矯正では、矯正装置を装着する位置が異なります。

ここでは、それぞれの治療方法について、特徴や治療費を解説します。

 

裏側矯正

 

裏側矯正とは、ワイヤーを歯の裏側に装着する矯正方法です。

症例にもよりますが、裏側矯正の治療費は100~150万円程度が目安です。

治療範囲が広くなるほど裏側矯正の治療費は高くなります。

奥歯も含め口内全体を広範囲に治療する場合、150万円以上の治療費がかかるケースもあるでしょう。

 

裏側矯正は外側からは見えにくいため、人目を気にせず矯正できることが大きなメリットです。

特に人に会う機会が多い職種の方は、裏側矯正を行うことを検討するケースも少なくありません。

 

ただし裏側矯正は発音しにくかったり、口内に違和感があったりする場合もあります。

気になる点があれば、事前に歯科医院に相談しましょう。

 

表側矯正

 

表側矯正とは、歯の表側にワイヤーなどの矯正装置を付ける治療方法です。

症例にもよりますが、表側矯正の治療費は60~100万円程度です。

裏側矯正と比べると治療費が抑えられるでしょう。

 

さまざまな症例に対応でき、歯の位置を大きく動かせる点が表側矯正のメリットです。

マウスピース矯正を行う際も矯正装置は歯の表側に装着しますが、歯を動かせる範囲は限られます。

 

一方、裏側矯正と比べると表側矯正は矯正装置が目立ちます。

近年は、カラフルでおしゃれな装置や目立たない透明タイプの矯正装置もあるため、治療中の見た目が気になる場合は歯科医院に相談してみると安心です。

 

 

歯科矯正なら日本橋はやし矯正歯科にお問い合わせください

 

大人でも歯科矯正は可能であり、歯科矯正を受けると、見た目が良くなり口内の健康を保てます。

ただし矯正治療中は、虫歯になりやすかったり違和感や痛みが起きたりすることがあります。

歯科矯正で後悔しないためにも、自分に合った治療方法をしっかり検討し、セルフケアやアフターケアを怠らないことがポイントです。

 

日本橋はやし矯正歯科では、それぞれの症例に適切な矯正プランを提案いたします。

初回カウンセリングを無料で行っているので、歯の矯正治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。

矯正治療の痛みは耐えられる?痛みの原因と対処方法を紹介

矯正治療の痛みは耐えられる?痛みの原因と対処方法を紹介

歯並びをきれいにする方法で最も効果的なのは矯正装置を使用する方法です。

しかしながら、歯列矯正をしたいけれど「矯正装置は痛い」と聞いて、なかなか勇気を出せない人もいるのではないでしょうか。

この記事では矯正中に生じる痛みについて解説します。痛みが生じる要因や対処方法を紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

矯正中の痛みはどれくらいなのか?

 

矯正中の痛みはどれくらいなのか?

矯正中の痛みについてはネット上では少し大げさに表現されている場合があり「四六時中痛みが続く」「食事ができない」「痛くて眠れない」と書かれているのを見たことがあるかもしれません。

歯列矯正は歯に圧力をかけて動かす治療です。

したがってどうしてもある程度の痛みを伴うのはやむを得ませんが、日常生活に支障を及ぼすものでは決してありません。

 

矯正方法にはワイヤー矯正・インビザラインなどのマウスピース矯正があり、矯正方法の違いによって多少痛さが異なる場合があります。

また、実際にはその痛みには個人差があり、痛みを比較的強く感じる人もいますが、痛みがほとんど気にならないという人もいます。

繰り返しになりますが、矯正治療の技術も発達しており、現在の矯正治療では以前のように耐えられない程の痛みを伴うことは通常ありません。

 

 

矯正中の痛みの原因は?

 

矯正中の痛みの原因は?

