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矯正体験レポート【スタッフA】(4)矯正治療終了の体験レポート

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科スタッフAです。

いよいよ矯正治療終了の体験レポートになりました!

先日、矯正器具を外してもらった結果をレポートしていきます。

 

改めて完成した歯並びに感激し、1年半近くお口にあった矯正器具が無くなると爽快感といつもあった物がなくなり寂しさもあります。(笑)

最初に、これまでの経緯を少し振り返ってみました。

 

 

矯正装置を見られたくないので「裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)」にしました

 

私が使用した装置は裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)です。

選んだ理由は、数年という長期間にわたる治療なので見えないように矯正したかったからです。

 

表側から見るとまったく装置がわからないので、矯正治療を始めてから終わるまで自分から言わない限り、一度も矯正していると周りから言われることはありませんでした。

 

裏側矯正で心配されることもそれほど問題ありませんでした

 

「喋りづらさ」や「装置が舌や歯に当たる」など裏側矯正で心配されることはいくつかありますが、それほどの問題ではありませんでした。

 

喋りづらさは私も気にしていましたが最初の1週間位で慣れ、会話も通常通りで会話に差支えはなかったように思います。

 

また裏側矯正では上顎の装置に下顎の歯が当たってしまうことが多いので、治療の初期にこのような咬み合わせを上げる処置をしましたがこれもすぐ慣れました。

 

装置装着直後の写真です。バイトアップ(バイトターボともいいます)という咬み合わせを上げるための青い材料を上顎の奥歯に着けています。

このバイトアップのおかげで、下の歯が当たるのはほんの最初だけでした。

 

バイトアップについての以下の記事も併せてご覧ください。

バイトアップの素材が新しくなりました!

 

 

裏側矯正だからこその意外なメリットも!

 

装置に食べ物が絡まっても裏側だと見えない!

 

実際に自身が装着してみて、裏側矯正(舌側矯正)にして思いのほか良かったと感じたのは、ラーメンを注文した時のこと(笑)。

山盛りに白髪ねぎが盛られていました。矯正中の方はおわかりいただけるかと思いますが最悪の事態です(涙)。
ワイヤー装置による矯正治療では食べ物が器具に絡まったり挟まったり…どの方も通る道ですが、幸いにも裏側なので大笑いしなければバレない!というところ!(笑)

 

これが表側矯正装置だったら、白髪ねぎが装置に挟まった状態でラーメンを頬張り…ということになっていたかもしれません。

 

裏側矯正は表側よりも虫歯になりにくい!

 

そして意外に思う方もいるかと思いますが、実は表側よりかは裏側の方が唾液の自浄作用によって汚れは溜まりにくいです。(絡まった長ネギは厳しいかもしれませんが…)

 

デコボコ歯の歯ブラシがしにくい部分が矯正器具により、更に歯ブラシがしづらく、虫歯や歯周病の予防も重要となってきますが、舌側矯正の場合自浄作用が働きやすいところもメリットです。

 

歯列の状態や、ライフスタイルなども踏まえご自身にあった矯正器具選びも重要です!

 

…このように様々な大変なこともありましたが、これから歯を見せて思いきり笑えたり、不正咬合による口腔内の悪影響のリスク回避ができたことに比べると、矯正中の不便さなんて全然たいしたことではないなと思います。

本当に私は矯正治療して良かったなと感じます!

 

では、レポートしていきます!

 

 

 

症状と治療の経過

 

私が矯正治療で行っていた主な治療内容はこちらです。

  1. 過蓋咬合(deep bite)
    咬み合わせが深く、上の前歯が下の前歯に大きくかぶさっています。
  2. 上下の正中線の不一致
    顔の正面中央の前歯が上下で左右にずれてしまっています。
  3. 上顎中切歯のブラックトライアングル
    歯と歯の根元が空いていて、黒い三角形ができてしまっています。
  4. 前歯部の叢生
    前歯のガタガタ歯(歯の凸凹)が目立ちます。

 

1. 過蓋咬合の経過

 

以前は上の歯が覆い被さり下の歯がほぼ隠れてしまっていました。

本来であれば下の歯の先が2~3mm隠れるのが理想です。

治療前は笑った時に上の歯しか見えなかったのが、理想的な位置まで改善されました。

治療前 治療後

 

2.上下の正中線の不一致の経過

 

正中線とは噛んだ時の上下の歯の真ん中を言います。

今まで上の歯であまり見えていなかったこともあり、指摘されるまで気が付かなかったのですが、実際には1mmくらいずれが生じていました。

これもピッタリ揃うところまで改善できました!

