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加速矯正「オーソパルス®」について

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長、林 一夫です。
今回は当院が導入している「加速矯正」について詳しくお話させて頂きます。

 

 

より速く、より快適な矯正治療のためのオーソパルス®

光加速治療で細胞エネルギーが活性化する

 

光加速治療で照射するのは、低レベル光である近赤外線です。

矯正歯科治療を行いながら、この近赤外線を歯の周辺組織に照射することで、細胞エネルギーが活性化され、治療をスピードアップするだけでなく、痛みも軽減することができるというものです。

なぜ光加速治療が効果的なのか

 

歯列矯正は骨や組織に圧力(ストレス)をかけて行いますので、細胞の本来の働きは一時的に弱った状態になってしまいます。

しかし細胞に光をあてることで細胞中のミトコンドリアが反応し、歯を移動して治癒させようとする細胞のエネルギーを高めることができるのです。

オーソパルス(オルソパルス)本体とケースの画像

 

光加速治療を可能にする装置がオーソパルス®(OrthoPulse®)です

 

カナダのバイオラックスリサーチ社によって開発され、2015年の秋にFDA(米国食品医薬品局)で認証を受けた世界最先端の医療機器です。

 

オーソパルス®のメリット

オーソパルスのメリットは早い、安定、痛み緩和のイメージ画像

  1. 自宅で手軽に治療を行えます
    オーソパルス®(OrthoPulse®)は患者様ご自身がご家庭で、安全かつ簡単に光加速治療を行うことが可能です。治療を行うために通院する必要がないのでとても手軽です。
  2. 痛みを緩和してくれます
    近赤外線のエネルギーを利用して歯の周りの組織を活性化させるので、痛みを和らげながら歯の動くスビードを速めることができます。
  3. 治療後の安定にもなります

一般的に歯列矯正は、約2年〜3年程の治療期間がかかります。

それは、歯自体は比較的速く移動させることが可能ですが、歯根の周辺の骨はそれほど速いスピードで再生しないため、安全に歯の移動をするにはある程度の時間が必要だからです。

この点を解決するのがオーソパルス®です。
研究結果ではオーソパルス®を使用することで、歯根吸収させることなく、治療期間を最大66%短縮できることが確認されています。
約1/3になるということですから、通常は3年かかる治療を安全に1年程度で終了させることが可能なのです。

 

 

オーソパルス®の仕組みをおさらいします

 

オーソパルス®は、内蔵のLED光エミッターから近赤外線である850nmの波長の光が照射され、細胞内のミトコンドリアに作用して、代謝を向上させます。

オーソパルス®の光エミッター部分。

オーソパルス®の光エミッター部分。

この際、細胞が機能するためのエネルギーを生成し、細胞の活性化により歯の移動が促進され、歯の移動に伴う痛みも緩和します。

 

こんな方におすすめです!

 

  • 1日でも早く治療を終わらせ、歯並びを気にせず思いっきり笑いたい方
  • 就職や入学、結婚式など、新生活や特別な日までにキレイな口元になりたい方
  • 矯正にともなう痛みに対して不安のある方
  • 矯正装置をなるべく早くはずしたい方
  • 仕事が忙しいので、あまり治療期間を取ることができない方
  • 矯正治療を早く終えたいが、外科的処置に抵抗のある方

オーソパルス(オルソパルス)を手にした女性の画像

すでに医療現場で使われており安全性も立証されています

 

もちろん、何より安全かどうかが皆様気になるところ。患者様以上に歯科医師である私たちが神経を尖らすところです。

でも大丈夫!医療におけるフォトバイオモジュレーション(PBM)の使用は決して新しいものではなく、長い歴史のあるものなのです。

 

1931年にオットー・ワールブルクがミトコンドリアが光に反応する性質を持つことを発見し、ノーベル賞を受賞しました。

またPBMに関する学術論文については、査読を受けたものが5000点以上存在します。

 

歯科および医学会で使われているPBMを用いた医療装置については少なくとも17種類はあります。

 

PBMは疼痛治療などの医療分野のみならず、美容・アンチエイジング治療、骨折の治癒促進など、あらゆる分野で使われており、その安全性と治療効果についてもすでに1000以上の研究結果が発表されています。

 

 

 

使いかたは簡単、使い心地は快適

 

様々な矯正装置と併用でき、簡単便利!

