こんにちは!日本橋はやし矯正歯科のスタッフBです。
スタッフBの矯正体験レポート第三回にして最終回、ついに治療を終えてきれいな歯並びになりました!
今回の経験から、ワイヤー矯正の感想や矯正中に気をつける意外なことなども盛り込んでお話します。
第一回、第二回もぜひお読みください!
目次
カスタムワイヤーは3Dデジタル矯正の要です
ロボットが作製するカスタムワイヤーは
カスワムワイヤーはセラピューティックスキャン(Therapeutic Scan)※を用いて作成された3Dデジタル仮想モデルを基に正確に作製したオリジナルのワイヤーです。
これをセットしていきます。
デジタル矯正ならではの治療でわくわくします!
※デジタル仮想モデル作成の手順は前回のブログで説明しています。
1. まずセラピューティックスキャン(Therapeutic Scan)といって、歯の位置や装置の位置を確認するスキャンを行います。
2. そしてCBCT(歯科用CT)を含むレントゲン撮影をして、歯の根っこやその周囲の骨の状態を確認します。
3. 口腔内、顔の写真を行い、それらの資料を基に3Dデジタル仮想モデルを作成します。
ワイヤーは矯正の過程で太さが変わります
始めは細いラウンドのワイヤーを使用することが多く、その後は角ワイヤーという太いワイヤーにサイズを上げていきます。
角ワイヤーを装着とエラスティックチェーン
角ワイヤーになると、歯の傾きや、わずかに改善したい歯の細かな調整が可能になります。
緻密に動かしながら、出っ歯で前方に傾斜していた私の歯並びを改善することができました。
ワイヤーが太くなることによって、ワイヤーの上にかけるエラスティックチェーン※というゴムの強さも強くすることができます。
エラスティックチェーンはこの青いゴムです。
※エラスティックチェーンも別のスタッフの矯正体験ブログで説明しています。
エラスティックチェーンとは、ブラケットに付ける歯を動きやすくするためのゴムのことで、ディスキングをするほとんどの方が使用するようです。
歯のねじれをとったり歯の隙間を閉じたりするときにとても活躍してくれます!
エラスティックチェーンの力が弱すぎると歯を移動させる効果があまりないですが、逆に強すぎると歯が傾斜して動いてしまうためよくありません。
林先生がその人それぞれの歯の動きを見ながら、ゴムの強さを考え、治療を行います。
なお、角ワイヤーに変わる時に、矯正ならではの締め付けられるような痛みが出ましたが3、4日で軽減されました。
(今思えば、矯正器具を装着した最初の一週間が一番痛みが強いと思いました)
抜歯をすると矯正期間が比較的長くなります
私のように抜歯をしている方は、隙間を閉じる期間が長くかかり、早くても半年以上はかかります。
抜いたところを閉じていくわけなので、当然といえば当然ですね。
この期間では歯がきれいに並んでいるので、あまり変化を感じられない方も多いと思いますが、着実に隙間は閉じてきています。
舌のスポットポジションと気をつけること
先ほど、歯の隙間を閉じるのには時間がかかるとお話しましたが、舌の位置も深く関係しています。
舌の正常な位置は上の歯の前歯2本の裏側にあるふくらみの部分です。
私も歯科の勉強をするまでは知らずに過ごしていました。
無意識に下の歯の前歯を押してしまっていて、なかなか隙間が閉じない方も多いように感じます。日頃から意識をし、舌の位置を正しい位置にできるようにしてみて下さい。
口呼吸に気をつけて鼻呼吸をしましょう!
また舌の位置が低位にあることで気道が狭くなり、口呼吸になりやすいとも言われています。
さらにマスク生活の影響で口呼吸の人が増えているようです。
口呼吸になってしまうと、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、風邪をひきやすくなります。
また、顔貌の変化にも影響があるようで、口周りの筋肉をつかわないことから鼻の下が伸び、のっぺりした顔つきになると言われています。
鼻呼吸をすると、口が閉じるので唾液の分泌が多くなり、喉が渇きにくくなり、虫歯になりにくくもなり、筋肉をつかうので口元も引き締まります。
みなさんもぜひ舌のスポットポジションと鼻呼吸を意識してみてください!
