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第3回日本デジタル矯正歯科学会学術大会が開催されました

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。

今回は9月22日に開催されました第3回日本デジタル矯正歯科学会学術大会のご報告をさせていただきます。

 

大会長を務めさせていただき、450名を超える方にご参加いただきました

 

東京駅からほど近い、JPタワーホール&カンファランスで開催されました。参加人数は450名を超え、とても多くの方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

 

私は今回の大会の大会長を務めさせていただき、大変勉強になりました。このような機会を頂き光栄に思いますとともに、学会の会員の皆さまに感謝いたします。

 

写真は学術大会前日の前夜会の様子です。

ご講演予定の先生方と打ち合わせを兼ね、情報交換を行うことができ、とても良い会となりました。

大会長であります私が最初にご挨拶をさせていただいております。

 

会場でありますJPタワーホール&カンファレンスからの風景です。

 

 

会場はほぼ満席となり、熱気あふれる空間となりました

多くの方々にご協力いただきました。当院からも運営スタッフとして多くのスタッフに協力していただきました。

 

会場の様子です。最初のセッションから多くのご参加をいただき、会場もほぼ満席の状態でした。

 

私はセッション1の座長も務めさせていただきました。演者の先生に感謝状をお渡しする大役もこなしております。

 

集合写真です。学会の理事の先生方、今回の演者の先生方とともに撮らせていただきました。


今回は第3回日本デジタル矯正歯科学会の報告をさせていただきました。

 

最新のデジタル技術は矯正治療の発展に欠かせない技術です。

今後も日ごろの臨床に活かしていけるように日々勉強を重ね、皆様に最適な矯正治療をご提供できるように頑張っていきます。

ほほを押さえる女性

裏側矯正は口内炎ができやすい?予防方法とできたときの対処法を解説

「歯並びにコンプレックスがある」「歯並びが悪くて虫歯や歯周病が心配」などと悩んでいる人にとって、歯列矯正は悩みの解消に有効な治療方法です。

矯正には、一見すると器具を装着していることが分かりにくい裏側矯正という方法もあり、周囲に気付かれることなく歯並びを改善することもできます。

 

しかし、裏側矯正は歯の表側に矯正器具を装着すると表側矯正と比べて口内炎ができやすいのではないかと考えて、治療を受けるのに不安に感じる人もいるでしょう。

 

本記事では、裏側矯正における口内炎の予防方法やできたときの対処法を解説します。

 

 

裏側矯正中に口内炎ができる理由

裏側矯正では歯の裏側(舌がある側)にブラケットという器具やワイヤーを装着するため、舌や舌の付け根あたりに口内炎ができることがあります。

舌を動かしたときに舌が矯正器具に当たってしまったり、普段はない矯正器具が気になって舌で触ってしまったりして舌に傷ができ、炎症を起こすことがあるからです。

 

ただし、一般的には日が経つにつれ口内炎はできにくくなります。

矯正器具が装着されている状況に慣れて気にならなくなり、傷が付かないように舌を動かせるようになるためです。

 

裏側矯正中に口内炎を予防するには?

 

歯ブラシとコップを持っている人

 

口内炎ができると、話や食事をしているだけでも痛みを感じることもあり、不快感を覚えたりつらさを感じたりしてしまいます。

そこで、口内炎を予防する方法を3つご紹介します。

 

矯正用ワックスを使用する

 

裏側矯正による口内炎は、矯正器具が当たって付いた傷に炎症が起きてできます。

そのため、口内炎を防ぐためには矯正器具で口の中を傷付けないようにすることが大切です。

 

傷を予防する手段の一つとして、矯正器具から口腔内を守る矯正用ワックスが有効です。

矯正用ワックスはシリコンでできているものとペースト状のものがあり、シリコンでできているタイプはペーストタイプと比べて短時間で固まるのが特徴です。

矯正器具全体を覆うように矯正用ワックスを塗ると、矯正器具の鋭い部分がカバーされ、矯正器具が当たっても口腔内に傷が付きにくくなります。

 

口腔内を清潔にする

 

