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スマイルラインと矯正歯科治療 歯の位置の整え

スマイルラインを基準にした矯正治療

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

このコラムでは以下の二つの記事をはじめ、何度か笑顔を基準とする矯正治療について紹介してきました。

ご興味のある方は、ぜひこのコラムと併せてご覧ください。

 

このように、矯正治療のほとんどが「笑顔」と切り離せない関係にあります。

 

今回は、上記のコラムの中でも触れてきた「スマイルライン」を基準とした矯正治療について、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

 

 

 

【矯正治療前の患者様のスマイルラインです】

 

スマイルラインとは「笑顔のときの下唇のライン」のことで、このラインに沿って上顎の歯をならべると均整の取れた美しい印象になるといわれています。

 

▼この写真は治療前のものです。

スマイルラインと矯正歯科治療 治療前

 

この患者様のスマイルラインはどうでしょう?

赤い線で、正面から見た口元とスマイルラインを示していますが、上顎の前歯がラインに沿っておらずガタガタになっていることがわかります。

 

日本橋はやし矯正歯科が行っている3Dデジタル矯正では、

  • 顔の写真
  • 3Dモデル(ヴァーチャルペイシェント:仮想患者)

を正確に重ね合わせることができますので、そのモデルを基準に歯の移動を計画します。

 

 

【スマイルラインの3Dシミュレーション】

 

▼この写真は、顔の写真と3Dモデルを重ね合わせたものです。

スマイルラインと矯正歯スマイルラインと矯正歯科治療 骨格シミュレーション科治療 骨格

 

非常に高い精度で重ね合わされていることが分かります。

 

次に、歯の部分の写真をくりぬき、代わりに3Dモデルに置き換えてみます。

 

 

▼置き換えると、このようになります。

スマイルラインと矯正歯科治療 はの置き換え

 

赤の線で示したように歯の先端がスマイルラインに沿っておらず、ガタガタになっていることが良く分かりますね。

 

そして、ここからスマイルラインを基準に、3Dシミュレーションで歯の位置を整えていきます。

 

 

▼整え終わったとの歯並びです。

スマイルラインと矯正歯科治療 歯の位置の整え

 

前歯のラインが、スマイルラインを基準に並んでいることがわかると思います。

 

 

▼赤い線を取ってみましょう。

スマイルラインと矯正歯科治療 スマイルラインを手に入れた

 

綺麗に並びましたね!このように、審美的な要求にも、可能な限り応える治療を行うことが可能となりました。

 


 

新しいデジタル矯正治療では、このバーチャルペイシェントのシミュレーションの内容を実際に患者様と一緒に確認します。

 

それにより、患者様もご自分の歯がどのように移動し、最終的にどのような歯並びになるのかを把握することができます。

 

このように共通の治療目標を共有し、よりよい信頼関係を築きながら治療を進めていくことができるのも、デジタル矯正システムの大きなメリットであると考えています。

 

 

前回と今回の比較

矯正体験レポート第七回:5ヶ月経過の状態は!?

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです。

矯正をスタートしてから約5ヶ月が経ちます。矯正ブログも7回目の更新となりました♪

本当に、あっという間です!

 

矯正を始める前の歯の写真をたま~に見返すんですが、どんどん綺麗に並んでいってるな~と実感しています(^^)♪

 

「歯がすっごくキレイになってるー!!」って、周りの友達に褒められることも多くなりましたよ!褒められると嬉しいし、何より自分の自信につながっています。

 

そして患者様にも「キレイな歯だな」って思っていただいていたら、さらに嬉しいです!

 

 

 【顎間ゴムを外しましたよ!】

 

さて、前回のブログでは顎間ゴムを使用してから、少しずつ歯の噛み合わせが合ってきて、歯のでっぱりが少なくなってきたとお話しました。

 

前回のブログ:矯正体験レポート第六回:画像で分かる、歯の移動!

今回、顎間ゴムを使用してから約二ヶ月が経ちますが、更にズレがなくなってきました!