隙間を閉じた後の微調整
治療の経過に話を戻しますね。
アンカースクリューを使って約二年で、抜歯した隙間が閉じました!
正中が少しずれたので正中を合わせる治療も行いました
抜歯した隙間が閉じると、真ん中のライン(正中線)が上下の歯で大きくずれていました。
気にならない方もいらっしゃいますが、一応歯科衛生士なので気になってしまい…正中合わせの治療を行いました。
主に以下の二つのやり方で行います。
- 顎間ゴム
患者様自身で輪ゴムをかけて、歯を動かす方法です - IPR(ディスキング)
歯と歯の間を削って隙間を作り、その隙間を利用して歯を動かす方法です
治療終了前はスタッフや医師に確認を!
隙間が閉じて矯正治療が終了する前に、院長またはスタッフから気になるところがないか確認させてもらっています。
歯の高さや傾き、ねじれなど、気になるところがある方はぜひ私たちスタッフや医師に気軽に相談してください。
患者さまが目指すゴールに寄り添った治療ができればいいなと考えています。
治療前と治療後の比較です
それでは、矯正治療のBeferとAfterをみていきましょう。
矯正前(正面)
全体的に歯のがたつき、上の歯が出ている状態。
矯正後(正面)
きれいな歯並びに改善されました!
矯正治療終了後の顔貌について
とにかく一目瞭然なので写真をご覧ください!
言わずもがなですが、左が治療前、右が治療後です!
口ゴボが改善しEライン、顎のラインがきれいになりました
矯正前は前歯が出ていたため口元が突出(口ゴボ/ゴボ口)していましたが、矯正後は口元が収まり、シャープになりました!
顎のラインもEラインも整いました。
唇が閉じるようになって口呼吸がなくなりました
また4番目の歯をすべて抜歯したことにより、歯が顎にしっかり収まり、口唇が閉じるようになったので、口呼吸もなくなりました。
この術前術後を見て矯正治療に興味をもってもらえると嬉しいです。
治療終了後はリテーナーを正しく使いましょう
矯正終了後は、透明なリテーナー(マウスピース)で保定します。
保定期間が長ければ長いほど、後戻りのリスクが減るので、しばらくはリテーナーを着用します
ごはんを食べる時と歯磨きする時とお水以外の飲み物を飲むとき以外は、リテーナーを外します
リテーナーも一週間ほどで慣れてきますのでご安心ください。
矯正治療を終えての感想
矯正治療をして良かったことがたくさん!
矯正をして良かったことは、口元が綺麗になり、歯を見せて笑えるようになったこと。
歯磨きがしやすくなったこと。Eラインが整ったことです。
私自身も、矯正治療に大変満足していて、もっと早くから治療を行えばよかった…と思いました。
治療費は安くないからこそカウンセリングをしっかりと!
矯正治療費は、とても安価とはいえないので、医院選びは重要だと思います。当院では医師による無料のカウンセリングを行っておりますので、ぜひご予約ください。
とても勉強になった2年半でした
上下抜歯ありのアンカースクリューを使った裏側矯正治療ですが、治療期間は約二年半でした。
最初は、歯みがきが難しく異物感も感じましたが、慣れてしまうと、お食事も、歯磨きも問題なくする事ができ、あっという間に感じました。
裏側矯正だったので、友人からも矯正をしてることは気づかれませんでした。
デジタル矯正を学びつつ、体感できて、とても勉強になりました。林先生ありがとうございます。
ブログをお読みいただいた皆様もありがとうございます。
矯正治療を検討されている方、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。お待ちしています。