口内炎は、カンジダ菌というカビが口腔内に増えることによって発症する場合もあります。

カンジダ菌は健康な人の口の中にも常にある常在菌ですが、過剰に増えると口内炎の原因となる場合もあるため、気を付けなければなりません。

 

常在菌の増殖による口内炎を防ぐには、普段から口の中を清潔に保つことが必要です。

矯正器具を付けていると一般的な歯ブラシだけでは汚れを落としにくくなるため、歯間ブラシや毛束の先端が一つにまとまったタフトブラシなども使って歯磨きをするとよいでしょう。

また、口の中は乾燥すると雑菌が増えやすくなるため、口呼吸をしている人は意識的に鼻呼吸にすることも効果的な予防策です。

 

栄養バランスの良い食事を取る

 

口内炎を発症させないためには、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

特に皮膚や粘膜を正常な状態に保つのに必要な栄養素は、意識的にしっかり摂取するようにしましょう。

 

例えば、レバーやうなぎ、牛乳などに多く含まれているビタミンB2には、皮膚や粘膜を保護し細胞の再生を助ける働きがあります。

また、ビタミンB6は皮膚や細胞の元となるたんぱく質のアミノ酸への分解や、たんぱく質への再合成に必要となる栄養素です。

まぐろやかつお、牛レバーや鶏肉、バナナなどで摂取できます。

 

加えてビタミンCはたんぱく質の一種であるコラーゲンの合成に欠かせない栄養素で、キウイフルーツなどの果物、パプリカやブロッコリーなどの野菜に多く含まれています。

 

規則正しい生活を送る

 

免疫力が下がると、雑菌が増え口内炎ができやすくなります。

免疫力は睡眠不足や慢性的な疲労、ストレスなどがあると低下しやすくなるため注意が必要です。

普段から生活リズムを整え、適度な運動を行い、バランスの取れた食事や質の良い睡眠をしっかりとるように心掛けましょう。

またストレスをためないように気分転換を行うことも大切です。

 

規則正しい生活を送ることは口内炎の予防だけではなく、全身の健康を保つのにも役立ちます。

 

 

裏側矯正中に口内炎ができてしまったときの対策

 

鏡の前で痛そうにほほを押さえる女性

 

裏側矯正中に口内炎ができてしまった場合にはどのような対策が取れるのでしょうか。

ここでは裏側矯正中に取れる口内炎対策を4つ紹介します。

 

矯正用ワックスを使用する

 

矯正用ワックスは口内炎ができるのを予防したいときだけではなく、できてしまった口内炎へのさらなる刺激や痛みを軽減させたいときにも使えます。

口内炎ができているところに矯正器具が当たってもワックスが緩衝材となり、刺激が緩和され痛みを感じにくくなります。

 

矯正器具を調整してもらう

 

口内炎は、矯正器具の位置や不具合などが原因でできる場合もあります。

矯正器具が正しく歯に装着されていない状態のままでいると、口内炎が悪化するおそれがあります。

 

口内炎ができるところがいつも同じ場所だったり痛みが強かったりしたときは、早めに歯科医師に相談しましょう。

 

薬で治す

 

口内炎の痛みがつらいときは、薬で対処するのも対策の一つです。

口内炎の薬には飲むタイプの他、患部にパッチを貼るタイプや軟膏を塗るタイプ、スプレーをかけるタイプなどさまざまな種類があります。

口内炎の薬は歯科医院で処方してもらう以外にドラッグストアなどで買うこともできるため、症状に応じて自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

 

刺激物を避ける

 

口内炎ができてしまったときには、食事の内容を見直すことも大切です。

カレーやキムチなどの辛いもの、レモンや酢などの酸味が強いもの、味が濃いものや熱いものなどは、刺激が強く口内炎を悪化させるおそれがあります。

また、アルコール類や甘いものも体内のビタミンを大量に消費するため、避けた方がよいでしょう。

レーザー治療器で処置する

日本橋はやし矯正歯科では積極的にレーザー治療器をもちいた口内炎の処置を行っています。

口内炎の表面を歯科用レーザー治療器の熱で処置することで短期間で痛みや不快感が消失し、普段の生活にすみやかに戻ることができます。

当院では半導体レーザー治療器を導入し、運用を行っていますので、スタッフまでお問い合わせください。

 