矯正中の痛みの原因としては主に3つの理由が考えられます。

1つ目に「歯の動きによる痛み」、2つ目が「矯正装置による痛み」、そして3つ目が「ものを噛んだ時の歯の痛み」です。

ここからはそれぞれの痛みの原因、対処方法について紹介していきます。

 

 

歯の動きによる痛みの原因と対処方法

 

歯の動きによる原因と対処方法は以下の3つです。

 

最後まで見れば、歯の動きによる痛みの原因が理解でき、適切な対処方法を知ることができます。
また、鎮痛剤以外の痛みを対処する最新の方法が分かるでしょう。

 

歯が動くことで痛みを感じる原因

 

歯は歯槽骨という骨で支えられており、歯が動くというのはこの歯槽骨内の移動のことを指します。

移動する方向にある骨が吸収してそのスペースに歯が移動し、その後移動してできたスペースに骨が作られるということを繰り返して移動しています。

 

移動する方向にある骨を吸収してスペースを作る初期段階でプロスタグランジンE2という物質が発生しますが、これが、歯が動く時の痛みの原因です。

この痛みは食事などで物を咬んだ時などに、より痛みを感じることがあります。

なかには硬い物が食べづらくなったという経験をされた方もいるようです。

 

しかし以前はそのようなケースも少なくありませんでしたが、現在は大きく改善されています。

また通常この痛みは長期間続くわけではなく、矯正治療が進むにつれて軽減する傾向があります。

 

歯の動きによる痛みはどれくらい続くのか

 

先述のようにこの痛みは長期間続くわけではなく、治療が進むにつれて痛みは軽減されます。

痛みの感じ方は個人差が非常に大きく一概には断定できませんが、一般的には矯正装置を装着してから3時間から6時間ほどで初期段階の痛みを感じ始めます。

初期段階が最も痛みを感じる時期であり、矯正装置装着の翌日から翌々日にかけてピークに達することがほとんどです。

そこから緩和傾向に向かい3日程度するとかなり緩和され、長くても1週間程でほとんど痛みを感じなくなります。

 

矯正治療は基本的に月に1回程度通院して調整を行いますが、この調整を行った後もその都度痛みを感じることがあります。

この痛みも治療が進むにつれて緩和され、通常は3カ月〜半年もすると調整後の痛みも比較的感じにくくなります。

昨今の矯正技術の発達により矯正装置を装着した初期段階から、装置を装着している違和感はあるものの痛みはさほど感じないケースも少なくありません。

もしこの段階で強い痛みを感じる場合は担当医に相談するのが良いでしょう。

 

痛みを和らげる方法は?

 

痛みを和らげる方法としては鎮痛剤を服用する方法があります。

確かに鎮痛剤は効果的で、従来は鎮痛剤を利用することも少なくはありませんでしたが、先述のように現在は矯正治療の技術が発達しており、以前ほど、通常鎮痛剤を飲むほどの痛みを感じることは少なくなっています。

現在は鎮痛剤を服用するのではなく痛みが生じにくい矯正装置を使うことが多い傾向があります。

 

ワイヤー矯正はワイヤーで歯に力を加えて移動させます。

痛みを感じるのはこのワイヤーの力が強すぎることが原因で、この力を弱くすると痛みを緩和させることができます。

矯正治療では50g〜150g程度の弱い力で持続的に圧力をかけることが効果的とされています。

 

昨今ではニッケルチタンワイヤーなどの圧力が緩やかで、かつ持続的に力をかけることができる矯正装置があります。

また細いニッケルチタンワイヤーやレスポンドワイヤーを利用すればさらに弱い力で矯正することが可能です。

鎮痛剤は副作用を伴うため、まずは自分にあった矯正装置を選ぶようにし、緊急の際に鎮痛剤を使うようにするのがおすすめです。

 

 

矯正装置による痛みの原因と対処方法

 

矯正装置による痛みの原因と対処方法は以下の3つです。

 

