Category Archives: コラム

suresmile study club 第7回目レポート

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科の林 一夫です。今回は、先日行われました第7回 sursmile study clubについてレポートいたします。

 

3月13日、銀座にありますASOインターナショナルのセミナールームをお借りして、第7回目のsuresmileセミナーを行いました。

 

今回は、ほぼ全国すべてのsuresmile doctorが参加して開催することができました。

 

suresmilestudy07-5

日本で、最先端レベルの歯科矯正を提供するドクターたちです。

 

suresmile study clubとは

 

 

suresmile study clubについてご存知のない方もいらっしゃると思いますので、過去のコラムを引用して説明させていただきます。

suresmile system は常に進化しています。ユーザーである矯正医は、この新しい矯正システムを有効に活用すべく、そして進化に遅れることなく常に勉強することが必要になります。

そこで、私は日本で suresmile system を導入しているドクターの方々と協力して「 Suresmile study club!! 」という勉強会を立ち上げました。

当コラム Suresmile study club!! より

 

第1回が昨年7月に、そして第2回目が昨年10月に開催されました。そこからコンスタントに回を重ね、この3月で第7回目を開くことができました。

 

 

suresmileについての講演、セミナーを行いました

 

まず冒頭は、私が講演を担当いたしました。

 

 

suresmilestudy07-6

 

suresmile systemは常に進化しています。

 

定期的にシステムのバージョンアップが行われ、その都度新しい機能が追加されたり、不具合が改善されていきます。

 

そしてこの春に、大規模なシステムのバージョンアップが予定されており、Orametrix社公認のインストラクタードクターである私は、ベータ番のテストを行ってきました。

 

そして今回の講演では、suresmile systemの新しい機能の紹介と、elemetrix systemの紹介を行いました。また、新しいインダイレクトボンディングトレー(矯正装置を歯に正確に接着するためのジク)に関するセミナーも行いました。

 

suresmilestudy07-1

 

 

導入されている先生からの意義深い症例発表も

 

お昼休みを挟み、午後からは4名の先生方からそれぞれのsuresmileの運用実績に関する報告と、suresmileを用いて治療を行った症例の症例発表を行っていただきました。

 

suresmilestudy07-mix

いずれの発表も、すべてとても勉強になるものでした。

 

また私も、普段とは違う視点からの効率的な運用方法や、問題点を再認識することができ、今後のシステムの改善に役立つ情報を得ることができました。

 

今後も日本の矯正歯科治療の発展のために、皆様とともに情報共有し、技術を学んでいきたいと思います。

 

デジタル矯正システムにご興味のある先生がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

elemetrix seminarの様子

【2月20日開催】elemetrix セミナーレポート

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、2月20日に開催された elemetrix systemのセミナーに関しましてご報告させていただきます。特に矯正歯科に関わる皆様に、ぜひ読んでいただきたく思います。

 

アメリカ・テキサス州に本社をおく Orametrix の CEO Mr. Chuck Abraham と韓国の elemetrix の key doctor であるDr. Park Seojung をお招きし、3Dデジタル矯正システムに関するセミナーを行いました。

 

会場は、株式会社ヨシダ本社のセミナールームです。当日は、suresmile のユーザードクターをはじめ、多くの先生方にご参加いただき、大変有意義なセミナーとなりました。

 

▼株式会社ヨシダ

https://www.yoshida-dental.co.jp/

 

 

Orametrix CEO、Chuckの講演

 

まず始めにChuckから、Orametrix が先駆けとなって展開されてきた、デジタル矯正の基本的なコンセプトや考え方に関しての講演がありました。

デジタル矯正の重要性や今後の発展を非常にわかりやすく説明していただき、elemetrix への期待が大きく膨らみました。

 

elemetrix seminar 4

 

 

elemetrix の第一人者、Park 先生の講演

 

次に、韓国の Park 先生から実際の矯正臨床での運用方法に関してご講演をいただきました。

日々の治療にどのように elemetrix を有効に取り入れればよいのか、参加者の先生方にとって実践的なご講演となりました。

 

elemetrix seminarの様子

 

 

私、林 一夫も講演致しました

 

最後に私から、より具体的な elemetrix の使い方、セットアップ方法に関してご説明をさせていただきました。また今後の日本での展開や、ユーザートレーニングに関してご報告させていただきました。

elemetrix seminarの様子

 

elemtrix は6月から日本での本格運用が開始します

 

elemtrix は、6月から本格的なトレーニングが始まり、日本での運用が開始されます。私には、公認のインストラクターとしての非常に大きな責任がありますが、デジタル矯正の発展に貢献できることに大きな喜びも感じています。

 

今後も、患者さまにより良い治療を提供できるように、日本橋はやし矯正歯科はもちろんのこと、日本の多くの矯正歯科医院で、新しいシステムの効果的な運用体制を整えていこうと思います。

 

また、このデジタル矯正システムを日本国内でより普及していきたいと思っております。

関心を持たれるドクターの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さいませ。

Suresmile study club 第2回目レポート

皆さんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、日本橋はやし矯正歯科で運用しているデジタル矯正システムのひとつである ” suresmile “ の全国規模の勉強会が開催されましたのでレポートさせていただきます。

 

 

suresmile study club とは?

” suresmile study club “とは、デジタル矯正システムの中核システムである ” suresmile ” を日本国内で導入している歯科医院のドクターたちが、情報を共有したり、意見交換をしたりする勉強会の場です。

 

これまで、私は” suresmile “の認定インストラクターとして、基本的なソフトウェアの使用法の復習や、新しく追加された機能などの解説を皆様に行ってきました。

 

また実際の運用時に遭遇したトラブルや、その解決方法などを共有し、より効率的な運用ができるように徐々に日本でのサポート体制を構築してきました。

そしていよいよ” suresmile study club “の全国規模の勉強会が立ち上がり、この7月に、初めての会合が銀座のアソーインタナショナルさんの会議室で開かれました。

 

7月に開催された第一回目の勉強会

 

▼7月に開催された第一回の様子がこちらです。
suresmile study club!!

