こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。
今回は1月20日から3日間の日程で行われました最新のデジタル矯正システム(suresmileシステム)の新規導入施設のドクタートレーニングについてレポートします。
【デジタル矯正システム(suresmileシステム)とは】
ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、suresmileシステムについて簡単に説明しておきましょう。
suresmileシステムは、矯正先進国であるアメリカで生まれました。
3Dデジタル技術を用いて患者さまの口腔内のデータから3Dモデルを作成し、歯列矯正のシミュレーションを行うことができます。
歯だけでなく顎の骨全てを含めたシミュレーションを行うので、様々なリスクもシミュレーション上で発見でき、より現実的な治療計画を立てることができます。
この3Dモデルはもちろん患者さまにご覧頂きながら治療計画のお話をしますので、患者さまのご理解も非常に早いのもメリットと言えます。
そして、このデータは矯正装置のワイヤーの設計も行います。連携しているロボットにデータを送信、ロボットが正確にワイヤーを曲げて作成します。
3Dデータの取得からワイヤーの作成までがデジタルでワンストップで行われるので無駄がなく非常に効率的なシステムです。
私はこのsuresmileシステムのファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクターとして、このような場で多くのドクターの指導などをさせて頂いております。
【進化する suresmile ドクタートレーニング】
今回で日本のユーザへの5期目の新規導入トレーニングとなりました。一昨年から日本での開催となり今回が日本での本格的なトレーニングの3回目となります。
過去のドクタートレーニングのレポートはこちらです。
最初の頃から比べると、だんだん規模が大きくなり、私も講師として成長させて頂いています。
■第3回 suresmileドクタートレーニングの様子です
会場は東京のデンツプライシロナの本社セミナールームとなりました。
こちらはトレーニングの様子です。
新しく6施設がsuresmileの認定施設となり、トレーニングを行うこととなりました。
3日間行われたトレーニングは、基本的なシステムの運用方法から実際の臨床応用まで非常に多くのセミナーが用意され、とても充実した内容となりました。
写真は最終日の様子です。
私は、初日からセミナーを担当し、最終日には前回同様、特別講演も行いました。
4日目は、すでに導入済みの先生方を対象としたsuresmile study clubも同じ会場で開催され、4日間デジタル矯正をレクチャーし続けるということになりました。
毎年のことですが、とても疲れた4日間でした。
しかしながら、活発な意見交換をすることができ、とても有意義で楽しい4日間でした。
日本でsuresmileシステムを導入するクリニックが増えていることはとても心強いことであり、私もファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクターとしてより一層研鑽を重ね、多くのドクターの、ひいては多くの患者さまのお役に立っていかなければと気持ちを新たにいたしました。