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ハイブリッド矯正治療とは -その2-

2018/09/05 11:25:19

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

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こんにちは。日本橋はやし矯正歯科です。
お悩みの方は当院の無料カウンセリングも是非ご検討ください。

 

(2018年9月5日公開/2024年10月23日更新)

 

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、最近お問い合わせの多いハイブリッド矯正治療について、もう一度お話させていただきたいと思います。

 

ハイブリッド矯正については、以前のコラムではこのように説明しています。

矯正治療には、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正による矯正治療などいくつかの代表的な治療方法があり、一般的には各治療方法を単独で用いて治療を行います。

 

しかし、各治療法には利点や欠点、向き・不向きがあります。

 

そこで、これらの利点だけをうまく融合させより効果的・効率的で、患者様の多様な要望に答えることができるようにデザインされた治療方法が「ハイブリッド矯正治療」なのです。

ハイブリッド矯正治療とは より

 

▼こちらのコラムもぜひ参考にしてください。

ハイブリッド矯正治療とは

 

 

ハイブリッド矯正治療とは

 

日本橋はやし矯正歯科で行っておりますハイブリッド矯正治療とは、裏側矯正とマウスピース矯正といった、複数の矯正治療方法を組み合わせた画期的な治療です。

最新のデジタル矯正システムを用いることでより進化した治療となっています。

 

裏側矯正、インビザラインなどのマウスピース矯正は、ともに目立たない治療方法ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

マウスピース矯正のメリット・デメリット

 

インビザラインなどのマウスピース型装置による矯正治療(通称:マウスピース矯正)は、装置が取り外せるので、歯みがきなどのお口の環境維持がとても楽に行えます。

しかし歯の凸凹が強い場合、その凸凹を解消するのに治療時間が長くかかってしまうことがあります。

 

裏側矯正のメリット・デメリット

 

ワイヤーを用いた裏側矯正などは、歯の捻じれや凸凹を解消に効果が高く、治療のはじめの段階で凸凹などは比較的すぐに改善されます。

ですが歯の裏側に装置を着けますので、慣れるのに少々時間がかかったり、歯みがきにコツが必要だったりと、一時的に痛みを伴ったり、お口の中のケアなどが少し難しくなります。

 

この2つの治療を組み合わせ、それぞれの良いところを積極的に使う治療がハイブリッド矯正治療です。

 

 

ハイブリッド矯正治療を行った実際例

 

こちらは24歳の女性です。上下顎ともてこぼこが大きく、マウスピース矯正のみでは治療が難しく、治療期間も長くなってしまうと判断し、ハイブリッド矯正治療を行いました。

 

治療前の歯列の状態

 

▼こちらが上顎と下顎です。 カスタム・コンビネーション矯正治療前の上顎と下顎の画像

 

▼このように上下とも歯列に問題があると噛み合わせも良くなく、そのため見た目以外に様々な問題が起きてしまいます。

カスタム・コンビネーション矯正治療前の口腔内前からの画像

 

ハイブリッド矯正による治療方法

 

(1)裏側矯正

 

そこでまずは裏側矯正です。裏側矯正が得意とする部分である「抜歯を行い、凸凹を解消し、歯の捻じれなども改善する」という部分を行いました。

 

▼裏側矯正を行った上顎と下顎です。

裏側矯正を行った上顎と下顎の画像

この時点で、かなり歯の凸凹がなくなり、綺麗になってきています。

歯を抜いた後の隙間を閉じるのも針金矯正の方が効果的です。

 

▼裏側矯正中の咬み合わせです。かなり揃ってきています。

裏側矯正を行った咬み合わせの画像

しかしまだ凸凹や隙間などが残っているのが分かりますので、ここから先はマウスピース型矯正装置で矯正治療を行っていきます。

 

(2)マウスピース矯正

 

▼マウスピース型矯正装置を使用する前の上顎と下顎です。

マウスピース型矯正装置を使用する前の上顎と下顎の画像

 

▼咬み合わせがこちらです。

マウスピース型矯正装置を使用する咬み合わせの画像

 

この時点で裏側矯正を外し、インビザラインを用いたマウスピース矯正に移行します。

 

▼左がインビザライン治療開始時、右が治療終時のクリンチェック(シミュレーション)です。

左がインビザライン治療開始時、右が治療終時のクリンチェック(シミュレーション)の画像

かなり歯列が揃っており、咬み合わせもよくなっていることが分かります。

 

こちらの患者様の治療は、現在は最後の段階に来ており、患者様ご自身もとても現在までの治療経過に満足されております。

 

いかがでしたでしょうか。このように2つ以上の治療を組み合わせより良い治療を提供できるのがカスタムコンビネーション治療です。

 

患者様の症状により何か最適な治療なのか判断し、実際にその最適な治療を行うことが出来るのはデジタル矯正治療の強みです。

ぜひ検討していただければと思います。

 

 

▼こちらのコラムもぜひ参考にしてください。

ハイブリッド矯正治療とは

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

資格ドクターの紹介はこちら

・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)

治療内容について