 

▼前回のブログの時がこちら。

歯列矯正、前回の様子

 

▼約一ヶ月後の今回がこちら。

歯列矯正、今回の写真

ばらついていた感じの歯が、綺麗に揃ってきた様子がわかります。そして、特に気になっていた前歯!

 

▼前歯を左右に並べてみました。左が前回、右が今回です。

前回と今回の比較

明らかに違いますね!歯の出っ張りも更に少なくなってきています!

 

今回、だいぶ良くなってきたので、一旦顎間ゴムをはずすことになりました。これは様子見の段階なので、完全に卒業とはいきません。それでも嬉しいです♪

 

面倒くさがらず、毎回きちんとゴムを付けたかいがありました!!矯正中は、こうやってお手入れを怠らないことがとても重要なんだと痛感しています。

 

 

 

【下の歯はディスキングもしました!】

 

今回は更に、正中を合わせるためにIPR(ディスキング)も下の歯だけ行いました。

ディスキングについて、矯正体験レポート第三回:カスタムワイヤー編!から引用します。

ディスキングは “IPR (Inter Proximal Reduction) ” とも言われ、歯と歯の間の部分をほんの少し削る処置のことを指します。
なぜ削るのかというと、歯列矯正をするにあたって歯が移動するためのスペースを用意してあげる必要があるからです。

歯の両サイドを削って小さくする…というと「えっ!?」と思われる方がいるかもしれませんが、数ミクロン単位で削るので大丈夫、見た目はほとんど分かりません。

なおこの処置は、症状によって必要な方に行われるもので、する必要がない・しない方が良いケースもあります。

 

▼こちらは前回。約一ヶ月前です。

前回(ディスキングなし)

なんだか、歯列が曲がっていて左右非対称ですよね…。

 

▼そしてこちらが今回です。

今回(ディスキングあり)

左右対称になってきたのが一目瞭然!下の歯並びがまた良くなってきているのも実感できました。なお、カスタムワイヤー自体は、チェンジはせず、前回と同じのを使用しています。

 

早く装置がはずれるように、引き続き毎日のお手入れをさぼらずにがんばっていきたいと思いますので、皆様も一緒に頑張りましょう!

 

また更新しますので、宜しくお願い致します(^^)

 


矯正体験レポートのバックナンバーと続きはこちら。ぜひ読んでみてくださいね!

 

必読!矯正体験レポートをお送りします!
矯正体験レポート第二回:矯正中の歯磨き3つのポイント!
矯正体験レポート第三回:カスタムワイヤー編!
矯正体験レポート第四回:2ヶ月経過しました!
矯正体験レポート第五回:顎間ゴムを付けました!
矯正体験レポート第六回:画像で分かる、歯の移動!

矯正体験レポート第八回:矯正装置卒業しました!
矯正体験レポート第九回:リテーナーについて


**日本橋駅、東京駅からどうぞ!日本橋はやし矯正歯科**

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矯正用のゴムは着色しにくいものを使用しています!

皆さん、こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです。
表側矯正をする際に、矯正装置(ブラケット)にワイヤーを通していきます。そのワイヤーを留めるために

  • 「針金」を使用する場合
  • 「透明なゴム」を使用する場合

があり、歯の状態や動かし方の違いで、ゴムが使用されます。
そのゴムが、着色してしまうケースがありますので今回ご説明します。

 

 

【一般的なゴムは変色しやすいのです】

 

一般的に使用されている矯正装置用のゴムは、最初はもちろん透明です。

 でも、カレーライスやビーフストロガノフ、ミートソーススパッゲティなどの色の濃いものを食べたりコーヒーを頻繁に飲んだりすると、黄色っぽく着色しやすいという特徴があります。

 

この着色してしまう犯人が、ズバリ「ステイン」です。ステインはゴムはもちろんのこと、歯の表面に付着して歯を変色させてしまいます。

 

ステインと歯のクリーニングについてはこちらをご覧ください。
スタッフコラム:歯磨きでステインは落ちない!歯のクリーニングについて

 

 

▼最初はほとんど分かりません。ですが、2週間も経つと…

矯正用のゴムの着色について1

 

▼こんなに黄色っぽくなってきてます!

