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当院のカウンセリング(4)経験と実績に基づくサージェリー・ファースト

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。
当院のカウンセリングご紹介、今回はサージェリーファーストについてお話します。

 

サージェリーファーストはこちらのページで説明していますので先にお読みいただくとコラムの内容がわかりやすくなるかと思います。

サージェリーファースト (外科的矯正治療)

 

 

サージェリーファーストとは

 

「サージェリーファースト」とは、矯正治療において外科手術を先行して行う治療方法を指します。

通常の外科的矯正治療では、手術前に数年の術前矯正を行い、その後に外科手術を行う流れが一般的です。

しかしサージェリーファーストでは、最初に外科手術を行うため、早期に顔貌の改善が得られるという大きな利点があります。

 

特に下顎前突や顔面非対称などの顎変形症でお悩みの方にとって、手術後すぐに横顔や口元の印象が改善されることは、心理的にも大きな安心感につながります。

 

 

日本橋はやし矯正歯科のサージェリーファーストの実績

 

当院はこのサージェリーファースト治療を10年以上にわたり継続して行ってきました。

年間の症例数は30例以上にのぼり、豊富な臨床経験を蓄積しています。

この実績は、サージェリーファーストを希望する患者さまにとって大きな信頼材料となります。

 

 

当院のサージェリーファーストにおける外科手術の特徴と安全性

 

 

外科手術というと入院必須なイメージがありますが、下顎のみの手術の場合は入院不要(デイサージェリー)で対応可能です。

 

また外科手術は、東京で豊富な治療実績を持つ著名な美容外科医(リラ・クラニオフェイシャルクリニック)が担当。

 

もちろん患者さまご自身が選定した美容外科医とも連携可能で、チーム医療による柔軟な対応を行っています。

 

当院は矯正専門医として、外科医と密に連携を取りながら、最適な治療プランを構築しています。

 

 

当院のサージェリーファーストのカウンセリング

 

サージェリーファーストのカウンセリングをお受けになるほとんどの方が「サージェリーファーストについて聞きたい」という目的をお持ちです。

つまり、さまざまな方法で得られた知識ですでにこの治療法を知っていて

 

  • 自分はサージェリーファーストで治療した方が良いと思う
  • またはサージェリーファーストは良い治療法だから受けたい
  • でもどのクリニックで受ければいいかわからない

 

ということで、サージェリーファーストを行なっているクリニックをお探しになり、ご来院になります。

 

当院は次からご説明するような詳しいシミュレーション等を行いカウンセリングをしておりますので、ほとんどの患者さまにご納得していただいております。

 

 

サージェリーファーストのカウンセリングで大切にしていること

 

サージェリーファーストは特殊で高度な治療であるため、カウンセリングの段階で不安を解消することが極めて重要です。
当院のカウンセリングでは以下の取り組みを行っています。

 

横顔シミュレーション

 

CBCTでの撮影やセファログラムの分析で治療後の横顔の画像を作成します。
下顎前突などの側貌の改善を、治療前に画像で確認可能です。

CBCTはこちらで説明しています。

当院のカウンセリング(1)CBCTの活用

 

セファログラム分析についてはこちらをご覧ください。

当院のカウンセリング(2):セファログラム分析

 

横顔シミュレーションについてはこちらで詳しく説明しています。

当院のカウンセリング(3)横顔シミュレーションで見える未来

症例の確認

 

豊富な症例の中から、患者さまの状態に近い例をご提示し、一緒に確認させていただきます。

症状及び治療の流れなどをを具体的に理解していただけます。

 

当クリニックの症例集ページ。さまざまな条件で絞り込めるので便利です。

以下よりご覧いただけます。

症例集 (症例一覧) | 日本橋はやし矯正歯科

 

 

選択肢のご提示

 

サージェリーファーストにもいくつかの方法があり、その違いと特徴をわかりやすくご説明します。

 

下顎の後退のみサージェリーファーストで行った場合のシミュレーション

 

この写真は下顎のみの後退を行った場合の外科手術前後の横顔変化のシミュレーションを示しています。(術前:左/術後:右)

 

下顎をシンプルに9mmほど後退させたときの術後の予測となします。

 

下顎の後退とオトガイ形成をサージェリーファーストで行った場合のシミュレーション

 

この画像は先ほどの下顎の後退とオトガイ形成を併用した場合の横顔変化のシミュレーションになります。(術前:左/術後:右)