 

まとめ

 

歯の裏側に矯正器具を装着する裏側矯正は、人目を気にせず歯並びを治したい人にとって魅力的な治療方法です。

矯正装置が装着されると口内炎を発症しやすくなりますが、専用のワックスや薬の使用、矯正機器の調整、レーザーによる処置などの予防策や改善策もあります。

 

また、裏側矯正は治療に時間がかかることが一般的ですが、日本橋はやし矯正歯科なら3Dデジタル技術により、通常より短い期間で治療を行うことも可能です。

口内炎などの痛みに長く耐える必要もなくなるので、効率的に裏側矯正の治療を受けたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【 症例あり 】 裏側矯正(リンガル矯正)

 

矯正用インプラント(アンカースクリュー ・ミニスクリュー)の種類について

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。

今回は、アンカースクリュー(矯正用インプラント)のお話をします。

 

矯正用インプラント、アンカースクリュー、ミニスクリュー、TADsいろいろな呼び方がありますが、矯正治療を検討されたことがある方は聞いたことがあると思います。

 

「どうして使うのか」「どんなものがあるか」「どんな症例にどのように使うか」などの情報があまりありませんので、この記事をぜひ参考にしてください。

 

 

アンカースクリューを使うとどう違うの?

 

矯正用インプラントを用いての治療は、アンカースクリューを顎の骨に埋め込んで、それを起点に歯を引っ張ります。

より正確に目標とする位置に歯を動かすことを目的に用います。

 

例えば重度の出っ歯の場合に、抜歯して前歯を積極的に後退させるときなどは大変有効です。

 

 

骨に埋め込むってなんとなく怖い…痛みはある?

 

アンカースクリューをご提案した時にしばしば「怖い」とおっしゃられる方がいらっしゃいます。

骨にスクリューを埋め込むのでどうしてもそういうイメージがあるのかもしれませんが、実際の埋め込む際の施術は麻酔をかけてから経過観察まで30分程度です。

 

また、麻酔が切れた時に多少の痛みはあることは多いですが、その後の鎮痛剤の服用で痛みは完全にコントロールできます。

 

 

アンカースクリューを外すタイミングは?痛みはある?

 

矯正治療がすべて終わったタイミングで、アンカースクリューを除去します。

これも「痛いかな?」というイメージがあるかと思いますが、実際は痛みはほとんどなく、麻酔をかけることもありません。

ですので「なんとなく怖い、敷居が高そう」というイメージはもたれる必要はなく、むしろ「使うと矯正治療が早く終わる」というメリットなどでご検討いただけると良いかと思います。

 

 

アンカースクリューの用途と使い方

 

日本橋はやし矯正歯科では、アンカースクリューは様々な症状の改善にとても効果的に使用しています。

用いる部位や目的によっていくつか種類がありますが、今回は当院で用いているアンカースクリューについて解説します。

 

1) 上顎前歯の後方移動に用いる場合

 

いわゆる「出っ歯」の改善です。

この治療を行う場合、当クリニックではまずは一番シンプルな方法でアンカースクリューを用いることが多いです。

上顎の第一小臼歯を抜歯した患者さまの写真ですが、第2小臼歯と第一大臼歯の間にアンカースクリューを埋入して前歯部の後方移動を行っています。

 

 

2) 上顎前歯の後方移動に用いる場合(その2)

 

この例も上顎を後方移動させたい場合の使用例です。

このアンカースクリュー「はPLAS(パラタル・レバーアーム・システム)」と言われるものです。

1)と比較してアンカー自体の脱離が少ない、大臼歯の後方移動も可能などの利点も多いのですが、違和感は大きいので患者さまが慣れるまで少し時間がかかります。

 

 

3) 上顎前歯を圧下させる場合(ガミースマイルの改善)

 