治療前 治療後

 

3.上下切縁のブラックトライアングルの経過

 

前歯のガタガタ歯(凸凹歯)や歯の形・歯肉退縮も原因でしたが、真ん中にトライアングル状に隙間がある事で汚れも挟まりやすく歯列不正で特に気にしていました。

台形だった歯の形もバランスを見ながら形成してもらい目立っていた空隙が消失しました。

治療前 治療後

 

4.前歯部の叢生

 

叢生とは歯の大きさと顎の大きさのバランスにより部分的に凸凹に重なってしまう状態です。

重度な叢生ではないものの前歯の叢生は口の元の印象を大きく変え、綺麗なU字型に収まりました。

実際には前歯の凸凹は6か月経たずうちに解消されました。

いったい気になっていた何十年は何だったのか…早く治療したら良かったです(笑)

(治療前) 上の歯 (治療後) 上の歯

 

「やって良かった!」を共有していきたいです!

 

今回、自分でしかわからないような細かい所まで林先生に診て頂きました。

矯正治療はどこで終わりにするか…は先生の見解だけではなく、細かい部分にまでとことん診て頂き、あらゆる状態を確認しながら決めていきました。

これは日本橋はやし矯正歯科に通院されている患者様も、これから矯正治療を考えている方も同じです!
やって良かったと思って頂けるような治療に専念しています。

 

気になっていることがあれば先生でも衛生士でもよいのでぜひお気軽にご相談下さい!

 

ニッコリ…!!

 

 

スタッフAの矯正体験レポートはこちら!

 

私がまとめたこれまでの強制体験レポート、ぜひ読んでみてください!

矯正体験レポート【スタッフA】(1)過蓋咬合やガタガタ歯が悩み!

 

矯正体験レポート【スタッフA】(2)どの矯正方法を選ぶ?

 

矯正体験レポート【スタッフA】(3)IPRの説明と感想

矯正治療終了!リテーナーの段階へ【スタッフC】

みなさんこんにちは。スタッフCです。
ついに矯正装置が外れましたので、今回は矯正治療とリテーナーについてお話します。

 

 

矯正治療のこれまでの経緯

 

お話の前に、私の治療の経過を記した記事をご紹介します。

 

私が矯正治療を決めた最大の理由、それは写真写りでした。
歯医者さんが苦手でしたがそれ以上に自分の歯並びに悩んでいたのです。

矯正体験レポート【スタッフC】(1)写真写りが気になっていた

 

治療を開始し、痛みや食べ物などの工夫など普段の生活で気づいたことも記事にしました。
矯正治療をされている方はぜひ読んでみてください!

矯正中の食事 食べやすいもの、食べにくいもの

 

そして矯正治療が終了しましたので、その次の段階「保定」に進みます。
「矯正が終了したら終わりじゃないの!?」って思われてる方もいらっしゃるかもしれませんが…まだすべてが終わったわけではないのです!

 

歯が動くメカニズムを以下に説明させていただきますね。

 

 

矯正が終了したら「静的矯正治療」を続けます

 

矯正治療中は歯を動かすので「動的矯正治療」、そして矯正治療が終わった後は「静的矯正治療」をしばらく行います。
まずはこちらについての説明をいたします。

 

動的矯正治療について

 

人の体の骨には「破骨細胞」と呼ばれる骨を吸収する細胞と「骨芽細胞」という骨を形成する細胞があります。
この2つの細胞の働きにより、骨の新陳代謝が行われています。
矯正歯科ではこの骨の代謝を活用して歯並びを整えていきます。

 

歯根の周りには「歯根膜」という薄い膜があり、物を噛んだときの衝撃を吸収したり、食感を脳へ伝達するなどの働きがあります。

 