 

毎日10分、日常の合間の時間に簡単に治療ができ、マウスピース、ワイヤー、どんな装置とでも併用していただけます。

 

オーソパルス(オルソパルス)を使用している女性の画像

 

オーソパルス®に埋め込まれた、医療品質レベルの柔らかなシリコンに安全かつ優しいLED光エミッター(放出体)により、まるで「運動選手が使うマウスピースのような感覚」で口内に簡単に装着することができます。

 

専用アプリで忘れを防止

 

使い終わった後はクレイドルに置くだけで充電が開始し、同時にオーソパルス®専用アプリとデータが同期します。

 

オーソパルス(オルソパルス)本体とスマホアプリの画像

 

継続的にきちんと使えているか、このアプリで確認できるので、使い忘れの防止にもなります。

 

※効果には個人差があり、全ての人に同様の効果が得られるとは限りません。

※加速矯正プランは、当院で矯正治療を行われている方のオプションとなります。

ハイブリッド矯正治療とは -その2-

(2018年9月5日公開/2024年10月23日更新)

 

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、最近お問い合わせの多いハイブリッド矯正治療について、もう一度お話させていただきたいと思います。

 

ハイブリッド矯正については、以前のコラムではこのように説明しています。

矯正治療には、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正による矯正治療などいくつかの代表的な治療方法があり、一般的には各治療方法を単独で用いて治療を行います。

 

しかし、各治療法には利点や欠点、向き・不向きがあります。

 

そこで、これらの利点だけをうまく融合させより効果的・効率的で、患者様の多様な要望に答えることができるようにデザインされた治療方法が「ハイブリッド矯正治療」なのです。

ハイブリッド矯正治療とは より

 

▼こちらのコラムもぜひ参考にしてください。

ハイブリッド矯正治療とは

 

 

ハイブリッド矯正治療とは

 

日本橋はやし矯正歯科で行っておりますハイブリッド矯正治療とは、裏側矯正とマウスピース矯正といった、複数の矯正治療方法を組み合わせた画期的な治療です。

最新のデジタル矯正システムを用いることでより進化した治療となっています。

 

裏側矯正、インビザラインなどのマウスピース矯正は、ともに目立たない治療方法ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

マウスピース矯正のメリット・デメリット

 

インビザラインなどのマウスピース型装置による矯正治療(通称:マウスピース矯正)は、装置が取り外せるので、歯みがきなどのお口の環境維持がとても楽に行えます。

しかし歯の凸凹が強い場合、その凸凹を解消するのに治療時間が長くかかってしまうことがあります。

 

裏側矯正のメリット・デメリット

 

ワイヤーを用いた裏側矯正などは、歯の捻じれや凸凹を解消に効果が高く、治療のはじめの段階で凸凹などは比較的すぐに改善されます。

ですが歯の裏側に装置を着けますので、慣れるのに少々時間がかかったり、歯みがきにコツが必要だったりと、一時的に痛みを伴ったり、お口の中のケアなどが少し難しくなります。

 

この2つの治療を組み合わせ、それぞれの良いところを積極的に使う治療がハイブリッド矯正治療です。

 

 

ハイブリッド矯正治療を行った実際例

 

こちらは24歳の女性です。上下顎ともてこぼこが大きく、マウスピース矯正のみでは治療が難しく、治療期間も長くなってしまうと判断し、ハイブリッド矯正治療を行いました。

 

治療前の歯列の状態

 

▼こちらが上顎と下顎です。 カスタム・コンビネーション矯正治療前の上顎と下顎の画像

 

▼このように上下とも歯列に問題があると噛み合わせも良くなく、そのため見た目以外に様々な問題が起きてしまいます。

カスタム・コンビネーション矯正治療前の口腔内前からの画像

 

ハイブリッド矯正による治療方法

 

(1)裏側矯正

 

そこでまずは裏側矯正です。裏側矯正が得意とする部分である「抜歯を行い、凸凹を解消し、歯の捻じれなども改善する」という部分を行いました。

 

▼裏側矯正を行った上顎と下顎です。

裏側矯正を行った上顎と下顎の画像

この時点で、かなり歯の凸凹がなくなり、綺麗になってきています。

歯を抜いた後の隙間を閉じるのも針金矯正の方が効果的です。

 

▼裏側矯正中の咬み合わせです。かなり揃ってきています。

裏側矯正を行った咬み合わせの画像

しかしまだ凸凹や隙間などが残っているのが分かりますので、ここから先はマウスピース型矯正装置で矯正治療を行っていきます。

 

(2)マウスピース矯正

 

▼マウスピース型矯正装置を使用する前の上顎と下顎です。

マウスピース型矯正装置を使用する前の上顎と下顎の画像

 

▼咬み合わせがこちらです。

マウスピース型矯正装置を使用する咬み合わせの画像

 

この時点で裏側矯正を外し、インビザラインを用いたマウスピース矯正に移行します。

 