 

下顎の後退とともに、オトガイ部は3mmほど前方に出しています。
数ミリの調整が顔貌に大きな変化をもたらします。

 

このように患者さまのご要望に応じた術式を追加してシミュレーションを行うことが可能となっておりますので、より詳細に術後変化を予測することで最終的な治療計画に近いプランをカウンセリング時に共有することができます。

 

顔面非対称への対応

 

顔面非対称の場合、多くは上下顎の外科手術が必要になります。この治療には非常に高度な技術と豊富な経験が求められます。

 

当院では、これまでの臨床実績と高度な診断技術により、患者さまに最適なプランをご提案できます。カウンセリングの段階で、どのようなアプローチが必要になるのかをしっかりとお伝えします。

 

費用と満足度について

 

サージェリーファーストは全額自費診療となるため、費用の面では通常の矯正治療より負担が大きくなります。

しかし、短期間で顔貌改善が得られる満足度の高い治療であることから、近年この方法を選択される患者さまは増加しています。

 

まとめますと費用と満足度については患者さまには以下のような特徴があります。

  • デメリット:外科手術を伴う分、治療費用は通常の矯正治療よりも高くなる
  • メリット:骨格から治すため、治療期間は短くなる
  • メリット:骨格から治すため、早期に顔貌に変化があり治療のモチベーションが高い
  • メリット:骨格から治すため、大きな改善が期待できる

 

 

私たちはサージェリーファーストのエキスパート集団です

 

日本橋はやし矯正歯科は、サージェリーファースト治療に長年取り組み、多数の実績を積み重ねてきました。

当院のカウンセリングを受けていただくことで、治療全体の流れを正しく把握し、不安を解消したうえで手術と矯正に臨むことができます。

 

私たちは、サージェリーファースト治療のエキスパート集団として、患者さまのご期待に応える治療を提供いたします。

当院のカウンセリング(3)横顔シミュレーションで見える未来

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科院長、林 一夫です。

 

今回は当院の矯正カウンセリングの第三弾として、カウンセリング時に行っている「横顔シミュレーション」についてお話させていただきます。

 

これまで公開したシミュレーションに関するコラムもご覧下さい。

 

当院のカウンセリング(1)CBCTの活用

当院のカウンセリング(2):セファログラム分析

 

 

横顔シミュレーションとは?

 

歯科矯正の横顔シミュレーションとは、矯正治療によって歯並びが改善された後に、顔の横顔がどのように変化するかを、事前に画像や動画で予測・可視化するものです。

 

矯正治療を始めるときに多くの方が気にされるのが「治療後に自分の横顔や口元がどう変わるのか」という点です。

 

特に「口ゴボ」でお悩みの患者さまにとって、抜歯矯正で口元がどの程度改善されるかを事前に知ることは非常に重要です。

※口元がゴボッと前に出ている状態

 

当院では、最新のデジタル技術を活用し、横顔シミュレーションをカウンセリング段階で行っています。

これにより、術後の横顔の変化を具体的な画像として確認でき、治療のイメージを明確に掴んでいただけます。

 

 

口ゴボってどんな状態?

 

口ゴボとは正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」または「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」の二つの状態を指すことが多いです。

 

前歯が出っ張った結果、口元がゴボッと前に出ている状態を指します。

 

口ゴボの状態とそうでない状態です。左が口ゴボです。

記事の後半で口ゴボの実際例のお写真もお見せいたします。

 

 

横顔シミュレーションの工程

 

 

一般的な矯正カウンセリングではほとんど行われない、当院ならではの工程をご紹介します。

 

  1. CBCT撮像:骨格や歯の位置を三次元的に把握
  2. セファロ画像の再構築:CBCTデータから頭部X線規格写真を生成
  3. セファログラム分析:上下顎の位置関係や歯の傾斜度を評価
  4. セファロトレース図作成:骨格・歯列を線画化して可視化
  5. 簡易診断から抜歯部位の仮決定
  6. 側貌写真とセファロトレース図の重ね合わせ
  7. 歯の移動シミュレーション:画像上で歯を仮想的に移動させる
  8. モーフィング技術による軟組織変化の反映:唇や口元の変化を再現
  9. 横顔改善後の画像完成

 

 

こちらはCBCT(歯科用CT)の画像です。

歯だけではなく頭蓋骨や歯の根っこの情報まで得られているのがわかります。

 