矯正用のゴムの着色について2

この通り!透明だったものが黄色く着色しています。

 

食生活や個人差でかなり違ってきますが、正直「全く変色しない」ことは通常のゴムを使っている限り、避けられません。

そして、歯のように「クリーニングすれば落ちる」ものではなく、一度着色してしまったら元に戻りません。

 

 

【交換すれば大丈夫。だけど…】

 

もちろん着色してしまっても、ゴムの機能には変わりありません。でも、どうしても気になる患者様が多いです。

 

「歯列をきれいにするために通院しているのに、着色して目立ってしまうのは…」というお気持ちは、本当によくわかります。

 

一般的な虫歯の治療などですと「一週間に一回」程度で通院するのでその度に交換すれば良いですが、矯正治療の場合は1〜数ヶ月の間が空いてしまいますし、「ゴムを交換する」ためだけにご来院頂くわけにもいきません。

 

 

【変色しにくいゴムを導入しています!】

 

そこで日本橋はやし矯正歯科では、そのゴムの着色がなるべく気にならないように、色のつきにくいゴムを手配しました。

 

▼こちらが、上にあげた「普通のゴム」。

矯正用のゴムの着色について2

 

▼当院で使っている特別なゴム、ほとんど同じ状態で2週間が経過したものです。

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全然違いますね…。

これだけで患者様の、治療中のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)が全く異なってきて、色を気にせず笑顔でいて頂けるのです。

 

 

日本橋はやし矯正歯科では、治療中の患者様の生活も「治療の質」であると考え、常により良いものを導入しています。

 

今後も患者様のために、良い材料があれば積極的に取り入れていきたいと思っておりますので、お気付きのことがありましたら、ご遠慮なくお声がけくださいね!
よろしくお願い致します(^^)

 


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側貌(横顔)の術後シミュレーション

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。今回は、新しいデジタルテクノロジーを用いた、側貌(横顔)の術後シミュレーションについてお話したいと思います。

 

 

 

【口唇閉鎖不全で、梅干状隆起が発現】

 

矯正治療を検討されている患者さんには、口元が出ていることを気にされている方が多くいらっしゃいます。

 

このような患者様は、口が閉じにくいという症状を合わせて持っている場合が多いです。口唇閉鎖不全と表現されることもあります。

無理に口を閉じようとして梅干状の隆起がオトガイ部に発現し、さらに口元の突出感が目立ってしまっているのが特徴のひとつです。

 まずは口唇閉鎖不全の患者様の横顔と正面の写真をご覧ください。

 

▼ここが「梅干状隆起」の部分です。

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▼まるで梅干のように見えるのでこう呼ばれます。sokubouyosoku2_m

 

程度にもよりますが、出ている口元を下げるには一般的に

  • 歯を抜く
  • そのスペースを利用して前歯を奥に引っ込める

ということで、口元の突出感を改善することができる場合が多いです。もちろん場合によっては健康な歯を抜くということもあります。

そうなると矯正科医がいかに必要だと考えていても、患者様にとっては大きな心理的抵抗がある場合があります。

 

 

【側貌(横顔)シミュレーションの方法】

 

私は歯を抜くことによってどれだけ改善されるのか、より分かりやすい視覚的なシミュレーションを行うことができば、患者様と矯正科医との治療目標に対する認識の差を排除できると考えています。

それでは、この患者様を例に、どのようなステップで側貌(横顔)のシミュレーションを行うのか、説明していきたいと思います。

 

▼まず、側面頭部エックス線写真(側面セファロ)を用いて分析を行います。
sokubouyosoku3

 

▼次に、横顔の写真とトレース図(分析に用いた線)を重ね合わせます。

sokubouyosoku4

 

▼次に、前歯を後ろに下げるシミュレーションを行います。

sokubouyosoku5

このシミュレーションでは、上下の前歯を7mmほど後退させています。唇の位置も、歯の移動に伴い後ろに後退します。また、梅干状の隆起も改善された状態を予測しました。

 