▼左がインビザライン治療開始時、右が治療終時のクリンチェック(シミュレーション)です。

左がインビザライン治療開始時、右が治療終時のクリンチェック(シミュレーション)の画像

かなり歯列が揃っており、咬み合わせもよくなっていることが分かります。

 

こちらの患者様の治療は、現在は最後の段階に来ており、患者様ご自身もとても現在までの治療経過に満足されております。

 

いかがでしたでしょうか。このように2つ以上の治療を組み合わせより良い治療を提供できるのがカスタムコンビネーション治療です。

 

患者様の症状により何か最適な治療なのか判断し、実際にその最適な治療を行うことが出来るのはデジタル矯正治療の強みです。

ぜひ検討していただければと思います。

 

 

▼こちらのコラムもぜひ参考にしてください。

ハイブリッド矯正治療とは

「クラシコ」さまサイトにインタビューが掲載されました!

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです。

クラシコさまのサイトに、林院長院長のインタビューが掲載されました!

 

「ジェラート ピケ&クラシコ」クリニック導入事例の紹介

ルームウェアブランド「GELATO PIQUE(ジェラート ピケ)」とのコラボレーションから生まれたナースウエア「ジェラート ピケ&クラシコ」。この商品を歯科衛生士のユニフォームとして導入いただいている日本橋はやし矯正歯科さんをご紹介します。…

 

林院長のクラシコとの出会い

 

クラシコさまは、医療従事者用の白衣を中心に作られているメーカーで、特に、従来の医療用白衣に比べてとてもスタイリッシュなのが特徴です。

 

林院長が白衣を決めるまでの過程を、この様にお話しています。

 

2015年9月に開業するにあたって、よくあるクリニックのユニフォームとは一線を画したウエアを探していました。

ネットで白衣のことを調べていたときに、かっこよさが際立っていると思ったのがクラシコ。これだと思って導入を決めました。

「ジェラート ピケ&クラシコ」クリニック導入事例の紹介 より

特に、矯正歯科治療は見た目の美しさを求められることが多いので、そういう意味でも白衣はより良いものでなければならない、という林院長の思いもあったそう。

 

ただ単に着るだけの「仕事着」ではなく、患者様などに常に見られるものだということを考えてのこと、改めて聞くとなるほどなあー、と思いました。

 

 

大人気ルームウェアブランドのジェラート・ピケ

 

林院長が導入したクラシコさまの白衣は、ジェラート・ピケとのコラボ製品です。

 

ジェラート・ピケとは、機能性とデザイン性に優れたルームウェアブランドで、ルームウェアと言ってもちょっとしたお出かけやリゾート地でも活躍するようなクオリティの高い、とても素敵な服ばかりです。

 

▼公式サイトはこちらです

ジェラート ピケ | gelato pique Official Site | ルームウェアブランド

 

スタッフ全員がこの、ジェラート・ピケコラボの白衣なので、医院全体に統一感があり、また医院のコンセプトカラーである「ピアノホワイト」とも相性バッチリです。

 

ジェラート・ピケコラボの白衣のイメージ画像

「ジェラート ピケ&クラシコ」クリニック導入事例の紹介 より

 

 

開業のお話からデジタル矯正システムまで幅広いインタビューです

 

このインタビューは、白衣を決めたエピソードのみならず、開業するに至った思いや、デジタル矯正システムについてのお話なども盛り込まれていて、患者様や先生方に読んで頂くと、とても役にたつ内容となっています。

 

ぜひお読みくださいね!

「ジェラート ピケ&クラシコ」クリニック導入事例の紹介

ルームウェアブランド「GELATO PIQUE(ジェラート ピケ)」とのコラボレーションから生まれたナースウエア「ジェラート ピケ&クラシコ」。この商品を歯科衛生士のユニフォームとして導入いただいている日本橋はやし矯正歯科さんをご紹介します。…

 

私たちも普段、普通に着ている白衣ですが、こういう背景を知ると身が引き締まる思いです。

 

日本橋はやし矯正歯科へお越しの際は、ぜひ白衣もチェックしてみてくださいね!