このCBCT画像を専用の専用の機器で3Dデータに再構築し、ここからセファロ画像を作成します。

 

そのセファロ画像を分析し、骨格や歯の位置などを示すために歯や骨の輪郭などをトレースした「セファロトレース図」を作成します。

 

そしてこのセファロトレース図に横顔のお写真を重ね合わせ(左)、さらにモーフィング技術による軟組織変化の反映 → 唇や口元の変化を再現し(右)、治療後のシミュレーション画像を作成します。

 

 

実際の治療前・治療後のシミュレーション写真

 

左が治療前、右が治療後のシミュレーション写真です。

 

(症例1)

 

(症例2)

 

ここまでシミュレーションできると実際の治療のイメージがとても湧きやすいです。

 

 

横顔シミュレーションのメリット

 

横顔シミュレーションには多くのメリットがあります。

  • 矯正後の変化を事前に確認できる
  • 治療に対する不安が軽減される
  • 治療後のゴールを明確にイメージできるため、モチベーションが上がる

上記はいずれも、患者さまの心理的な不安を払拭し、矯正治療を始める際の前向きなモチベーションになります。

 

横顔シミュレーションは、矯正治療を行う患者さまの大きな支えだといっても過言ではないと思っております。

有料カウンセリングだからこそ、カウンセリングの段階で、精密かつ価値のある横顔シミュレーションをご提供できるのです。

 

 

日本橋はやし矯正歯科の強み

 

当院では、カウンセリングの段階でここまで精度の高いシミュレーションを行うことを大切にしています。

 

これは非常に稀な取り組みであり、一般的な矯正相談ではあまり行われない当院ならではの3Dデジタル矯正技術と診断力によって実現しています。

 

矯正治療は長期間にわたる治療ですが、最初に正確なイメージを持つことが治療の満足度を大きく左右します。

 

有料カウンセリング以上の価値をお伝えできるよう、常に最新のデジタル技術を取り入れています。

 

 

精密検査のご予約で実質無料になります

 

初回カウンセリング費は、当クリニックで精密検査をご予約いただいた方にはキャッシュバックしておりますので、実質無料となります。

お気軽にお越しください。


横顔シミュレーションは、矯正治療を検討する患者さまにとって非常に有益な診断ツールです。

 

当院では、CBCT・セファロ分析・モーフィング技術を組み合わせ、術後の横顔の変化を具体的にお示しすることで、安心して矯正治療を始めていただける環境を整えています。

 

矯正治療をお考えの方は、ぜひ一度当院のカウンセリングで、将来の横顔を体験してみてください。

当院のカウンセリング(2):セファログラム分析

前回に続き、当クリニックの初回カウンセリングについてのお話です。

前回のコラムをご覧になってない方はぜひお読みください。

 

当院のカウンセリングにおけるCBCTの活用

 

 

当院では初回カウンセリングで「セファログラム分析」を行います

 

矯正治療の診断において欠かせないのが「セファログラム分析(頭部X線規格写真の分析)」です。

セファログラム分析とは、上下顎の位置関係・歯の傾斜度・顎顔面全体のバランスを数値的に評価できる専門的な診断法です。

 

当院では最新の歯科用CBCT(コーンビームCT)を活用し、再構築画像からセファログラム分析を行っています。

 

このように、当院のカウンセリングでは、通常は精密検査を受けなければ得られない情報を、カウンセリングの段階で可視化・説明できることが大きな特徴です。

 

歯科用CTについてはこちらをご覧ください。

最新設備導入のお知らせ(CBCT/口腔内スキャナー)

 

 

セファログラム分析でわかること

 

  • 骨格のバランス
    上顎と下顎の大きさや位置関係。
    出っ歯や受け口の原因が、歯の傾きだけでなく骨格にあるかどうかがわかります。
  • 歯の位置と傾き
    前歯や奥歯が、骨格に対してどのくらい傾いているかを正確に測定します。
  • 横顔のライン
    鼻先から顎先を結んだEライン(エステティックライン)に対する唇の位置を評価し、横顔のバランスを考慮した治療計画を立てるのに役立ちます。

 

この分析は、単に歯並びを整えるだけでなく、顔全体のバランスや機能を考慮した、より包括的な治療を行うために非常に重要です。

 

 

セファログラム分析で明らかになること

 

