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デジタル矯正システムは、患者様との良好な信頼関係にも貢献します

2015/11/17 11:07:50

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科、院長の林一夫です。
これまでのコラムで、新しいテクノロジーを用いたデジタル矯正システムの治療が、

  • 治療期間の短縮
  • 治療の品質の向上
  • そして、より安全な矯正治療

などをご提供できることがお分かりいただけたと思います。

 

今回はこれらに加え、治療にあたってなくてはならない「歯科医師と患者様の信頼関係」について、お話させて頂きます。

デジタル矯正システムは、様々な情報を3Dで可視化できるので、患者様へのご説明もとても分かりやすく行えます。

そしてそれが、患者様の様々な不安を払拭し、歯科医師と患者様の良好な信頼関係の構築にも貢献してくれます

 

 

【矯正歯科で一層重要な信頼関係】

 

矯正歯科治療は比較的長い治療期間が必要になりますので「患者様といかに良い信頼関係を構築するか」ということがとても重要になります。

患者様に「治療の進展状況をきちんと説明できるか」ということはとても大切な要素です。
自分の治療が、初めに説明を受けた治療方針・治療計画の通りに進んでいるのかどうか、十分な説明がないまま治療が行われていると「このままで大丈夫なのか?」と心配になるのは当然のことだと思います。

患者様と普段接していると、デジタル矯正システムは

  • 患者様にも非常にわかりやすく説明できる方法である
  • そのため歯科医師と患者様の円滑なコミュニケーションを促進する

ということを痛感します。

 

 

【治療途中の状態の再現と治療後の予測】

 

前回のコラムで、デジタル矯正システムで可能になったことをお話しました。

 

  • 歯根吸収のリスクを回避する治療デザイン
  • ブラックトライアングルの予測

これらの情報を患者様と共有する際には、当然治療の経過などの理解を得ることが必要となります。ですので、必然的に患者様に十分なご説明は不可欠となるのです。

そして、デジタル矯正システムで得られる

 

  1. 治療後の歯並びの状態をより正確に予測できる
  2. 治療途中の状態もアニメーションなどで再現できる
  3. 自分の治療の進行具合を比較的正確に把握できる

こういった情報をその都度、患者様と共有しますので、患者様は「今いったいどうなっているの?」という不安を持つことなく、治療に専念して頂けます。

 

前回のコラムもぜひ、併せて参考にしてください。
デジタル矯正システムで可能になったブラックトライアングルの予測

 

 

【治療期間の延長に関するご説明】

 

治療期間はいろいろな要因で、最初に想定していた治療期間よりも長くなってしまうことがあります。
そのような場合は以下の項目について知って頂く必要があります。

 

  • なぜ治療期間が長くなるのか
  • 目標とする歯並びのどのあたりまで達成されているか
  • あとどれぐらいの移動を行えばよいのか

もちろんこれらを知るには歯科医師の適切な説明が不可欠ですが、デジタル矯正システムであれば、3Dモデルを用いてしっかりと説明することができます。

ですので一般的な矯正歯科治療よりも、良好な関係を保ちながら治療を継続することができると考えています。

 

ひとつの例として、こちらの3Dモデルをご覧下さい。治療前から治療後までの歯の移動を、パーセント表示で段階的に示したものです。

デジタル矯正システムにおけるパーセント予測図1

よく見て頂くとほんの少しずつ、歯が移動していることが分かりますね。

このモデルを用いることで、患者様は「自分が、ゴールまでの治療過程のどの辺りにいるのか」を、視覚で理解して頂けます。

 

計画通りに進んでいるのであればもちろん安心されます。また計画よりも遅くなっている場合でも、こちらを見て頂きながら「歯の移動自体は目標通りに進んでいる」ことを説明し、今後の改善点など3Dモデルをもとにお話することができます。

 

また、この3Dモデルのパーセント表示は、以下に説明するような最適な来院時期の判断に用いることもできます。

 

 

【効果的な来院時期を判断】

 

一般的な矯正治療では、月1回の通院で治療を進めていくことが多いと思います。

 

しかし、日本橋はやし矯正歯科で用いている「ロボットにより加工されたカスタムワイヤー」は、非常に精度が高いので、2ヶ月以上歯を動かし続けることが可能です。そのため次の来院まで1ヶ月以上間隔を空けることもでき、結果的に患者様の通院の負担を減らすことができます。

 

ただし、歯の移動は必ずしも予想通りに動くとは限りません。ですので2ヶ月以上間隔をあけて通院いただく場合は、おおよその歯の移動を予測した、以下のような3Dモデルの画像を患者様にお渡ししています。

 

移動前:最後の通院の状態です。

percent_prediction_2

 

移動予測:1ヶ月半経過したころの予測です。
percent_prediction_1

1ヶ月半たったころに、予測モデルと実際のお口の中を比較して頂き、

 

  • 予測通りに動いている場合
    問題ありませんので、次の来院は最後の来院の約2ヶ月後となります。
  • 予測モデルとかけ離れている場合
    調整が必要な場合があるので、その時点で来院の予約を取って頂きます。
  • ご自分での判断が難しい場合
    お口の中の写真を携帯のカメラで撮影して送って頂き、それをもとに私が判断します。

こうして来院時期を判断することで

  • 歯が予想通りに動かなかった場合は、早めの対応
  • 予定よりも早く歯が動いたら、より早い段階で次の治療ステップに進む

といったことができます。

デジタル矯正システムのソフトウェアは、タブレット上でも快適に動作します。

デジタル矯正システムのソフトウェアは、タブレット上でも快適に動作します。

 

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矯正治療にあたって最も効率よく歯を動かすには、デジタル矯正システムによるこういった情報交換のシステムがとても有効になると考えています。

そしてそれが、患者様と歯科医師とのより良い信頼関係を構築し、患者様自身の治療に対するモチベーションを向上させることができるとても良い技術だと感じます。

日本橋はやし矯正歯科
院長 林 一夫

ドクターの紹介

日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会指導医
日本顎関節学会専門医
日本顎関節学会指導医
デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)