歯科矯正では、矯正装置を使って動かしたい方向に力を加えてこの歯根膜を圧迫します。
すると破骨細胞が活性化されて骨を吸収し、反対側の歯根膜では骨芽細胞が活性化されて新しく骨を形成します。
このように、歯槽骨の中で骨の吸収と形成が繰り返されながら骨の代謝を行い、目的の場所まで歯を動かすことを「動的矯正治療」といいます。

 

歯根の周囲で骨を作り変えながら地道に歯を動かしていたわけですね!
この「動的矯正治療」が一般的に言われる「矯正治療」を指します。

 

 

静的矯正治療はリテーナーで行う

 

しかし動的矯正治療が終わったからと言ってこれで終わりではありません。
人間の体には元の状態に戻ろうとする働きがあり、何もしていないと元の歯並びに後戻りしてしまう習性があるのです。
特に動的矯正治療終了直後は、歯の周辺組織が不安定なので、歯が動きやすい状態です。

 

せっかく手に入れたキレイな歯並びを維持するためにはリテーナーと言われる「保定装置」をしばらくの間は装着する必要があります。

 

この、後戻り防止のリテーナーを使用することを「静的矯正治療」といいます。
動かす治療と同じくらい、動かさない治療も大切なのです。

 

当院で使用するリテーナー

 

当院ではほとんどの患者さまにマウスピースタイプの「クリアリテーナー」を使用しています。
(嘔吐反射などの理由でマウスピースタイプが使えない患者さまにはフィックスドリテーナーを使用します)

 

 

 

クリアリテーナーは透明なので装着していてもほとんど気付かれません。

初めてクリアリテーナーを装着した時は少し違和感がありますが、初めて矯正装置を着けた時と同様に数日で慣れてしまいます。

 

 

クリアリテーナーで気をつける点

 

静的矯正治療に不可欠なこのクリアリテーナーですが、取り扱いに少し注意が必要です。

 

装着中は水しか飲めない!

 

まず、クリアリテーナー装着中(外すことができない時)は、基本的に水しか飲めません。
コーヒーやお茶などは着色の原因に、ジュースやスポーツドリンクなどは虫歯の原因になります。
そして熱い飲み物は変形の原因になります。

 

水以外の飲食事には一度クリアリテーナーを外して、飲食が終わったら歯みがきをしてからクリアリテーナーを装着するようにしましょう。

 

クリアリテーナーは清潔にする!

 

飲食時以外の時間のほとんどをクリアリテーナーと共に過ごすので、清潔に保つことも大切です。
僕はタブレットタイプの洗浄材を週2回使用しています。

 

絶対になくさない!

 

それから外食時や旅行でも注意が必要です。

 

「昨日の飲み会楽しかったな~
あれれ?クリアリテーナーが無い…
飲み会の前にクリアリテーナーを外したところまでは覚えてる…
ケース持っていくの忘れたからクリアリテーナーをティッシュに包んで…
そのあとの記憶が…」

 

汗 汗 汗

 

という感じに、紛失してしまったり壊れてしまうと再製作になってしまいます…!
出先でクリアリテーナーを外したら必ずケースに入れて、お財布やスマートフォンと同じように大事に保管してください。

 

詳しい着脱方法や注意事項、洗浄方法などは衛生士から説明があるので、説明をよく聞いていただいて、正しく使用しましょう。

 

 

矯正治療を終えて

 

矯正して…よかった!!

 

「いつか矯正しよう」と思いながらもずっと先延ばしにしていた僕ですが、何回かブラケットが外れてしまったりワイヤーが折れてしまったり歯ブラシの毛が装置に挟まったりしながらも、2年弱の治療期間を経て無事に矯正装置が外れました。

 

心配していた食事や歯みがきも、気を付けることはあるものの、すぐに慣れてしまいました。

 

治療前と治療後をご覧ください!

治療前 治療後

 

コンプレックスだった歯と歯の隙間が閉じた今、思うことはただひとつ。
「矯正して良かった!」ということです。

これでもう、カメラを向けられても口元を隠さず写真に写ることができます。

 

あと、矯正するといろいろな場面で歯並びを褒められます。
初対面の人から「えっ?歯並びめっちゃきれいですね!」と言われたりします。
歯並びがコンプレックスだった僕にとっては、それが地味にうれしいです…!