▼そして、次の写真が最終的にシミュレーションされた横顔になります。

sokubouyosoku6_m

いかがでしょうか? 上下の前歯を後ろに下げることで、口元の突出した感じが改善され、よりバランスの良い側貌(横顔)が得られることがわかります。

 

 

 

【予測は予測であって、結果ではない!】

このように視覚的な術後の予測は患者様と矯正科医とのより良い相互理解の助けとなることがお分かりいただけたと思います。

 

しかしながら、このようなシミュレーションには問題点もあります。シミュレーション結果はあくまでも予測であり、結果を保証するものではないと言うことです。

 私もこのようなシミュレーションを患者様にお見せする場合、そのことについてはしっかりと説明しています。

 

患者様のご要望をより正確に把握し、矯正治療にできることの限界を説明しながら、相互に理解する結果を導ける。矯正歯科医はそのための丁寧なコミュニケーションを行うことが必要であると考えています。

 

私が重要視する「コミュニケーション」についてはこちらが分かりやすいので、ぜひご一読ください。
デジタル矯正システムは、患者様との良好な信頼関係にも貢献します

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ソーシャル・スマイルのためのソーシャル6(social 6 )

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

今回は部分的な矯正治療、特にソーシャル6(social 6)とよばれる上あごの前歯6本の矯正治療についてお話したいと思います。

 

 

【ソーシャル・スマイル、social 6とは】

 

▼この写真の違いが分かりますか?

様々な笑顔左から右に向かって、以下の状態です。

  • 安静にしている状態
  • 笑顔の最初の段階:ソーシャル・スマイルと呼ばれます
  • 笑顔の第二段階で大きく笑っています

中央の「にっこり笑った状態」は社交の場で最も多く見られる笑顔なので「ソーシャル・スマイル」、そしてその時にはっきりと見える前歯6本が「social 6」と呼ばれています。

 

このソーシャル・スマイルを美しく改善したいとの想いから、矯正治療を受けられる患者様が多く来院されます。

 

 

【「social 6」の矯正治療、日本人は難しい】

 

患者様は、この「気なっている前歯のみを治療することは可能なのか?」という疑問を持っています。

 

そして歯科医師の中には「前歯のみの矯正治療は簡単で、矯正治療の専門知識なしに行うことができる」と考えている場合が多いと思います。

 

もちろん、ちょっとした前歯の捻じれや少しの隙間を治す、それだけなら治療できる場合もありますが、そううまく行くケースは実は非常に少ないのです

 

欧米人の場合は日本人と比較して歯の凸凹が少ないので、比較的難易度の低い治療で改善できることが多いですが、日本人は歯の凸凹が多いので、この前歯6本(social 6)のみ治療ではとても困難な場合があります

 

私は、前歯6本のみの矯正治療を決して否定しているわけではありませんし、患者様が前歯のみの治療を希望され、結果に満足されるのであれば、積極的に行っています。

 

すべての矯正治療で言えることだとは思いますが、矯正治療の治療目標は

  • 患者様がどの程度の歯並びで満足することができるのか
  • 決して“矯正医目線からの完璧な歯並び”を目指すのではなく、どこにお互いが妥協できる目標を設定するのか

ということだと考えます。そして前歯6本のみの治療はこういった点で、多くの状況で妥協が必要になることが多いです。

 

 

【soclal 6の治療を希望された実例】

 

▼この患者様は、上顎の前歯のみの治療を希望され来院されました。

ソーシャル6矯正前の歯列1

ソーシャル6矯正前の歯列2

 

▼まず、前歯6本をそのまま並べたときのシミュレーション結果です。

ソーシャル6矯正最初のシミュレーション赤い矢印の部分を見ていただくとお分かりなるように、ただ並べただけでは出っ歯になってしまいます。

 

▼これを受けて、前歯の幅を小さくする処置(IPR:Inter Proximal Reduction)を行った場合のシミュレーションを行いました。

ソーシャル6が出っ歯にならないように調整したシミュレーション

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出っ歯にならないようにIPRを行った結果、確かに出っ歯はかなり矯正されます。