当院のカウンセリングで行うセファログラム分析では、以下の評価が可能です。

  • 上下顎の前後的な位置関係:出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)の程度を数値で把握
  • 上下顎の垂直的な位置関係:顔の長さや上下のバランスを客観的に評価
  • 前歯の傾斜度:歯の角度や突出具合を分析し、口元の印象に直結する要素を確認
  • 顎顔面形態の全体像:通常は精密検査を行わなければ得られない骨格情報を早期に確認可能

これらにより、患者さまは自分の歯や顎の状態を科学的根拠に基づいて理解でき、治療方針への納得感が大きく高まります。

 

こちらの画像はセファロ分析のトレース図の一例です。

 

 

この画像は実際の数値と平均値との比較を行い、問題点の抽出を行う分析法を示しています。

解剖学的な基準点をポイントすることで自動で計算され、セファログラム分析のトレース図に反映されます。

 

 

横顔シミュレーションの利点

 

カウンセリング時に行うセファログラム分析の大きな魅力は、横顔シミュレーションです。

  • 歯の移動に伴う口元・横顔の改善を予測できる
  • 外科的矯正治療の場合、手術で顎骨を移動した際の横顔の改善シミュレーションも可能

患者さまにとっては「治療を受けると横顔がどう変わるのか」を具体的にイメージできることが、安心して治療を始めるための大きな要素となります(次回のコラムでご紹介させていただきます)。

 

 

当クリニックの有料カウンセリングの価値

 

日本橋はやし矯正歯科の初診時おける矯正カウンセリングは有料ですが、簡易診断でありながら最終的な治療計画に極めて近いプランを提示できる点が特徴です。

矯正治療は数年にわたる長期治療だからこそ、最初の診断で正確な情報を得ることが成功への第一歩となります。

 

さらに、当院ではCBCTの低被ばく撮影を用いるため、安全性にも配慮しながら精度の高い診断を実現しています。
有料である以上の価値を感じていただけるよう、患者さま一人ひとりに合わせた情報提供を行っています。

 

精密検査のご予約で実質無料になります

 

初回カウンセリング費は、当クリニックで精密検査をご予約いただいた方にはキャッシュバックしておりますので、実質無料となります。

お気軽にお越しください。

 


 

セファログラム分析は、矯正治療の診断・治療計画において欠かせない専門的手法です。

 

日本橋はやし矯正歯科ではCBCTを用いたセファログラム分析と横顔シミュレーションをカウンセリング段階から行い、患者さまが安心して治療に臨めるよう、科学的根拠に基づいた詳細な情報と最適な治療プランをご提示しています。

 

矯正カウンセリングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院のカウンセリング(1)CBCTの活用

当院では、カウンセリング時にCBCTによる撮影を行い、それを元に治療方針までをお話させていただいております。

このCBCTについて今回は詳しくご説明、そしてCBCTを使用したカウンセリングのメリットをお話させていただきます。

 

 

CBCTとは?

 

CBCT(歯科用CT/コーンビームCT)は、歯科・矯正治療専用に開発された三次元画像診断装置です。

従来のレントゲン写真(2D画像)では把握しきれなかった、骨格や歯根の位置・角度・周囲の骨の状態を三次元的に捉えることができます。

これにより、より精密で安全な診断と治療計画の立案が可能になります。

当院の機種:トロフィーパン スープリーム 3D

 

今回導入したCBCTについては以下の記事でも解説していますので併せてご覧ください。

 

最新設備導入のお知らせ(CBCT/口腔内スキャナー)

 

CBCTで得られる情報

 

当院では最新のCBCT装置を導入しており、以下のような情報を詳細に把握することができます。

  1. 顎骨の立体的な形態:上下顎の骨格の大きさやバランスを確認
  2. 歯根の位置と角度:隣接歯や骨との関係性を精密に把握
  3. 埋伏歯や親知らずの状態:神経・血管との距離を含めて安全に評価
  4. 気道のスペースや関節の状態:矯正治療だけでなく全身の健康との関連も診断可能

 

全身の健康状態への対応も行う

 

上記4番目の「気道のスペースや関節の状態」は一見矯正治療と無関係に見えますが実はとても大切なことです。

 

