こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林一夫です。
今回は、先日開催された「日本デジタル矯正歯科学会・学術大会」の様子をレポートいたします。

開催概要
2025年9月14日(日)、第4回日本デジタル矯正歯科学会・学術大会が、東京科学大学にて開催されました。
本大会は韓国デジタル矯正歯科学会との共催で行われ、韓国からも多くの著名な先生方が来日し、最新の知見を共有する貴重な機会となりました。
学会の歩みと意義
私は本学会の設立時から理事として関わり、現在は副理事長を務めております。第4回の開催を迎え、学会としての成長と広がりを強く実感しました。
15年以上前から複数のデジタルプラットフォームを日本に導入し、セミナーや臨床研究を重ねてきましたが、やはり「一般社団法人」として学会を正式に立ち上げ、公的な学術大会を継続的に開催できることは大きな意義があります。
多くの先生方の協力のもと、デジタル矯正の発展に寄与できる取り組みとなってきました。
今回のテーマと内容
近年、矯正歯科界では「生成AIの活用」が注目されていますが、その根底を支えるのは、やはり基礎的なデジタル技術の進歩です。
今回の学術大会でも、CBCT解析、3Dシミュレーション、AI設計支援など、デジタル矯正の臨床応用に関する多くの先端的トピックが紹介され、非常に有意義な内容でした。
講演は10名の先生方にご登壇いただき、私はそのうち1セッションで座長を務めさせていただきました。
質疑応答も活発で、臨床家同士が率直に議論できる大変充実した時間となりました。
商社展示と企業参加
学術大会には17社以上の企業が出展し、デジタル機器・ソフトウェア・治療補助ツールなどの最新技術を展示しました。
企業展示は、臨床家とメーカーの橋渡しとして非常に重要であり、実際の現場で役立つアイデアが多く得られました。
学会の様子(写真紹介)
前夜祭の集合写真
講師の先生方をお招きし、交流を深める食事会を行いました。久しぶりにお会いする先生も多く、有意義な時間となりました。

講演後の質疑応答の様子
多くの質問が寄せられ、臨床現場に直結するディスカッションが行われました。

私も質疑応答にお答えいたしました。

座長としての進行風景
質問をまとめ、演者の先生方の考えを引き出しながら、会場全体の理解が深まるよう努めました。

感謝状の授与式
ご講演いただいた全ての先生方へ、学会から感謝状をお渡ししました。

閉会後の集合写真
充実した1日の締めくくりとして、関係者全員で記念撮影を行いました。

まとめ
1日の開催でしたが、内容は非常に濃く、実りある学術大会となりました。
疲労感よりも、デジタル矯正の進化を肌で感じられた“達成感”の方が大きく、この分野のさらなる発展に向けて、今後も臨床・教育・研究のすべてで貢献していきたいと感じています。
日本デジタル矯正歯科学会について
日本デジタル矯正歯科学会(JDOS: Japan digital orthodontic society)は、歯科矯正治療に関する学術研究と普及を目的とする一般社団法人です。
本学会は、デジタルソリューションを用いてデジタル矯正治療に関する学術、及び研究発表することで会員相互並びに国内外との連携協力団体との交流を深め、国民に対して安全、良質なデジタル矯正歯科医療の普及を図り、国民の健康増進及び福祉の向上に貢献することを目的としています。
日本デジタル矯正歯科学会(JDOS)公式サイト:https://j-dos.org/

0120-182-704
















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