ガミースマイルとは「スマイル時に前歯の歯茎が露出する状態」です。

この例は上顎の中切歯間にアンカースクリューを1本埋入し、上顎前歯を圧下させガミースマイルの改善を行っているところです。

 

重度の場合は中切歯と側切歯間に左右で2本埋入して治療を行う場合もあります。

 

 

4) 上下顎大臼歯を圧下させる場合

 

この例は重度の前歯部開咬の改善を行う場合に用います。

開咬とは、口を閉じた際に上の歯と下の歯が咬み合わない状態をいいます。

 

以下は開咬を改善した3Dシミュレーションの記事となりますので、ぜひ参考にご覧ください。

(アンカースクリューを使用しない症例となります)

アゴの運動機能を再現した3Dシミュレーション1【開咬症例の治療】

 

本来は外科手術を行うことが最も良い治療の患者さまで、手術を行いたくないとご希望される場合、アンカースクリューを使用しての治療を行うことが多いです。

 

 

5) 下顎の大臼歯を近心移動させる場合

 

下顎の大臼歯は前方に移動させることが比較的難しい場合※、必要に応じで以下の写真のようなアンカースクリューで大臼歯を前方に移動させます。

※特に裏側矯正治療の場合はその傾向が強くなります。


通常の矯正法と違い、アンカースクリューは少し説明が難しいのですが、埋め込むのも除去するのもそれほど怖いものではなく、痛みもそれほど大きくはありません。

そして歯の移動にとても効果的であることがご理解いただけたと思います。

 

アンカースクリューについてお聞きになりたいことがありましたら、ぜひカウンセリングの際にご質問ください。

日本顎咬合学会学術大会で講演を行います

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。

6月に東京(国際フォーラム)で開催される日本顎咬合学会学術大会で講演を行います。

  • 登壇日時:6月9日(日)14:15~15:00
  • プログラム33番「矯正治療最前線 アライナー矯正」
  • テーマ:マウスピース型矯正装置によるデジタル矯正治療

上記のプログラムに演者として参加させていただきます。

 

日本で活躍する矯正専門医の先生方4名と最新のアライナー矯正治療に関する講演を行います。

私は最新のsuresmileアライナーの現状と今後の展望をお話しさせていただきます。

多くの先生方に少しでも有益な情報をお伝えできれば幸いです。

 

日本顎咬合学会のサイトはこちら

 

裏側矯正に使うリテーナーとは?

裏側矯正に使うリテーナーとは? 基礎知識や注意点を学ぼう

歯並びにコンプレックスを抱えていて、矯正治療に関心を持っている人は少なくありません。

特に歯列の裏側を固定する裏側矯正は、見た目を気にせず治療ができる点で人気があります。

 

一般的に歯の矯正は、器具による歯列矯正の期間とリテーナーによる保定の期間に分かれます。

裏側矯正をした場合も保定期間があるため、リテーナーを付ける必要があるのですが、その際も他の人に気付かれずに治療を続けることが可能なのでしょうか。

 

本記事では、歯の矯正においてリテーナーが必要とされる理由やリテーナーの種類、使用するメリット・デメリット、使用の際の注意点を分かりやすく解説します。

裏側矯正を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーとは?

 

リテーナーは、歯科矯正後の歯並びを固定するために装着される器具です。

一見すると、歯列矯正治療中に歯並びを動かすために使用するマウスピースのようにも見えますが、素材や使用目的が大きく異なります。

 

リテーナーは固定式のものと、取り外しが可能な着脱式のものの2種類に大別されます。

矯正器具のように一定期間装着する必要があるため、要望やライフスタイルに合わせて種類を選びましょう。

 

裏側矯正が終わった後のリテーナー

 

裏側矯正が終わった後のリテーナー

裏側矯正治療が終わった後に使用されるリテーナーについて、必要とされる理由や所要期間の2つのポイントから解説していきます。

 

保定が必要な理由

 

そもそも、裏側矯正治療が終わった後もリテーナーが必要なのはなぜでしょうか。

歯列矯正治療が終了して歯並びがきれいに整ったら、あとは特に何もしないで良いと思いがちです。

 