ところがこれで、歯を削る量が1.0mmよりも多くなる部分ができてしまうことがわかりました。

※赤枠の部分が歯を削る量を示しています。

 

これだけの量のエナメル質を削ってしまうと、その内側の象牙質が露出し、知覚過敏などの症状が出てしまいます矯正の結果、歯の健康を損ねるようなことがあってはなりません

▼そこで、前歯だけの治療ではなく、上顎全体の部分矯正による治療を想定し、シミュレーションを行いました。

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IPRを行う歯の数が増えたことによって、

  • 歯を削る量をそれぞれ半分以下にできる
  • 象牙質が露出するリスクが小さくなる
  • また出っ歯にならないような治療をおこなえる

ということがことが分かりました。

このシミュレーションを基に患者様に説明をさせていただいた結果、前歯6本のみの治療ではなく、より安全で効果的な上顎全体の部分矯正で治療をスタートすることになりました。

 

また患者様が望んでいた「よりシンプルな矯正治療を受けたい」というご要望にもこたえることが出来る治療方針だと思います。


 

このように、

  • 上あご6本の前歯(social 6)のみの矯正治療も、けっして簡単な矯正治療ではない
  • 矯正専門医の知識と最新の技術があってこそ、より良いものにしていくことができる

ことがお分かりいただけたと思います。

矯正治療をお考えの方はより良い結果を得るために、ぜひ矯正の専門家にご相談されることをおすすめ致します。

 

参考文献:Carlos Alexandre. Aesthetics in Orthodontics: Six horizontal smile lines:Dental Press J. Orthod.131 (15)1, 118-131, 2010

矯正治療後の笑顔の美しい写真

「笑顔」を基準とする、新時代の矯正治療。-実際のシミュレーション-

これまで、デジタル矯正システムの様々な利点をご紹介してきましたが、皆様に知ってもらいたいことはまだまだたくさんあります。

今回は、

 

  • デジタル矯正システムというハード面
  • 患者様のQOLというソフト面

両方で大変重要な「笑顔を基準とした新しい歯の移動のシミュレーション」について、デジタル矯正システムを使うことで可能になった新しいアプローチについてお話します。
患者様と矯正歯科に従事される方の両方にぜひ読んで頂きたい内容です。

 

 

【笑顔を獲得するということ】

 

患者様は、何のために矯正治療を受けたいと思うのでしょうか
「歯の機能回復」「疾患の治療」…。矯正治療でもちろん大切なのは、こういった医学的な側面があります。
でも私は、患者さんの生活全体を見たとき「見た目を整える」という点がとても大切だと思っています。

 

矯正が必要で来院される方は、心からの笑顔をつくれない方がほとんどです。なぜなら、口元に自信が持てないからです。

 

笑顔をつくれないと、どこか気持ちも暗くなってしまうのは、みなさん共通だと思います。

 

それが、歯並びがよくなることで気持ちが前向きになって、表情が変わってくる

今まで何人もそういった患者様を見てきましたし、治療前後の顔写真を見たら一目瞭然です。治療前は笑っていないのに、治療後は楽しそうな表情をされています。

 

つまり「自分にとってより良い笑顔を獲得するため」に矯正治療を受けるという考え方がとても重要だと考えています。

 

 

【矯正治療、仕上がりの指標は何か】

 

ご存知のように、矯正治療では歯を動かし、見た目を整えます。

その場合、何か基準がなければ歯を動かすことはできません。歯を動かすための目標があって、初めて適切な位置に歯を動かすことが可能となります。

これまでの矯正治療では、

 

  • 顔を横から見た場合の上あごの位置や下あごの位置を評価する
  • 横から見たときの前歯の傾きなどを“平均値”と比較する

これらの情報から歯を動かす目標を決めることが一般的でした。もちろん、この評価方法はとても大切で、良い治療結果にはなくてはならないものです。

 

しかし、果たしてこれで十分なのでしょうか?

