日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫
資格 (ドクターの紹介はこちら)
・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター
日本橋はやし矯正歯科 TOP > コラム > 歯の凸凹、出っ歯、過蓋咬合の治療例
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こんにちは。日本橋はやし矯正歯科です。
お悩みの方は当院の無料カウンセリングも是非ご検討ください。
みなさんこんにちは、日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。
今回のコラムでは裏側矯正で治療を行った症例の報告をさせていただきます。
※こちらの記事は今回の患者さまの事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。
目次
今回ご報告させていただくのは、26歳の女性の患者さまです。
歯並びが凸凹していること(叢生)、出っ歯および咬み合わせが深い(過蓋咬合/ディープバイト)ことを主訴に来院されました。
まずは顔面写真を見ていきます。正面からの写真です。正貌と言います。
この正面からの写真で確認することは左右の対称性です。この患者さまは左右対称の正貌であり、顔面非対称の症状は認められませんでした。
次に横顔の写真です。側貌と言います。
横顔の写真では顔のタイプの分類分けを行います。上顎が出ているのか、それとも下顎が出ているのかを評価します。
この患者さまは上顎が少し出ているタイプの横顔で、コンベックス・タイプと言います。
また次に重要なのが唇の位置の評価です。
一般的にはE-line(Eライン、イーライン)を基準に評価を行います。この患者さまの場合は上下の口唇はほぼ平均的な位置でした。
次にお口の中の写真を見ていきます。口腔内写真と言います。
まず正面です。
上あごの一番前の歯(中切歯と言います)が左右で角度に大きな差があり、右側が大きく前に傾いています。
また患者さまの主訴にあるように左側の中切歯はかみ合わせが深くなっています。
次に上下顎の口腔内写真です。
上顎
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下顎
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ものを咬む方向から写しているので、咬合面観といいます。
アーチ状の歯の並びを歯列弓(しれつきゅう)と呼びます。
上の写真を見ていただくとお分かりになると思うのですが、上下の歯列弓のアーチがアーチの中央あたりで狭くなっています。
このような歯列弓の不正な状態を狭窄歯列弓(この患者様の場合は鞍状歯列弓ともいわれる状態です)と言います。
歯列弓の側方拡大という歯の動かし方があるのですが、狭窄している狭い歯列弓を横に広げ、大きなアーチにすることで凸凹が並びやすくなります。
この歯列空の側方拡大とIPR(Inter Proximal Reduction/ディスキング)を併用することで非抜歯での治療が可能と考えました。
IPRの説明は以下のコラムをご覧ください。
ただ、“親知らず”は水平埋伏という病的な状態でしたので治療前にすべて抜去することになりました。
患者さまの症状を改善するために、診断後、最適な治療計画を考えていきますが、大変重要なことのひとつに、抜歯をするのかどうかの決定があります。
抜歯をするかどうかは、患者さまのご希望をお聞きし、口腔内の状態を鑑みつつ、3Dデジタル矯正のの治療後の3Dシミュレーションを患者さまと確認しながら決めていきます。
この患者さまの場合、凸凹の程度や口元の突出感を考慮しても抜歯をせずに治療が可能と考えましたので非抜歯での治療となりました。
※非抜歯の場合は前歯が唇側に出てしまうことがあり、
治療は上下顎裏側矯正で行いました。治療結果の写真を示します。
患者さまの主訴であった歯の凸凹、深い咬み合わせ、出っ歯がきれいに改善されていることがお分かりいただけると思います。
上顎
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下顎
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上下顎の歯列弓の形状も側方拡大が適切に行われ、アーチがしっかり拡大されています。
ちなみに、この患者さま程度の凸凹でも抜歯治療を行う場合ももちろんあります。
口元を引っ込めたいとか前歯の傾きを治したいとか、患者さまのご要望は十人十色です。
今回は患者さま自身も非抜歯をご希望されていたこともあり、このような治療法となりました。
以下に今回の治療例をまとめます。
※治療費は2024年3月現在の金額です
日本橋はやし矯正歯科は最新の3Dデジタル矯正で裏側矯正治療を行っております。
患者さまにとって最適な治療計画を立案し、効率のよい治療を提供しています。
ぜひ一度カウンセリングにお越しいただければと思います。
資格 (ドクターの紹介はこちら)
・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター
1995年 | 北海道医療大学歯学部卒業 |
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1999年 | 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得 |
1999年 | 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手 |
2003年 | アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員 |
2006年 | 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師 |
2007年 | 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師 |
2007年 | 北海道矯正歯科学会 理事 |
2008年 | アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授 |
2008年 | 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授 |
2011年 | Digital Orthodontics 研究会 副会長 |
2015年 | 日本橋はやし矯正歯科 開院 |
2018年 | K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任 |
2021年 | 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任 |
2002年 11月 | 日本矯正歯科学会認定医(第2293号) |
2007年 8月 | 日本矯正歯科学会指導医(第608号) |
2013年 5月 | 日本顎関節学会専門医(第343号) |
2013年 5月 | 日本顎関節学会指導医(第208号) |