しかし実際には、歯並びが整っても歯の骨が完全に固まった訳ではありません。

矯正後の歯の骨は不安定で、元の位置に戻ろうとする後戻りを起こす傾向があります。

 

そのためせっかくきれいになった歯並びが、後戻りが起こって乱れることがないようリテーナーで歯並びを固定します。これが「保定」と呼ばれる処置です。

歯の骨が固定して後戻りが収まるまでは、リテーナーを装着して保定を続ける必要があります。

 

保定にかかる期間

 

リテーナーを使った歯列の保定には、どの程度の時間がかかるものなのでしょうか。

保定は状況にもよりますが、だいたい最低でも2~3年ほどの期間を要します。

 

保定が始まってからの数カ月は月に1回、その後は数カ月から半年に1回くらいの頻度で、定期的に通院してリテーナーのメンテナンスを行うため、継続して通院する必要があります。

最近の研究結果から鑑みますと、保定の期間は可能な限り長く続ける方か後戻りに対する予防効果が高いと考えます。

 

歯列矯正の治療期間に加え、保定にもそれなりの時間がかかることを考えると、クリニックは長期間通いやすい場所や環境にあるところを選ぶのも重要なポイントです。

 

リテーナーの種類

 

リテーナーの種類はさまざまです。

しかしながら裏側矯正後に用いる場合は見えないタイプの物を用いることが一般的で、3種類ほどの保定装置から選択することになります。

 

マウスピースタイプ(クリアリテーナー)

 

マウスピースタイプ(クリアリテーナー)

 

マウスピースタイプのクリアリテーナーは、透明な素材でできたマウスピースを歯全体に装着して歯列を保定するリテーナーです。

見た目には装着していることに気付かれにくいメリットがあります。

 

上下の歯が触れる部分はカバーしていない構造であるため、噛み合わせを安定させるための調整ができません。

薄い素材でてきているため、過度に力を入れると破損するおそれがあります。

 

フィックスタイプリテーナー

 

Fixedリテーナー

 

フィックスタイプは、歯の裏側に直接ワイヤーを装着して保定するリテーナーです。

装置は歯の裏側にあるため見た目には目立たず、細いワイヤーは装着感にも優れており、長時間でもさほどストレスなく装着し続けられるのがメリットです。

ユーザー側での着脱はできず、歯磨きのブラッシングもしにくいため、歯科医による定期的なメンテナンスが必要です。

 

リンガルリテーナー

 

犬歯間リテーナー

 

リンガルリテーナーは犬歯間リテーナーとも言い、2つの犬歯の間に並ぶ前歯を整えるためのリテーナーです。

歯の裏側に装着して保定をするタイプであるためほとんど目立たず、装着時も人目を気にせずに生活できます。

長時間での装着を想定した固定式でユーザー自身の手では取り外しができず、歯石や汚れが付きやすいのが難点です。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーのメリット

 

裏側矯正に使用するリテーナーのメリット

裏側矯正に使用するリテーナーのメリットにはどのようなものがあるか、2つのポイントから解説します。

 

見た目が気にならない

 

歯の裏側に固定するタイプのリテーナーは、口を開いた状態でも裏側矯正の器具と同様に装置が目立ちにくいのがメリットです。

歯列矯正や保定をしていることを周囲に知られたくない場合でも、さほど気にせず快適な生活が送れます。

 

矯正治療後もリテーナーでの保定はしばらく続くものの、すでに歯並びはきれいに整った状態であるため、リテーナーが裏側に装着されていることで美しい口元を周囲に見せられるのは、大きなメリットです。

 

固定式は付け忘れの心配がない

 

取り外し式のリテーナーは、食事の際や歯磨きの際に外せるなど使い勝手に優れているものの、ユーザー自身の手での着脱が前提となっています。

そのため、うっかり付け忘れたり、面倒に感じて長期間外したりすると後戻りが起こるリスクがあります。

 

その点、固定式のリテーナーは自分の手では外せないため、後戻りのリスクを低く抑えられます

後戻りによる想定外の出費がかかる心配もありません。

 