 

人の歯はいつ見えるのでしょうか?…それはもちろん、笑顔のときです。一人ひとりの笑顔のための矯正治療であるためには、この笑顔が治療の基準になるのが当然だと考えます。

 

 

【デジタル矯正システムで患者様の笑顔をシミュレーション】

 

患者様の口腔内の3Dモデルを作成するデジタル矯正システムは、笑顔のシミュレーションを行うこともできます

 

矯正前の歯の凹凸や八重歯の笑顔の写真

この写真を見て、皆さんはどのように思うでしょうか?

  • 歯の凸凹
  • 右側の八重歯

この辺りが気になりますね。

 

それでは、下の写真の、「○」で囲った部位を見てどう思いますか?

矯正治療前、バッカルコリドーが発現している写真

それでは、この写真の○で囲った部位を見てどう思いますが?

 

この患者様の場合は比較的軽度ですが、このように笑顔を作ったときに口角に、黒く抜けた空間 “バッカル・コリドー” が出現しています

 

矯正治療に関する国際的な学術論文などによると、このバッカル・コリドーの面積が少ないほうが “より美しく魅力的な笑顔” と感じられることが統計的に明らかになっています。

 

ですので、アメリカやオーストラリアなどでは、患者様の意識もとても高く、このバッカル・コリドーを治すためだけに矯正治療を受けることも多いのです。

 

 

【笑顔を基準とした治療予測シミュレーション】

 

この図は、デジタル矯正システムで「患者様の笑顔の写真」と「三次元(3D)モデル」を重ね合わせたものです。

二次元の写真と三次元モデルを組み合わせた画像

三次元モデルは、その向きや見え方を調整することによって、このようにより正確に二次元の写真と重ね合わせることができます。

二次元の写真と三次元モデルを組み合わせて歯を選択した画像

次に、この図のように写真の唇の内側(歯の部分)を選択し、その部分の写真を削除すると…

二次元の写真に三次元モデルをはめ込んだ画像

二次元の写真の中に三次元モデルをきれいにはめ込むことができました。

八重歯の位置やバッカル・コリドーが正確に近い状態で再現されていることがお分かりいただけると思います。

 

そして、凸凹や八重歯を治し、またバッカル・コリドーを改善するよう歯を動かした場合のシミュレーション結果が下の画像です。

矯正の基準となるスマイルライン

なお、赤で示した線は「スマイルライン」と呼ばれており、これも基準としてシミュレーションを行いました。「スマイルライン」に沿って上あごの歯をならべることも、魅力的な笑顔になる要素であると言われています。

 

このように、デジタル矯正システムで実際の写真を基にシミュレーションを行うことは

 

  • 患者様にとってとても分かりやすい
  • 患者様と矯正科医が最終的な治療目標を目に見える形で共有できる

といったことが可能になるので、より良い信頼関係も構築できます。

もちろん、その場でお話しながらダイナミックにシミュレーションを操作して、より患者様が納得する治療目標を再設定することも可能です。

 

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ホームページにも書かせていただいていますが、

新しい歯科矯正技術による、より良い治療結果を多くの方に提供し、みなさまの毎日をより豊かなものにしていきたい。

…”心からの笑顔のために”…

これが、日本橋はやし矯正歯科の想いです。

矯正中の歯磨き、デンタルミラーを使う

矯正体験レポート第二回:矯正中の歯磨き3つのポイント!

こんにちは!日本橋はやし矯正歯科、ただいま矯正中のスタッフです。今回は大変好評な「矯正体験レポート」。前回に続いての第二回をお送りします!
前回のご報告はこちらでご覧くださいね。
必読!矯正体験レポートをお送りします!

矯正を始めて、はや一ヶ月経過しました。
そこで今回は確認も含めて、矯正中の歯の磨き方を歯科衛生士さんにレクチャーしてもらった内容を皆様にご紹介いたします。

この記事を読んでくださっている多くの方に参考にして頂けるよう、「普通の歯ブラシ」だけでできる方法です

 

【ポイント1:矯正装置の周り】

 

■磨き方のコツ
矯正装置には厚みがありますので、どうしても汚れが溜まってしまいます。
ですので矯正装置自体の汚れを落とすために、矯正装置そのものに歯ブラシを当てて磨きます。上側を磨いたら、下からも歯ブラシを当てて磨きます。
「歯を磨く」のではなく「矯正装置を磨く」ということですね!