最後まで見れば、歯の動きによる痛みの原因が理解でき、適切な対処方法を知ることができます。
また、鎮痛剤以外の痛みを対処する最新の方法が分かるでしょう。

 

矯正装置による痛みの原因

 

矯正装置による痛みは主に2つあり、1つが矯正装置を付けた時、交換した時に発生する痛みです。

先述のように歯に圧力がかかるために感じる痛みで時間が経つと共に痛みは緩和方向に向かいます。これはワイヤー矯正とマウスピース矯正どちらでも起こります。

 

もう1つが粘膜や舌に矯正装置があたることで生じる痛みです。

ワイヤーの装置が当たって傷がつく、またはそれが原因で発生する口内炎などで痛みが生じます。

またワイヤーが粘膜に突き刺さって痛みが生じる場合もあります。

 

矯正装置による痛みはどれくらい続くのか

 

矯正装置による痛みは、装置を付けた時をピークに1日かけて緩和に向かい、通常は2〜3日で痛みは感じなくなります。

矯正装置は月に1度交換が必要で、その際に痛みを感じますが、治療が進むにつれてその都度の痛みは緩和されていきます。

 

痛みを和らげる方法は?

 

●粘膜に当たって痛い時

 

ワイヤーが粘膜に当たることで痛みを感じてしまうのは、硬くて尖っている部分で粘膜を傷つけてしまうことが原因です。

したがって対処法は痛みが生じる原因となっているブラケットなどの矯正装置の硬くて尖っている箇所を覆うことです。

 

このような矯正治療中のワイヤーの接触による痛みに対処するために、医療用に開発されたものがあります。

素材にはいくつかの種類があり、主に使用されるのは「医療用ワックス」「医療用シリコン」「デュラシール」「エバダイン」でそれぞれ特徴が異なるためそれぞれのケースに応じて使い分けられます。

 

最も一般的に使用されるのは「医療用ワックス」です。

口の中を乾燥させた後、小さくしたワックスでブラケットを覆って使用します。

非常に軟らかく痛みの軽減効果が高いのが特徴です。

水分に非常に弱いため、飲食を繰り返すとすぐにとれてしまう難点があります。

 

「医療用シリコン」はワックスの「取れやすい」という弱点を補っている点が特徴です。

ワックスよりは若干硬くなりますが取れるたびに付け治すのが面倒な方にはおすすめです。

「デュラシール」と「エバダイン」は本来虫歯治療中の仮封剤として主に使用されるもので、シリコンやワックスと比較して非常に耐久性が良いのがメリットです。

耐久性が良い反面一度つけると取りづらいため、重度の症状の緩和に用いられます。

 

●ワイヤーが当たって痛い時

 

ワイヤーが当たってしまうのは矯正治療中、歯が動くことでワイヤーが後ろから徐々に出てきてしまうことが原因である場合が多いです。

特に治療の初期段階に起こる事象です。

僅かに出ているようであれば前述の「医療用シリコン」「医療用ワックス」で該当の部分を覆ってしまうのが良いでしょう。

ある程度の長さがある場合は飛び出ているワイヤーを切ることも可能な場合があります。

自分で切ってしまうことは避けて、必ず担当医に相談するようにしましょう。

 

●矯正装置が舌にあたって痛い時

 

矯正装置が舌にあたって痛い状態は、主に裏側矯正装置で生じる痛みです。

舌の辺縁部は非常に感覚が鋭く、この部分が矯正装置(ブラケット)にあたると、場合によってはかなりの痛みを感じることがあります。

ごく稀ではありますが、痛みに耐えられない場合は表側の矯正装置への変更が必要となるでしょう。

 

裏側矯正装置も徐々に小さくなっており、昔ほどの痛みを感じることは少なくなっています。

まだま多少尖った部分があるため、多少痛みに対する我慢が求められる裏側矯正装置もあります。

 