 

僕の矯正治療の経験が「歯並び気になってるけどどうしようかな~」と迷っている方の背中を押すことができたら本望です。

矯正に迷っている方は、当院のカウンセリングは無料ですので、本当にお気軽に来ていただければと思います。

お待ちしております!

矯正治療中の歯磨き、実体験を全解説します!

 

矯正治療中のスタッフCです。

前回は食べ物について説明させていただきました。こちらの記事です。

矯正中の食事 食べやすいもの、食べにくいもの

今回は歯みがきについて、僕自身が矯正治療中に体験したことをお伝えします。

食べ物が挟まるのは仕方ない!

食後は歯と装置とワイヤーの間に色んな物が挟まりますが、これは仕方がないです。

無理に舌で取ろうとしてもなかなか取れないし、舌を傷つけてしまう可能性があるのでやめましょう。

でもそのままにしておくと気持ち悪いし、虫歯や歯周病、歯肉炎のリスクが高まったり口臭の原因になります。

じゃあどうすれば良いのかというと。

結局「歯みがき」に行き着くのです。

歯石になってしまうと歯みがきだけでは取ることができませんし、毎食後、そして間食後もなるべく早く歯を磨くことが大切です。

そして歯みがきの仕方にもコツがあるので紹介します。

歯磨きの手順をご説明します!

まずは口の中をゆすぎます

歯や装置に食べカスが挟まったまま歯みがきを始めてしまうと歯ブラシに食べカスが挟まって、歯ブラシの掃除に時間がかかってしまいます。

そうなると地味に面倒くさいです。

ですからまずは歯みがきをする前に、必ず食べカスをとるためにブクブクとゆすぎます。

頬っぺたの筋肉を使って歯と装置とワイヤーの隙間に水圧をかけるように強くゆすぎます。

これで大体の食べカスは取れます。

それでも取れないものは、装置にチカラがかからないように注意しながら爪楊枝で取り除きます。

爪楊枝はとても便利なので必ず持ち歩くようにしています!

さて、歯磨きをしよう!

食べカスが取れたらようやく歯磨きです!

せっかく矯正して歯並びがキレイになっても虫歯だらけになってしまったら元も子もありませんから、丁寧に歯磨きをしましょう。

歯磨きの時に大切なのは「いまどこを磨いているか」を意識することです。

漫然と磨いていても磨き残しがあったりするので、頭の中で自分の口腔内を

「今はこの歯のこの装置のこの辺を磨いている」

と言ったように具体的に思い描くと綺麗に磨くことができます。

実際のシミュレーション画像がイメージしやすいです!

当院で使っているsure smileというシミュレーションソフトでは、自分の歯に矯正装置が付いている状態のモデルを見ることができます。

このような感じです。suresmile-01

このモデルを見ることで、鏡では見えにくい部分も歯ブラシを当てる角度が意識しやすくなります。

治療中の画面の写真を撮っていただくこともありますし、必要に応じてデータをお渡ししておりますので、お気軽にスタッフにお声がけください。

すでに歯石が付いてしまっている場合はクリーニングできれいになります(有料)。

ワイヤーを外してお掃除できるのでスッキリしますよ!

歯みがきだけでなく歯間ブラシやタフトブラシ、デンタルフロスなどを使って、口の中をキレイに保つことを心がけましょう。

↓こちらの記事も参考にしてみてください!

矯正体験レポート第二回:矯正中の歯磨き3つのポイント!


今回は矯正治療中の食事と歯みがきについて、実体験を元に書いてみました。

治療中の方や、これから矯正治療を始めようかと考えている方の参考になれたら幸いです。

歯磨きについて知りたいことがある方は診察中に質問してくださいね。

一緒に頑張りましょう!