矯正装置の周りの磨き方1

 

矯正装置の周りの磨き方2

 

■やってみて・・・
私は上が裏側、下は表側の矯正です。下は表側に付いている矯正装置を目で確認しながら磨くことができるので、比較的キレイに磨けました。

しかし、上は裏についている矯正装置を直接見ることができないので感覚で磨くため、やはり倍の時間がかかります。ですので裏側矯正をお考えの方は、歯磨きに要する時間も意識された方が良いでしょう。

また今回は「普通の歯ブラシ」での磨き方をご紹介していますが、デンタルミラーを使えば直接見ながら歯磨きができます。歯磨きの精度がかなり高くなるのでオススメです!

矯正中の歯磨き、デンタルミラーを使う

デンタルミラーは、日本橋はやし矯正歯科で患者様みなさまに差し上げている「はみがきセット」にももちろん入っています!はみがきセットについてはこちらをご覧ください。

みなさまに差し上げているはみがきセットをご紹介します。

【ポイント2:ワイヤーの下(歯とワイヤーの間)】

 

■磨き方のコツ
矯正装置のワイヤーの下、歯とワイヤーの間の部分は歯ブラシが届きにくく、また歯と歯の間(矯正装置の隙間)は特に汚れが溜まりやすいです。

そのため、ワイヤーと歯の間に歯ブラシのつま先※の部分を、歯の正面から斜に入れ込むようにして磨きます。

矯正装置の上から磨いたら、矯正装置の横の面も磨くようにしましょう。

矯正装置のワイヤーの下の磨き方

※「つま先」とは、歯ブラシの先端に近い部分を指します。また両側を「脇」、柄に近い部分を「かかと」…つまり、足の裏に見立ててるんですね。面白いですよね!

 

■やってみて・・・
歯ブラシのつま先を斜めに入れて磨くというのがなかなか難しい…。しかし斜めにしなければ、ワイヤーの下に歯ブラシの毛先が入らないので、キレイに磨けません。
また、一番奥は磨きにくく、磨き残しが多い気がしたため、奥歯は一番ていねいに磨くようにしています

 

 【ポイント3:歯と歯茎の境目】

 

■磨き方のコツ
歯と歯茎の境目は、矯正装置を付けてなくても歯垢が残りやすく、虫歯になりやすいと言われます。
矯正装置を付けている方はさらに磨きづらいので、虫歯になって歯茎が腫れてしまうと、装置が外れやすくなるので要注意です。
もちろん虫歯の治療もする必要がありますから、なおさら気を付けて頂きたいところです。
歯と歯茎の境目を鏡で確認しながら、歯ブラシを斜め45度に傾けて磨きましょう

矯正中、歯と歯茎の境目の磨き方

 

■やってみて・・・
鏡を使っても奥歯はなかなか見えません…。そのため最初はだいぶ苦労しましたが、回数を重ねることで、鏡を見なくても感覚で磨けるようになりました!
やっぱりなにごとも、練習して慣れることが大事です…。

 

 【装置がない部分もしっかり磨きましょうね】
今回は、矯正中に気になる装置がついた部分の歯磨きを説明しました。そして、最後に気をつけて頂きたいことがあります。

矯正装置がつくとどうしても装置の周りばかりに気をとられてしまいがちです。でも、噛む面や装置が付いていない面も忘れないようにしっかり磨いてください!

可能であれば、何か食べ物を食べた後は必ずその都度歯磨きをすることが望ましいのですが、外出先でどうしても歯磨きできない場合は、口をゆすいだり、うがいだけでもするようにしましょう。

また、夜寝る前の歯磨きは、虫歯予防にとってとても大切ですので、しっかり時間をかけて磨くようにしてください。

美しい歯列は健康な歯があってこそ成り立ちます。私もみなさまと同じく、毎日頑張って歯磨きしていますよ!