そのような不快感をできるだけ軽減し、普段の生活のQOLを損なわないようにするため、日本橋はやし矯正歯科では大きさも小さく、不快感の少ない最新の裏側矯正装置を用いています。

 

 

ものを噛んだ時、歯の痛みの原因と対処方法

 

ものを噛んだ時、歯の痛みの原因と対処方法は以下の3つです。

 

最後まで見れば、歯の動きによる痛みの原因が理解でき、適切な対処方法を知ることができます。
また、鎮痛剤以外の痛みを対処する最新の方法が分かるでしょう。

 

ものを噛んだ時、歯の痛みの原因

 

矯正装置を装着している状態の歯は、歯を移動させるための圧力がかかっており非常に敏感な状態です。

そのため食事などの際に物を噛んだり、上下の歯がぶつかったりした際に痛みを感じる、もしくは痛みが強くなることがあります。

これはワイヤー矯正とマウスピース矯正のいずれの場合にも生じる痛みです。

痛みの度合いや感じ方には個人差があり、強く噛んでもほとんど痛みを感じない人もいます。

痛みを感じる場合でも矯正が進むと慣れて、痛みを感じにくくなるのが一般的です。

 

ものを噛んだ時、歯の痛みの痛みはどれくらい続くのか

 

矯正装置での傷が原因で口内炎ができてしまうこともあります。

個人差はありますが、一般的には口内炎の治癒期間は2週間ほどです。

長引く場合は飲み薬や貼り薬などを服用すると良いでしょう。

 

痛みを和らげる方法は?

 

痛みを和らげる方法としては薬を服用するのが有効です。

口内炎に使用される薬には、殺菌成分・消毒成分・抗炎症成分などが含まれています。

それらの薬を服用することで口腔内の炎症(のどの痛み・腫れ・口内炎など)を鎮めたり、粘膜の修復を助けたりするので効果的です。

また粘膜を保護する作用のあるビタミンB群を食事やビタミン剤で補給することで、症状を軽減できます。

 

しかし症状が口の中全体もしくは、唇や口周辺へも広がっている場合や患部がびらん、潰瘍状態になっている場合などは矯正装置が原因ではなく、他の病気が原因となっている場合も考えられます。

したがって症状によっては早めに医院に確認してもらうのがおすすめです。

 

●噛む力を必要としない食べ物を食べる

 

矯正治療は以前に比べ、その痛みはそれほど大きなものではなくなっています。

それでも装置を付けた初日や治療の初期段階では痛みを感じることもあるでしょう。

その場合の対策としてまず挙げられるのが、噛む力を必要としない柔らかいものを食べる方法です。

矯正装置を付けて間もない頃は歯が敏感になっており、その場合歯が少し触れるだけでも痛みを感じることがあります。

その際はおかゆや麺類などできるだけ歯に負担がかからないよう柔らかいものを食べると良いでしょう。

 

●痛み止めを飲む

 

基本的には現在の矯正治療において耐えられない程の痛みが発生することは稀です。

しかしどうしても痛みが治まらない場合は、鎮痛剤などを飲むと良いでしょう。

あくまでも薬の服用は緊急の場合のみです。

その際は市販の薬ではなく病院から提供されるものを服用するか、市販の薬を代用する場合は医師に相談するようにします。

 

 

痛みの少ない矯正装置は?

 

痛みの少ない矯正装置の記事は以下の2つです。

 

最後まで見れば、歯の動きによる痛みの原因が理解でき、適切な対処方法を知ることができます。
また、鎮痛剤以外の痛みを対処する最新の方法が分かるでしょう。

 

ワイヤー矯正も痛みが少ないものがある

 

矯正治療における痛みを軽減するには痛みの少ない矯正装置を利用するのが最良の方法です。

矯正治療で最も一般的なのはワイヤー矯正です。ワイヤー矯正は痛みを伴うイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

 

先述のとおり最近のワイヤー矯正は痛みが少ないものが開発されており、日本橋はやし矯正歯科では「ローフリクションブラケット」と呼ばれる最新のブラケットを裏側矯正と表側矯正で使用しています。