矯正中の食事 食べやすいもの、食べにくいもの

こんにちは!矯正治療中のスタッフCです。

矯正治療もいよいよ終盤に差し掛かっています。

そこで、今回と次回は治療中に体験したことや感じたことなどを皆さまにご紹介していきますね。

 

ちなみに、前回の記事はこちらです!ぜひ読んでみてください。

矯正体験レポート【スタッフC】(1)写真写りが気になっていた


矯正治療をしていると食べやすいもの、食べにくいものが出てきます。

ここでは主に三食で食べる主食、主菜、副菜などで気をつけることを、僕の毎日の食事での検証した結果としてご説明します!

細かく項目に分けて注意事項も記載してますので、わかりやすい読み物になっています!

 

こちらのブログも一緒に読んでぜひ参考にしてくださいね。

矯正中に気をつける食べ物について。硬いのNG!!

 

 

食べるときは「咀嚼」をする

 

皆さま、咀嚼(そしゃく)という言葉をお聞きになったことがあると思います。

検索すると

咀嚼とは、食べ物を前歯で噛み切り、奥歯で砕き、飲み込むこと

Oxford Languages and Google より

と出てきます。

要するに食べ物を噛んで食べること、食事のことです。

普段の食事ではほとんど意識していないことですが、僕たちは咀嚼することで栄養を摂取し、食欲を満たしているのです。

 

今回は矯正装置と咀嚼のお話です。

 

 

ワイヤーを入れた直後はちょっと痛みます

 

矯正装置を付けた直後や新しいワイヤーを入れた直後は、異物感があったり少し痛みが出ることがあります。

僕の場合「新しいワイヤーを入れた直後は、何もしていなければ痛くないけど何かを噛むとちょっと痛い。硬いものは噛みたくないな。」という感じです。

 

ワイヤーに慣れてきて痛みがない時期でも矯正装置とワイヤーはずっと歯に付いているので、食べにくいと感じるものがあったり「これを食べたら装置が外れてしまうのでは?」という懸念もあります。

そんな時でもお腹は減るもので、今日は何を食べたらいいか迷う日もあるかと思います。

 

そこで今回は、矯正治療中の食事、そして食後の歯みがきについて実際に矯正装置を付けている僕が検証した結果をお話したいと思います。

 

主食で食べやすいもの、食べにくいもの

 

まずは主食から。

 

一番食べやすいのはご飯!でも海苔は要注意

 

「米・麺・パン」この3つのなかで1番食べやすいのは圧倒的に米です。

ご飯の画像

なぜなら米粒は噛み切る必要がなく、舌で押しつぶせるほど柔らかいからです。

 

でも、海苔には気を付けてください!

コンビニおにぎりのパリッとした海苔は、想像以上に嚙み切るパワーが必要です。

おにぎりの画像

時として新鮮な海苔は、優しい米粒の前に立ちはだかる壁となってあなたの前に現れます。

美味しいんですけどね…意外と噛み切るのに力を必要とします。

 

なので、痛みがあるときにおにぎりを食べる場合は海苔が付いていないタイプがおススメです。

 

二番目は麺類。でもやっぱり注意点が…

2番目に食べやすいのは麺類です。

麺類の画像

お蕎麦なんかは特に柔らかいから食べやすいですよ!

でも麺類にも気をつける点があります。

咬み合わせが深くてバイトアップしている場合は前歯で麺を噛み切れません。

その場合は麺を途中で噛み切らず、少量の麺をひと吸いでいくことが最大のポイントです。

 

三番目がパン!痛い時は避けた方が良いかも

そして3番目はパンです。

 

痛みがないときは問題ありませんが、痛みがあるときは小さくちぎったとしても奥歯で噛み砕く時の負担は否めません。

パンの画像

柔らかそうなものを選んでも、ご飯や麺類に比べて水分が少ないので硬さがあります。

痛みが強い時はパン以外を選んだ方が良いかと思います。

 

 

野菜、果物

 

野菜は火を通して柔らかくしましょう

 

言わずもがなですが、生の野菜は硬いです…。

野菜果物の画像

野菜サラダなど、どんなに野菜を細かく切っても硬いものは硬いです。

「火と包丁」という文明の利器に頼りましょう。

野菜は生よりスープや鍋料理にして柔らかくしたほうが食べやすいし、果物は小さく切ってから口に入れることで装置にかかる負担が減らせます。

 

装置が外れないように気をつけて!