 


矯正体験レポートのバックナンバーと続きはこちら。ぜひ読んでみてくださいね!

 

必読!矯正体験レポートをお送りします!
矯正体験レポート第三回:カスタムワイヤー編!
矯正体験レポート第四回:2ヶ月経過しました!
矯正体験レポート第五回:顎間ゴムを付けました!
矯正体験レポート第六回:画像で分かる、歯の移動!
矯正体験レポート第七回:5ヶ月経過の状態は!?
矯正体験レポート第八回:矯正装置卒業しました!
矯正体験レポート第九回:リテーナーについて


**日本橋駅、東京駅からどうぞ!日本橋はやし矯正歯科**

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美しい横顔「Eライン」を分かりやすく説明しました

皆様こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです。

突然ですが、みなさんはご自身の横顔を見ることはありますか

意外とみなさん、正面のお顔は鏡でご覧になりますが、横顔って見る機会があまりないですよね。

しかし人間の顔は立体なので、当然ながら正面だけでなく、斜めや横顔も見ることになります。

そしてそれぞれのシルエットがその人の印象を決める…つまり、立体としてのお顔のシルエットを意識することは非常に大切なことなのですよね。

そして、ここで「Eライン(イーライン)」という概念が登場するのです。

 

 

【Eラインって何?説明します】

 

Eライン(esthetic line)とは「人の側貌(横顔)で、鼻の先端とアゴの先端を結んだライン」を指す、1950年代にアメリカの矯正医が提唱した概念で、側貌(横顔)の美しさの指標のひとつとして次第に一般的にも知られるようになってきています。

アジア人は、そのライン上に上下の唇の先端が来るのが平均的といわれ、そこから出てしまわないほうが美しいとされています。
(ちなみに欧米人は、鼻が高くアゴの先端が前方に出ているので、唇の位置はEラインから数ミリ後方です)

矯正の計測項目は何種類かあり、Eライン以外にもいくつか横顔の基準があります。
「どれが正しい」というものではなく、それぞれ提唱者の主観的な考えが色濃く反映されています。でも、中でもEラインが一番認知度が高いのはおそらく、とても分かりやすい基準だからだろうと思います。

 

 

【一目瞭然!Eラインでの違い】

 

さて、下の写真を見て美しいと感じられるのは左右どちらの写真でしょうか?

イーライン説明 術前と術後の写真、症例A

 イーライン説明 術前と術後の写真、症例B

イーライン説明 術前と術後の写真、症例C

いずれも、右だと思われた方が多いと思います。左が術前、右が術後の写真です。
左右の写真の違いを分かりやすくするために、鼻の先端から顎(オトガイ)にかけて直線で結んでみたので一目瞭然ですね。

  • 左(術前)の写真
    口元が出ている状態で、上下顎前突、バイマキ(bimaxillary protrusion)などとも言われます。
  • 右(術後)の写真
    矯正治療後。左の術前と比べて、上下唇がこの線上に触れるか、やや内側にある状態になりました。この口元が、Eラインを得られた状態です。確かに横顔がすっきりキレイになっていると思います

 

 

【自分の横顔を意識していきましょう】

 

普段、自分自身ではなかなか見ることが少ないかもしれない横顔。でも、自分以外の人は、結構横から見ているのです。

  • お仕事中のデスクでふと目に入る横顔
  • 電車の中で左右を見たとき何気なく見える横顔
  • 会話中何気なく見える横顔
  • 外食中にテーブルを囲む人たちの横顔

こうやって考えると真っ正面から見る顔より横顔を見る機会の方が多いような気がしますね!

周りの人は意外と横からも見ています。正面の美しさはもちろんのこと、ぜひご自分の横顔を見て頂いて、「横から美人」を目指してみませんか

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自分ではなかなか気づかない、でもとても大切な、美しい横顔。

 

日本橋はやし矯正歯科では、このようなご相談も承っています。矯正歯科のスペシャリストとして、国内外で研究に参加してきた林先生が、みなさまのちょっとしたお悩みにも的確にお応えしますので、お気軽にご連絡下さいね!

 

 


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