この「ローフリクションブラケット」はワイヤーとの摩擦抵抗が少ない矯正装置を使用することで以前よりも痛みを緩和することができています。

詳しくはご相談ください。

 

マウスピース矯正を選択肢の1つに考える

 

マウスピース矯正を選ぶのも1つの選択肢です。

マウスピースの矯正装置も歯に圧力をかけるため初期段階の痛みや違和感はやむを得ません。

それでもマウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みを感じにくい傾向があります。

マウスピース矯正は2週間に1度程度の頻度で、定期的にマウスピースを交換します。

1回の交換で歯が移動する距離は約0.25mmです。したがって同じ期間、矯正の力をかけた場合、ワイヤー矯正よりも歯を移動させる距離が少し短いため圧力が弱く痛みを感じにくい仕様になっています。

また口の中で装置が当たる懸念も少なく、歯茎や粘膜を傷つける恐れもありません。

ただし歯の状態によってはマウスピース矯正が適用できない場合もあります。

 

 

相談しやすいクリニックを選ぼう

 

矯正治療は以前に比べて格段に利用しやすくなっています。しかし痛みの感じ方には個人差があるため、適宜医師への相談が必要です。

歯並びの形状は個人差があり、それに伴い治療法も変わるため、矯正を始める前は初回のカウンセリングを行います。

また矯正治療は長期間にわたって行われる治療です。

治療の段階で突発的な痛みを感じる可能性もあります。その際は我慢せずに担当医に相談し適切な治療をしてもらう必要があります。

状況に応じて適宜対応してもらえるように相談しやすいクリニックを選ぶようにしましょう。

 

 

歯科矯正なら日本橋はやし矯正歯科にお問い合わせください

 

矯正装置による痛みの原因と対処方法は以下の3つです。

日本橋はやし矯正歯科の診療風景1 写真は日本橋はやし矯正歯科の診療風景です(院長:林 一夫)。

写真は日本橋はやし矯正歯科の診療風景です。認定歯科衛生士が多く在籍しています。

 

歯並びや噛み合わせは見た目の印象だけでなく、咀嚼機能の問題、虫歯や歯周病のリスクなど健康問題にも大きく影響します。

また歯並びは個人差が非常に大きく、それに伴い歯並びの悩みも人それぞれです。

これらの悩みを解消するには高度な知識、経験、および技術が要求されます。

日本橋はやし矯正歯科はそのような悩み、ほぼ全ての症状に対応できる矯正専門歯科医院です。歯科矯正を検討しているなら日本橋はやし矯正歯科にお問い合わせください。

矯正体験レポート【スタッフA】(4)矯正治療終了の体験レポート

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科スタッフAです。

いよいよ矯正治療終了の体験レポートになりました!

先日、矯正器具を外してもらった結果をレポートしていきます。

 

改めて完成した歯並びに感激し、1年半近くお口にあった矯正器具が無くなると爽快感といつもあった物がなくなり寂しさもあります。(笑)

最初に、これまでの経緯を少し振り返ってみました。

 

 

矯正装置を見られたくないので「裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)」にしました

 

私が使用した装置は裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)です。

選んだ理由は、数年という長期間にわたる治療なので見えないように矯正したかったからです。

 

表側から見るとまったく装置がわからないので、矯正治療を始めてから終わるまで自分から言わない限り、一度も矯正していると周りから言われることはありませんでした。

 

裏側矯正で心配されることもそれほど問題ありませんでした

 

「喋りづらさ」や「装置が舌や歯に当たる」など裏側矯正で心配されることはいくつかありますが、それほどの問題ではありませんでした。

 

喋りづらさは私も気にしていましたが最初の1週間位で慣れ、会話も通常通りで会話に差支えはなかったように思います。

 

また裏側矯正では上顎の装置に下顎の歯が当たってしまうことが多いので、治療の初期にこのような咬み合わせを上げる処置をしましたがこれもすぐ慣れました。

 

装置装着直後の写真です。バイトアップ(バイトターボともいいます)という咬み合わせを上げるための青い材料を上顎の奥歯に着けています。

このバイトアップのおかげで、下の歯が当たるのはほんの最初だけでした。

 

バイトアップについての以下の記事も併せてご覧ください。

バイトアップの素材が新しくなりました!

