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治療期間短縮のための当院の取り組み

2021/10/12 11:56:32

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林一夫です。
矯正治療の期間は皆さんとても気にされるところだと思います。

当院ではいくつかの治療期間短縮のアプローチを行っていますので、今回はそれをご紹介いたします。

 

【矯正治療はなぜ期間がかかるのか】

 

■「少しずつ動かす」から時間がかかる

 

矯正治療になぜ期間がかかるのか?のおさらいをしてみましょう。

矯正治療は歯に力をかけて目的とする場所に歯を動かすことで、歯並びと咬み合わせの改善を行います。

歯を歯根ごと、ほんの少しずつ徐々に動かし、動かす過程で様々な調整をして、治療を進めていきます。

 

■重症度が高いほど治療期間が長くなる

 

歯を並べる広さが足りない場合は抜歯することも多いです。

そうなると抜歯した後にその傷がある程度塞いでから矯正治療を再開する…と、重度であればあるほど多くの工程を要し、複雑な治療になります。

 

【3Dデジタル矯正は治療期間を短縮できる治療法です】

 

当院で行っている3Dデジタル矯正は、シミュレーションにより従来の矯正治療での無駄な動きを排除し、最短距離で歯を動かすことで治療期間の短縮を行っています。

抜歯を伴わないような比較的簡単な症例では6ヶ月ほどの治療期間で終了する場合もあります。

 

しかし大きな凸凹や重度の出っ歯の治療では、小臼歯(前から数えて4番目もしくは5番目の歯)を抜歯して治療を行うので2年半ほどの治療期間となります。

 

【高周波の振動で治療期間短縮を】

 

現在、当院では高周波の振動を発生させる装置を用いた矯正治療期間の短縮が可能な治療プランのオプションをご提案しています。

 

高周波の振動を歯に与えることによって歯の移動自体が早くなり治療期間が短縮できます。さらに歯の移動に伴う痛みの緩和も可能です。

 

装置に関するお問い合わせはカウンセリング時にスタッフまでお問い合わせください。

 

【参考文献/サイト】

 

高周波振動を適用することによる矯正治療への効果はいろいろと研究されています。

 

1)高周波振動により歯の動きが速くなる可能性を示唆した論文です。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2212443818301644

Alansari S, et al., The effects of brief daily vibration on clear aligner orthodontic treatment, J World Fed Ortho 2018.

 

https://journals.plos.org/plosone/article/figure?id=10.1371/journal.pone.0196540.g003

Alikhani M, Alansari S, Hamidaddin MA, Sangsuwon C, Alyami B, et al. Vibration paradox in orthodontics: Anabolic and catabolic effects. PLoS ONE 2018. 13(5):e0196540.

 

2)高周波振動により矯正治療の治療期間が短縮される可能性を示唆した論文です。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30002296/

Shipley T. Effects of High Frequency Acceleration Device on Aligner Treatment-A Pilot Study. Dent. J. 2018, 6(3), 32.

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30397398/

Judex S, Pongkitwitoon S. Differential Efficacy of 2 Vibrating Orthodontic Devices to Alter the Cellular Response in Osteoblasts, Fibroblasts, and Osteoclasts. Dose Response. 2018;16(3):1559325818792112. Published 2018 Aug 16. doi:10.1177/1559325818792112

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31497574/

Shipley T, Farouk K, El-Bialy T. Effect of high-frequency vibration on orthodontic tooth movement and bone density. J Orthodont Sci 2019;8:15.

 

上記の研究結果が示しているのは効果がある可能性を示すものであり、すべての人に当てはまるわけではありません。

しかし治療期間を可能な限り短縮したい場合は、効果的なアプローチであると考えています。
高周波の振動を発生させる装置はいくつか開発され、実際の矯正臨床に応用されています。

 

当院でも複数の製品を取り扱っておりますので、スタッフまでお問い合わせください。

 

【使用においてご注意頂きたいこと】

 

高周波の振動を発生させる装置は日本国内での医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(いわゆる薬機法)では認定されていないため、歯科医師の裁量権での使用をお願いしています。

 

また医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があることをご理解の上でご使用いただいております。

 

加速矯正に関してよくまとめられた著書です。私も参考にしています。

加速矯正論文の表紙の画像

https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=8009

日本橋はやし矯正歯科
院長 林 一夫

ドクターの紹介

日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会指導医
日本顎関節学会専門医
日本顎関節学会指導医
デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)