もともと気道が狭い人は睡眠無呼吸との関連が強く、外科手術で下顎を後退させる治療は注意が必要です。

また狭窄歯列弓を改善すると舌の位置が正常に戻り、気道が拡大することもあります。

顎関節の状態は正確に確認することができるので、顎関節症との関連事項も正確に評価できます。

このように当院の矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、患者さまの様々な健康リスクにその都度対応させていただいています。

 

さらに、当院で使用しているCBCTは被ばく線量が非常に少ない設計となっており、必要最小限の放射線で高精度な画像を得ることができます。

お子さまから大人の方まで幅広い患者さまに、安心して頂き撮影ができるのも、大きな特徴です。

 

矯正治療におけるCBCTの利点

 

矯正治療は長期間にわたる治療だからこそ、最初の診断の精度が結果に直結します。CBCTを用いることで

  • 治療開始前に「リスク」と「歯の移動の限界」を明確化できる
  • 歯の移動シミュレーションにより、横顔や口元はもちろん、変化を予測できる
  • オーダーメイドの装置設計に反映し、効率的で無駄のない歯の移動が可能になる
  • 歯の移動による歯肉退縮、歯根吸収等のリスクや副作用を把握できることにより、治療のトラブルを防ぎ、安全性を高められる
  • 3Dデジタル矯正で患者さまの歯周組織の3次元的な状態を考慮した、オーダーメイドの矯正装置の設計が可能

等があらかじめわかるのでとても安心です。

 

また、患者さまはご自身の画像をモニターで見て頂きながらのご説明になりますので、「自分の歯や骨格の状態が視覚的にわかる」という点でも、治療への納得感や安心感につながります。

 

 

当院のこだわり〜カウンセリングのCBCT使用

 

当院では、矯正治療のカウンセリング時にCBCTを積極的に活用しています。

CBCTをお持ちのほとんどの歯科矯正クリニックでは、CBCTは診察時に使用しますが、カウンセリング時には使われていないようです。

当院では、

  • より多くの方に3Dデジタル矯正の素晴らしさを体験して頂く
  • カウンセリングから診療までをシームレスに繋げることで、より効率的・質の良い治療を行う

ために、このCBCTを使用することにこだわっています。

 

多数の症例経験とデジタル矯正技術を組み合わせ、エビデンスに基づいた診断と精密な治療計画をご提案いたします。

 

「本当に自分に合った矯正治療を受けたい」「安全性や仕上がりにこだわりたい」方にとって、CBCTはカウンセリングには欠かせない機器だと思っています。

 

当院のカウンセリングについて

 

無料相談(カウンセリング)との違い

 

一般的な無料相談(カウンセリング)では「費用の目安」「おおよその治療方法」のみが説明されることが多いですが、当院の有料カウンセリングでは、ご自身のデータに基づいた精密な診断情報をその日のうちにご説明しています。
これは、治療の成否や納得感に直結する極めて重要なステップです。

 

当院のカウンセリングの実質無料の仕組み

 

カウンセリング後に精密検査をご予約いただいた場合は相談料を全額キャッシュバックいたしますので、実質的なご負担なく受けていただけます。
「費用がかかる=リスク」ではなく、「情報を得ることでリスクを減らす」ための投資とお考えください。

※カウンセリング後すぐに精密検査の予約をしなければいけないということではありません。じっくりご検討ください。

 

安心できる矯正治療のために

 

矯正治療は数年にわたる長い道のりです。
「最初の診断の段階でどれだけ正確な情報を得られるか」が、治療の効率性・仕上がり・安全性を大きく左右します。
当院は“有料カウンセリングだからこそ得られる価値”をしっかりご提供いたします。

 

精密検査のご予約で実質無料になります

 

初回カウンセリング費は、当クリニックで精密検査をご予約いただいた方にはキャッシュバックしておりますので、実質無料となります。

 

ぜひカウンセリングの時点でCBCTをご体験ください

 

CBCTは、矯正治療の診断・治療計画において欠かせない最先端の技術です。
被ばく線量も最小限に抑えながら、高精度の情報を得られるため、安心して治療に臨んでいただけます。

 

当院では、カウンセリング時からこの最新機器を活用し、患者さま一人ひとりに最適で安心頂ける治療をお届けしています。

歯の凸凹、八重歯、正中線のズレの治療例

みなさんこんにちは日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。
今回はハーフリンガル(上顎裏側矯正、下顎表側矯正)で治療を行った症例をご紹介いたします。

 

 

歯並びの悪さで笑顔に自信を持てませんでした

 