 

 

裏側矯正だからこその意外なメリットも!

 

装置に食べ物が絡まっても裏側だと見えない!

 

実際に自身が装着してみて、裏側矯正(舌側矯正)にして思いのほか良かったと感じたのは、ラーメンを注文した時のこと(笑)。

山盛りに白髪ねぎが盛られていました。矯正中の方はおわかりいただけるかと思いますが最悪の事態です(涙)。
ワイヤー装置による矯正治療では食べ物が器具に絡まったり挟まったり…どの方も通る道ですが、幸いにも裏側なので大笑いしなければバレない!というところ!(笑)

 

これが表側矯正装置だったら、白髪ねぎが装置に挟まった状態でラーメンを頬張り…ということになっていたかもしれません。

 

裏側矯正は表側よりも虫歯になりにくい!

 

そして意外に思う方もいるかと思いますが、実は表側よりかは裏側の方が唾液の自浄作用によって汚れは溜まりにくいです。(絡まった長ネギは厳しいかもしれませんが…)

 

デコボコ歯の歯ブラシがしにくい部分が矯正器具により、更に歯ブラシがしづらく、虫歯や歯周病の予防も重要となってきますが、舌側矯正の場合自浄作用が働きやすいところもメリットです。

 

歯列の状態や、ライフスタイルなども踏まえご自身にあった矯正器具選びも重要です!

 

…このように様々な大変なこともありましたが、これから歯を見せて思いきり笑えたり、不正咬合による口腔内の悪影響のリスク回避ができたことに比べると、矯正中の不便さなんて全然たいしたことではないなと思います。

本当に私は矯正治療して良かったなと感じます!

 

では、レポートしていきます!

 

 

 

症状と治療の経過

 

私が矯正治療で行っていた主な治療内容はこちらです。

  1. 過蓋咬合(deep bite)
    咬み合わせが深く、上の前歯が下の前歯に大きくかぶさっています。
  2. 上下の正中線の不一致
    顔の正面中央の前歯が上下で左右にずれてしまっています。
  3. 上顎中切歯のブラックトライアングル
    歯と歯の根元が空いていて、黒い三角形ができてしまっています。
  4. 前歯部の叢生
    前歯のガタガタ歯(歯の凸凹)が目立ちます。

 

1. 過蓋咬合の経過

 

以前は上の歯が覆い被さり下の歯がほぼ隠れてしまっていました。

本来であれば下の歯の先が2~3mm隠れるのが理想です。

治療前は笑った時に上の歯しか見えなかったのが、理想的な位置まで改善されました。

治療前 治療後

 

2.上下の正中線の不一致の経過

 

正中線とは噛んだ時の上下の歯の真ん中を言います。

今まで上の歯であまり見えていなかったこともあり、指摘されるまで気が付かなかったのですが、実際には1mmくらいずれが生じていました。

これもピッタリ揃うところまで改善できました!

治療前 治療後

 

3.上下切縁のブラックトライアングルの経過

 

前歯のガタガタ歯(凸凹歯)や歯の形・歯肉退縮も原因でしたが、真ん中にトライアングル状に隙間がある事で汚れも挟まりやすく歯列不正で特に気にしていました。

台形だった歯の形もバランスを見ながら形成してもらい目立っていた空隙が消失しました。

治療前 治療後

 

4.前歯部の叢生

 

叢生とは歯の大きさと顎の大きさのバランスにより部分的に凸凹に重なってしまう状態です。

重度な叢生ではないものの前歯の叢生は口の元の印象を大きく変え、綺麗なU字型に収まりました。

実際には前歯の凸凹は6か月経たずうちに解消されました。

いったい気になっていた何十年は何だったのか…早く治療したら良かったです(笑)

(治療前) 上の歯 (治療後) 上の歯

 

「やって良かった!」を共有していきたいです!