 

裏側矯正に使用するリテーナーのデメリット

 

裏側矯正に使用するリテーナーにはどのようなデメリットがあるのか、2つのポイントから見ていきます。

 

取り外し式は固定式より費用が高い

 

ユーザー自身の手で取り外しができるタイプのリテーナーの場合、食事の際に外せるなど使い勝手が良い分、固定式のリテーナーより費用が高い傾向があります。

ただし、装置の費用は矯正費用に含まれることが多いため、一概にリテーナーだけでの比較は難しいのが実情です。

 

また、取り外し式は固定式と違って紛失のリスクもあります。

紛失したら新たに作る必要があるため、余計なコストもかかります。

 

固定式は歯磨きがしにくい

 

固定式リテーナーの場合、裏側矯正同様に取り外しができないため、歯磨きがしにくいのが難点です。

 

固定式は長期にわたり装着し続けるため、器具と歯の間などに食べかすが詰まりやすいタイプもあります。装置に歯ブラシが当たってうまく歯磨きできないことで、虫歯になってしまうこともあるでしょう。

 

保定期間中は歯磨きをできるだけ丁寧に行うとともに、定期的な歯科検診を受けるなどして入念なメンテナンスを心がけるのが大切です。

 

裏側矯正にリテーナーを使用する際のポイントや注意点

 

裏側矯正でリテーナーを使用する際に押さえておくべきポイントや注意点について、解説します。

 

指示どおりの時間装着する

 

裏側矯正で取り外し式のリテーナーを使用する場合は、歯科医に指示されたとおりの時間帯で装着するのが重要です。

 

最初のうちは食事と歯磨き以外のほぼ一日中、リテーナーを装着するよう心がけましょう。

例えば、保定開始から6カ月程度が経過したら一日の約半分は未装着の状態でも過ごせるようになり、さらに1年以降は就寝中のみの装着でOK、などの流れでスケジュールが立てられます。

 

後戻りを防いで保定期間を計画どおりに終わらせるには、多少の煩わしさはあっても歯科医の指示を守りながらリテーナーの装着を心がけましょう。

 

破損・紛失したらすぐに作り直す

 

着脱式のリテーナーは、外している間に紛失してしまうリスクがあります。

また、うっかり歯に力を入れすぎたり雑に扱ったりして装置を破損してしまうケースもあるでしょう。

 

紛失や破損によりリテーナーを失ったまま保定を怠ると、せっかくきれいに直した歯列が後戻りする原因になります。

なるべく早めにクリニックを受診して、リテーナーを作り直してください。

 

うっかりなくさないように保管に気を付けるとともに、壊れたりしないよう丁寧に取り扱いましょう。

 

勝手に中断しない

 

取り外し可能なリテーナーを使用している場合は、自分でもう保定をしなくても大丈夫と思っても、自己判断で装着をやめないようにしましょう。

見た目にはきれいな歯並びになっていても、実はまだ骨がきちんと固定されていない可能性があります。

 

自己判断でリテーナーの装着を中断すると、せっかく保定されていた歯列が後戻りするリスクがあります。

 

裏側矯正は金額的に決して安くはない治療です。

長い時間をかけてきれいに歯並びを整えても、リテーナーで保定をしっかりやらないと後戻りがおこり、これまでかけた労力と費用が無駄になってしまうかもしれません。

 

まとめ

 

裏側矯正を受ける場合、治療終了後にリテーナーできちんと保定をしないと後戻りが起こり、きれいな歯並びが乱れる原因になります。

リテーナーには固定式タイプと取り外し式タイプがあり、メリット・デメリットが異なります。

保定は長期間かかりますが、しっかり行うことで歯列が安定するため、歯科医が立てたスケジュールと指示をしっかり守ってリテーナーを使用するのが肝心です。

 

日本橋はやし矯正歯科では、3Dデジタルシステムの導入により、裏側矯正の治療期間短縮を実現しています。

見た目にこだわった矯正を受けたい方やなるべく短期間で治療を終わらせたいと考えている方は、お気軽にご相談ください。