 

矯正装置は、最終的には外せる材料で歯に接着しています。

なので、痛みがないからといって生の野菜スティックを勢いよく噛んだり、とうもろこしやリンゴにかぶりつくと装置が外れたり壊れてしまう危険性が高まります。

要するに、噛むパワーが弱くて噛む回数が少なければ痛みも少ないし装置が外れるリスクも減らせるということです。

 

 

お肉はミンチが最高ー!

 

そして最後にお肉です。

肉といえばステーキ!

ステーキの画像

でも、痛みがあるときは硬くて筋張った肉の塊は噛みにくい…。

「ほらね、だから矯正は嫌なんだよ、肉食べないと元気でないよ!」と思ったそこのあなた。

ちょっと待ってください。

食材は柔らかく、細かくすることで食べやすくなると上で説明しましたが、それは肉も同じ。

 

…そうです、ハンバーグです!!

 

ハンバーグは、みじん切りした玉ねぎと挽肉とパン粉という構造です。

元々は細かくバラバラだった食材をひとまとめにしているので、箸で小さく切ることもできるし噛むパワーも弱くて済みます。

 

このランチは最強です。

ハンバーグの画像

主食が食べやすいご飯、そしてハンバーグの横には柔らかく茹でた野菜とマッシュポテト。

まるで、矯正装置がついている人のために作られたようなランチです。


以上が僕の検証結果です。

まとめると、

  • 痛いときは柔らかいものを小さくして食べたほうがいいよ
  • 痛みがなければ割となんでも食べられるよ
  • でも装置ついてるから勢いよくかぶりつかないでね
  • 硬そうなものは様子見ながらそぉーっと噛んでね
  • 大丈夫、すぐ慣れちゃうよ

といったところです。

 

お役に立ちましたでしょうか?

次は歯磨きについて僕の検証結果をご報告します!

矯正体験レポート【スタッフB】(2)歯列が改善してきました!

こんにちは!日本橋はやし矯正歯科のスタッフBです。矯正治療も順調に進んでいます。今回はその経過をお伝えいたします。

 

前回のブログはこちら!

矯正体験レポート【スタッフB】(1)出っ歯、ガタガタ歯が悩み!

 

上下の装置セットと前から4番目の歯(第一小臼歯といいます)の抜歯、矯正用インプラント※の埋入(まいにゅう)を終え、三ヶ月が経過しました。

 

※矯正用インプラントはインプラントアンカー、アンカースクリュー、TADs(Temporary Anchorage Device)などとも言います

 

現在の口腔内写真です。

裏側矯正装置をつけた口腔内の画像

 

裏側矯正装置をつけた口腔内の画像

抜歯後の穴は少しずつ治ってきました。

 

 

歯の「ガタつき」「ねじれ」を治します

 

抜歯した後に矯正治療の第一歩として、歯のガタつきやねじれをほどくことを優先します。

この処置をレベリング&アライメントといいます。

 

下の歯のがたつきはこの三ヶ月でほとんど改善されてきました。
こんなにも早くがたつきがとれたのには驚きです!

 
ちなみに、こちらが装置をつける前の下顎の歯並びです。

下顎の歯並びの画像

だいぶガタついてますね…。

 

 

大切な役割を担う「バイトアップ」

 

記事の一番最初の写真で、上の歯についている青い材料はバイトアップ(Bite up)またはバイトターボ(Biteターボ)と呼ばれるものです。

装置をつけた際に装置と歯が当たるのを防ぐ役割があります。

 

なぜこれをつけるかというと、装置が歯に当たってしまうと

  • 装置が外れやすい
  • 歯がなかなか動いてこない

からです。

 

つけた最初はちょっと食事しにくいですがすぐに慣れます。

数ヶ月で外れるのでご安心ください。

 

バイトアップについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

バイトアップの素材が新しくなりました!