 

今回、自分でしかわからないような細かい所まで林先生に診て頂きました。

矯正治療はどこで終わりにするか…は先生の見解だけではなく、細かい部分にまでとことん診て頂き、あらゆる状態を確認しながら決めていきました。

これは日本橋はやし矯正歯科に通院されている患者様も、これから矯正治療を考えている方も同じです!
やって良かったと思って頂けるような治療に専念しています。

 

気になっていることがあれば先生でも衛生士でもよいのでぜひお気軽にご相談下さい!

 

ニッコリ…!!

 

 

スタッフAの矯正体験レポートはこちら!

 

私がまとめたこれまでの強制体験レポート、ぜひ読んでみてください!

矯正体験レポート【スタッフA】(1)過蓋咬合やガタガタ歯が悩み!

 

矯正体験レポート【スタッフA】(2)どの矯正方法を選ぶ?

 

矯正体験レポート【スタッフA】(3)IPRの説明と感想

矯正治療終了!リテーナーの段階へ【スタッフC】

みなさんこんにちは。スタッフCです。
ついに矯正装置が外れましたので、今回は矯正治療とリテーナーについてお話します。

 

 

矯正治療のこれまでの経緯

 

お話の前に、私の治療の経過を記した記事をご紹介します。

 

私が矯正治療を決めた最大の理由、それは写真写りでした。
歯医者さんが苦手でしたがそれ以上に自分の歯並びに悩んでいたのです。

矯正体験レポート【スタッフC】(1)写真写りが気になっていた

 

治療を開始し、痛みや食べ物などの工夫など普段の生活で気づいたことも記事にしました。
矯正治療をされている方はぜひ読んでみてください!

矯正中の食事 食べやすいもの、食べにくいもの

 

そして矯正治療が終了しましたので、その次の段階「保定」に進みます。
「矯正が終了したら終わりじゃないの!?」って思われてる方もいらっしゃるかもしれませんが…まだすべてが終わったわけではないのです!

 

歯が動くメカニズムを以下に説明させていただきますね。

 

 

矯正が終了したら「静的矯正治療」を続けます

 

矯正治療中は歯を動かすので「動的矯正治療」、そして矯正治療が終わった後は「静的矯正治療」をしばらく行います。
まずはこちらについての説明をいたします。

 

動的矯正治療について

 

人の体の骨には「破骨細胞」と呼ばれる骨を吸収する細胞と「骨芽細胞」という骨を形成する細胞があります。
この2つの細胞の働きにより、骨の新陳代謝が行われています。
矯正歯科ではこの骨の代謝を活用して歯並びを整えていきます。

 

歯根の周りには「歯根膜」という薄い膜があり、物を噛んだときの衝撃を吸収したり、食感を脳へ伝達するなどの働きがあります。

 

歯科矯正では、矯正装置を使って動かしたい方向に力を加えてこの歯根膜を圧迫します。
すると破骨細胞が活性化されて骨を吸収し、反対側の歯根膜では骨芽細胞が活性化されて新しく骨を形成します。
このように、歯槽骨の中で骨の吸収と形成が繰り返されながら骨の代謝を行い、目的の場所まで歯を動かすことを「動的矯正治療」といいます。

 

歯根の周囲で骨を作り変えながら地道に歯を動かしていたわけですね!
この「動的矯正治療」が一般的に言われる「矯正治療」を指します。

 

 

静的矯正治療はリテーナーで行う

 