Orametrix社でのミーティングと工場見学

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

今回の渡米では、AAOミーティングの後にOrametrix(オーラメトリックス)本社に再度訪問しましたので、その様子をレポートします。

 

▼AAOミーティングの様子はこちらです

AAO(アメリカ矯正歯科学会総会)参加レポート

 

デジタル矯正システム、suresmileに興味がある先生方、すでに導入されている先生方にはとても貴重な写真、情報がありますので、是非読んで頂ければと思います。

 

 

 

今回の訪問の目的は、Orametrix社が今年7月から日本へも提供を開始する新しいマウスピース矯正の工場見学と、今後の日本での活動に関する打ち合わせです。

 

これは、ここに来ると必ず記念に撮影する写真です。毎回凛とした気持ちになり、初心に還ります。

 

Orametrix社外観と林院長の写真

 

前回訪れた時に比べて、壁がきれいになっていました。

 

こちらは、いままで撮影禁止となっていた最新のワイヤーベンディングロボットの外観と内部構造の写真です。Chuck CEOの許可を得て初めて撮影させていただきました。

 

最新のワイヤーベンディングロボットの外観と内部構造の写真

 

ロボットが正確に作成し、そこで働く人たちがロボットの動きを常にチェックしています。

 

これら最新のロボットは、ワイヤーを曲げると同時に設計通りに屈曲されているかどうかをその場で計測しながら曲げて行きます。

 

高精度カスタムワイヤーを製作する写真1

 

たくさんのモニターがそれぞれの製造状況を知らせてくれています。

 

ワイヤーを曲げるアーム部分は特許の関係上、アップしてお見せすることはまだできません。

 

高精度カスタムワイヤーを製作する写真2

 

現在、アメリカで稼動しているロボットは6台、そしてドイツのベルリンで2台のロボットが稼働しており、日本で使用されるワイヤーはアメリカとベルリンの両方で作られていたため、ベルリンから届くものについては少し時間が必要でした。

 

そのベルリンのロボットも、今年の秋ごろにアメリカに移設され、合計8台のすべてのロボットがアメリカで稼動することになります。

 

これでワイヤーオーダーから日本に届くまでの時間が短縮されますので、患者様にご提供できるまでの期間もより短くすることができます。

 

曲げ終わったワイヤーはまずはこのように分類・保管されています。

 

高精度カスタムワイヤーが整然と保管された写真

 

こうして世界各国の患者様の治療のために、歯科医院へ送られていきます。

 

この写真は、最新のアライナー(マウスピース型矯正治療装置)作成ロボットです。

 

最新のアライナー(マウスピース型矯正治療装置)作成ロボットの写真

 

レーザーでモデルから成型されたアライナー(マウスピース型矯正治療装置)をカットして取り出します。実際の動きも見ましたが、とても効率よくまた正確にアライナーを作製することができます。

 

今回も非常に有意義な訪問となりました。この冬にも再度suresmileドクターを募集することになりそうです。まだまだ忙しい日々が続きますが、デジタル矯正システムの発展のために頑張りたいと思います。

 

ご興味のある先生がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。お待ちしております。

スタッフルーム(休憩室)のご紹介です。

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科スタッフです。

 

ここ東京ではすでに真夏日も観測され、梅雨入りとなりましたね。今年の梅雨は「メリハリ型」だと言われていますが、長引かないことを祈っております。

 

なかなかブログを更新できず「スタッフブログは終わったの?」と言われることもありますが(笑)、終わっていません! 失礼しました(笑)

 

ブログの更新も再開いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

さて、今回は患者様には直接関係はありませんが、応募される方や他の医院の方にはぜひ参考にして頂きたい、新しくできたスタッフルームをご紹介します。

 

▼落ち着いた色調のモダンな家具に、グリーンで清涼感を出しています。

日本橋はやし矯正歯科のスタッフルームの写真1

 

医院からちょっぴり離れてるから生まれたメリット

 

このスタッフルームは、隣のビルの4階に休憩室兼控え室として用意されたものです。

「移動に時間がかかるのでは…?」と思われる方がいらっしゃるかもしれないですが、移動自体はものの1〜2分。

普通の企業様にお勤めで、別階の休憩室に行かれる方々よりも楽ちんかな?と思います。

 

ほとんどの場合、休憩室は医院に設けられていると思いますが、医院の外に作られていることで、完全に独立した、別な空間となっています。

医院からすぐの距離ではありますが、職場から一時的に離れることで気持ちをリセットし、大変リラックスすることができます。

 

▼奥から正面を見るとこんな感じです。休憩室としては結構広いです!

日本橋はやし矯正歯科のスタッフルームの写真2

ここでお弁当を食べたり本を読んだりスタッフ同士おしゃべりしたりして、休憩時間を過ごします。

 

休憩室が落ち着けるから心機一転、お仕事に集中できます!

 

この休憩室ができてから、休憩中に今まで以上にリフレッシュできるようになりました。

休憩後のお仕事に向かう時の気持ちの切り替えも、そして患者様をお迎えする際にも、常にベストな状態で臨むという気持ちが強くなった気がします。

 

最高のパフォーマンスで患者様に接するという意識が自分自身も向上しましたし、「休憩する」ということの大切さを改めて感じています。

 

これからも、定期的にブログを更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!