 

※バイトアップには様々な素材を使用しておりますので、詳細はご質問ください。

 

抜歯した後の隙間は仮歯をつけることもできます

 

抜歯をしたことによって空いてしまった隙間はいずれ閉じますが、その間の見た目などが気になる方は貝殻状の仮歯をつけることができます。

私は気にならないのでつけていません。

 

矯正による歯の痛みにはだんだんと慣れてきました。
また、装置をつけた当初に比べ、しゃべりやすくなり、物もしっかり噛めるようになりました。

 

歯のがたつきをほどいた後に次のステップに進みます。

 

【歯や顎の骨の情報を基にデジタル仮想モデルを作成】

 

次に、カスタムワイヤー作成のための仮想モデルを作成する準備をします。

カスタムワイヤーについての説明はこちらです。

高精度カスタムワイヤーとは

 

他のスタッフの体験レポートでもカスタムワイヤーの説明をしています。

矯正体験レポート第三回:カスタムワイヤー編!

 

デジタル仮想モデル作成の手順

 

デジタル仮想モデルが作成される手順は簡単に説明するとこんな感じです。

  1. まずセラピューティックスキャン(Therapeutic Scan)といって、歯の位置や装置の位置を確認するスキャンを行います。
  2. そしてCBCT(歯科用CT)を含むレントゲン撮影をして、歯の根っこやその周囲の骨の状態を確認します。
  3. 口腔内、顔の写真を行い、それらの資料を基に3Dデジタル仮想モデルを作成します。

 

3Dデジタル矯正と従来型矯正の大きな違い

 

3Dデジタル矯正の大きな特徴に、仮想モデルの歯の動きを元に、ロボットが正確にワイヤーを曲げる「高精度カスタムワイヤー」があります。

 

高精度カスタムワイヤーはこちらで詳しく説明しています。

高精度カスタムワイヤーとは

 

ロボットがワイヤーを曲げるので、人為的な技術の誤差を最小限に抑えることができ、カスタムマイズされたオリジナルのワイヤーを作成することができます。

 

デジタル矯正ならではの治療でワクワクしますね!

 

治療時間の短縮にも寄与しています

 

またアナログ矯正では、チェアサイドでドクターが口腔内を見てワイヤーを曲げます。

一方、デジタル矯正ではその場でワイヤーを調整する時間が省けるので治療時間が短いというメリットがあります。

 

また、骨の状態を確認してワイヤーを作成するので安心です。

 

次に、実際の写真をお見せしますね!

 

 

実際の写真を見ながら説明していきます

 

この画像は私のセラピューティックスキャン(Therapeutic Scan)時、つまり治療前の3Dモデルを示しています。

治療前の3Dモデルの画像

歯、歯の根っこ、骨が正確にモデル化されていて「仮想患者モデル」と呼ばれています。

このモデルを基に最終的な歯の位置に歯を動かしたシミュレーションを行い、ロボットが曲げるカスタムワイヤーを作製していきます。

 

この画像はシミュレーション後、つまり治療後の歯の位置を示した3Dモデルです。

治療後の歯の位置を示した3Dモデルの画像

この位置に歯が動くように、私個人の歯と骨の位置を考慮したカスタムワイヤーができ上がります。

 

歯肉もモデル化します

 

この画像は歯肉と矯正装置がモデル化されているところです。

歯肉と矯正装置がモデル化されている画像kyouseitaiken_staff_b_2-04装置を付けた状態でスキャンを行い、正確に歯と歯肉、そして矯正装置がモデルになっていることが分かります。

 

治療前と3ヶ月後でかなり改善しました!

 

セラピューティックスキャン(Therapeutic Scan)を行う際に顔面写真をとって、矯正前の顔貌の変化に驚いたのでお見せします。横顔の写真です。

矯正前

矯正前の横顔の画像

治療開始して三ヶ月の横顔

矯正後の横顔の画像
口元の出っ張りが抑えられ、顎もシャープになったように感じます。

(抜歯しない場合はここまでのEラインの変化を見せることは難しいと考えられます)

こんなにも早い段階で顔貌の変化があることに驚きました!

まだ三ヶ月でこの状態なので完成が楽しみです。

 

調整の際は、毎回院長が口腔内を確認してくださるので安心です。

次回はカスタムワイヤーをセットする予定です!

 

それではまた、治療が進みましたらご報告いたします!