しかし動的矯正治療が終わったからと言ってこれで終わりではありません。
人間の体には元の状態に戻ろうとする働きがあり、何もしていないと元の歯並びに後戻りしてしまう習性があるのです。
特に動的矯正治療終了直後は、歯の周辺組織が不安定なので、歯が動きやすい状態です。

 

せっかく手に入れたキレイな歯並びを維持するためにはリテーナーと言われる「保定装置」をしばらくの間は装着する必要があります。

 

この、後戻り防止のリテーナーを使用することを「静的矯正治療」といいます。
動かす治療と同じくらい、動かさない治療も大切なのです。

 

当院で使用するリテーナー

 

当院ではほとんどの患者さまにマウスピースタイプの「クリアリテーナー」を使用しています。
(嘔吐反射などの理由でマウスピースタイプが使えない患者さまにはフィックスドリテーナーを使用します)

 

 

 

クリアリテーナーは透明なので装着していてもほとんど気付かれません。

初めてクリアリテーナーを装着した時は少し違和感がありますが、初めて矯正装置を着けた時と同様に数日で慣れてしまいます。

 

 

クリアリテーナーで気をつける点

 

静的矯正治療に不可欠なこのクリアリテーナーですが、取り扱いに少し注意が必要です。

 

装着中は水しか飲めない!

 

まず、クリアリテーナー装着中(外すことができない時)は、基本的に水しか飲めません。
コーヒーやお茶などは着色の原因に、ジュースやスポーツドリンクなどは虫歯の原因になります。
そして熱い飲み物は変形の原因になります。

 

水以外の飲食事には一度クリアリテーナーを外して、飲食が終わったら歯みがきをしてからクリアリテーナーを装着するようにしましょう。

 

クリアリテーナーは清潔にする!

 

飲食時以外の時間のほとんどをクリアリテーナーと共に過ごすので、清潔に保つことも大切です。
僕はタブレットタイプの洗浄材を週2回使用しています。

 

絶対になくさない!

 

それから外食時や旅行でも注意が必要です。

 

「昨日の飲み会楽しかったな~
あれれ?クリアリテーナーが無い…
飲み会の前にクリアリテーナーを外したところまでは覚えてる…
ケース持っていくの忘れたからクリアリテーナーをティッシュに包んで…
そのあとの記憶が…」

 

汗 汗 汗

 

という感じに、紛失してしまったり壊れてしまうと再製作になってしまいます…!
出先でクリアリテーナーを外したら必ずケースに入れて、お財布やスマートフォンと同じように大事に保管してください。

 

詳しい着脱方法や注意事項、洗浄方法などは衛生士から説明があるので、説明をよく聞いていただいて、正しく使用しましょう。

 

 

矯正治療を終えて

 

矯正して…よかった!!

 

「いつか矯正しよう」と思いながらもずっと先延ばしにしていた僕ですが、何回かブラケットが外れてしまったりワイヤーが折れてしまったり歯ブラシの毛が装置に挟まったりしながらも、2年弱の治療期間を経て無事に矯正装置が外れました。

 

心配していた食事や歯みがきも、気を付けることはあるものの、すぐに慣れてしまいました。

 

治療前と治療後をご覧ください!

治療前 治療後

 

コンプレックスだった歯と歯の隙間が閉じた今、思うことはただひとつ。
「矯正して良かった!」ということです。

これでもう、カメラを向けられても口元を隠さず写真に写ることができます。

 

あと、矯正するといろいろな場面で歯並びを褒められます。
初対面の人から「えっ?歯並びめっちゃきれいですね!」と言われたりします。
歯並びがコンプレックスだった僕にとっては、それが地味にうれしいです…!

 

僕の矯正治療の経験が「歯並び気になってるけどどうしようかな~」と迷っている方の背中を押すことができたら本望です。

矯正に迷っている方は、当院のカウンセリングは無料ですので、本当にお気軽に来ていただければと思います。

お待ちしております!