35歳、女性。歯並びの凸凹(叢生、ガチャ歯、乱杭歯)、八重歯等の改善を希望して来院されました。

歯の凸凹が重度で笑顔に自信がないと、かなり悩まれていた患者さま。

 

こちらが治療前のスマイルのお写真です。

 

治療前の口腔内写真、こちらは正面からのお写真です。

上顎の八重歯が目立ち、また歯の凸凹も多く、正中線もわずかにズレています。

 

右側面の口腔内写真です。

歯の凸凹が目立つ上、上顎右側第一小臼歯の歯肉退縮が認められ歯根が露出しています。

※第一小臼歯は奥から4番目の歯です。

 

 

歯肉退縮への対応も治療プランに含める

 

歯肉退縮とは、歯茎が下がって、本来歯肉の中にあるべき歯根が露出してしまうことを指します。

放っておくと虫歯になりやすかったり等の健康リスクがあります。

歯肉退縮の原因は、咬合性外傷、歯ぎしり、食いしばり等のさまざまであり、予防する方法はあまりありませんので、早期の発見と対応が大切になります。

今回は矯正治療の過程でこの歯肉退縮も対応することになりました。

 

 

患者さまへのご説明と診断、治療プラン

 

患者さまのお悩みとご希望に加え、こちらからは歯肉退縮についても説明をさせていただき、最終的に合意に至った診断と治療方針の概要です。

  • 診断:上下顎に重度の叢生、前歯の唇側傾斜を有する骨格性のⅠ級症例
  • 治療方針:上下顎両側第一小臼歯、下顎両側第二小臼歯の抜歯してハーフリンガル装置で治療

上記にあるように、歯肉退縮が見られる上顎第一小臼歯も抜歯いたします。

 

歯肉退縮がなければ本来は別な歯の抜歯をしているケースですが、歯肉退縮している歯を抜歯して歯列を整えることで、口腔内の健康状態が改善されます。

 

 

3Dデジタル矯正のシミュレーションで治療計画を立てます

 

当院ではこのように骨、歯、歯根をモデル化した3Dモデルを用いて治療前から治療後に至るまでのシミュレーションを行い、治療計画を詳細に計画しております。

 

こちらは治療前の3Dモデルです。

こちらの画像を見ると、上顎第一小臼歯の歯肉退縮がよくわかります。

 

こちらは抜歯をした状態です。

 

そしてこちらが治療後のシミュレーションモデルです。

 

横に並べると変化の状態がよくわかります。

 

治療前 抜歯後 治療後

 

 

治療後は「自信を持って笑顔になれる」とお喜びに

 

術後のスマイル写真です。

スマイルラインも改善され「自信をもって笑顔が作れる」と大変お喜びいただきました。

 

術後の口腔内写真、まず正面です。

叢生、八重歯が適切に改善され、理想的な歯並びとかみ合わせを獲得することができました。

 

右側面です。

上顎の第一小臼歯を抜歯したので歯肉退縮もなくなり、歯肉の部分もバランスよくなりました。

 

術後予測との比較を示します。

 

治療前 治療後
シミュレーション
口腔内写真

 

ほぼ計画通りに治療が完了したことがお分かりいただけると思います。

 

デジタル技術を用いた治療計画のは予知性が高く、治療前にしっかりと術後のイメージをつかんでいただき治療を開始していきますので、安心して治療を継続していただくことが可能だと言うことをご理解いただけたと思います。

 

 

今回の治療例まとめ

 

今回の治療例の概要を以下におまとめしました。

同様の症状であっても患者さまにより治療方針は異なりますが、ぜひ参考にしてください。

  • 診断:上下顎叢生、犬歯の低位唇側転位、上下顎前歯の唇側傾斜をもつ骨格性Ⅰ級症例
  • 治療法:上顎両側第一小臼歯、下顎両側第二小臼歯の抜歯、上顎裏側・下顎表側矯正による治療
  • 治療期間:2年8か月
  • リスク:前歯部のブラックトライアングルおよび歯根吸収
  • 治療費:120万円(税込み、精密検査料含む/2022年当時の費用)

治療後に笑顔に自信が持てるとお喜びになる患者さまは多く、その度に私たちは「歯科矯正をやっていてよかった」と誇りに思います。

 

そして、3Dデジタル矯正は治療計画の設計に当たり、非常に有効な技術であることがお分かりいただけたと思います。