 

この時の勉強会では症例発表のほかに、suresmileのシステム面での使用方法や機能などの解説について、インストラクターとしてレクチャーさせて頂きました。

 

また参加されているドクターの皆様からも、システム上のトラブルの解決方法や効率的な運用方法、サポート体制などについての活発な意見交換が行われました。

 

第2回目(10月24日)のミーティングの様子

 

第2回目である今回、10月24日のミーティングでは、システムの運用実績のある先生方から、導入間もない先生方へのレクチャー形式での発表を依頼し、いろいろな問題点に関してディスカッションを行いました。

 

私1人ではカバーしきれない非常に広い領域を網羅した議題が次々と論議され、suresmile を導入している先生方の非常に高い矯正医としての実力を再確認しました。

suresmilestudyclub第2回

また、私は新たに追加されたsuresmileの機能であるIDBトレー(矯正装置を正確に歯に接着するための補助装置もしくはジグ)に関してレクチャーを行いました。

 

▼詳しくはこちらで説明していますので、矯正歯科医の方はぜひお読みください。
デジタル矯正での3Dプリンター、活用の最前線!

勉強会の後は、懇親会も開催しました。現在の矯正治療の現状や今後の活動目標など、幅広い項目に関して議論を深め、より良い会の運用ができるようにお互いの意見を交わしました。

素晴らしいメンバーで、とても実りある会でした。

suresmilestudyclub第2回

次回のsuresmile study clubは、来年の3月に開催予定ですので、またレポート致します。

 

 

完璧な歯並びを6ヵ月で手に入れる 3Dデジタル矯正

著書のご紹介「完璧な歯並びを6ヵ月で手に入れる 3Dデジタル矯正」

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

このたび、日本橋はやし矯正歯科で行われている治療法、3Dデジタル矯正システムの本を幻冬舎から出版いたしました。

 

完璧な歯並びを6ヵ月で手に入れる 3Dデジタル矯正

 完璧な歯並びを6ヵ月で手に入れる 3Dデジタル矯正(Amazon)

 

一般の方が読みやすく、そして分かりやすいように心がけながら、最新のデジタル矯正治療について解説いたしました。

 

矯正治療を検討されている方、実際に矯正治療を受けている方から歯科医療関係の方まで、幅広く役立つ本にすることができたと思っております。

 

ここではその内容を紹介させていただきます。

 

最先端の技術をアメリカで学んだ歯科医が、理想の笑顔を手に入れる画期的な方法を明かす!

 

短期間 ” “ 抜群の安全性 ” “ 圧倒的精度 ” で治療を実現するまったく新しい歯列矯正とは?

 

著者である林一夫氏が行っているのは、口の中を立体的にスキャンして治療を行う、デジタル・テクノロジーを使った最先端の矯正治療システムである。

 

この技術を導入している歯科で矯正治療を行えば、歯列矯正後のリスク回避や、治療期間の短縮等が実現できる。

 

本書は、患者と歯科医が口の中の状況についてコンセンサスを取りながら治療を進めていくことの必要性を示し、“オーダーメイド”な治療による正確、安全かつ低コストの矯正治療を紹介する。

 

 

幻冬舎のブックフェアも各地で開催されています

 

 

また、私の本を含めたフェアも各有名書店で開催中です。

幻冬舎のサマーブックフェア

自分にさらに磨きをかけたい「オトナ女子」のブックフェア。

 

自分をよりいっそう魅力的にし、毎日を素敵な笑顔で過ごすためのキャンペーン。様々な「自分磨き」の本の中に、私のデジタル矯正システムの本も仲間入りさせて頂いております。

 

▼三省堂書店 そごう千葉店

三省堂そごう店

「思いっきり歯を見せて笑えるようになりたい人へ」。たくさんの患者様を見てきた私にとっては、心に染み入る言葉です。

 

▼文教堂書店 赤坂店

文教堂書店赤坂店

自分磨きのための様々な書籍の中に、デジタル矯正システムの本も並んでいます。

 

これを見ると、自分磨きというものに歯列矯正がいかに大切なのかがわかり、気が引き締まる思いです。

 

この本で皆さんに少しでも3Dデジタル矯正を知って頂き、歯並びに悩む人たちが美しい笑顔を手に入れ、人生を明るく生きていくことのきっかけになるならば、著者としてまた矯正歯科医として、これほどの喜びはありません。

 

店頭で見かけた方は、ぜひ手に取って頂ければ嬉しいです。またウェブでも販売されております。

 

これからも様々な形で、デジタル矯正システムのより一層の普及に力を入れて参りたいと思っております。

日本顎関節学会で同期の先生と一緒に

日本顎関節学会に参加してきました

こんにちは、日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

私は歯科矯正関連の資格として「日本矯正歯科学会の認定医・指導医」の資格を取得していますが、それ以外に「日本顎関節学会の専門医・指導医」の資格も有しております。

 img01

 

 

矯正治療に、額関節の知識は欠かせません

 

矯正治療はその患者様のほとんどが見た目の悩みを抱えていらっしゃいますので、見た目の改善はもちろん重要な点です。

 

しかし顎の症状や機能的な側面を無視した治療では、患者様にとって良い結果を得ることはできません。むしろかえってその後の健康を蝕むことになりかねません。

 

ですので、私はカウンセリング時から顎関節の状態を詳細に把握し、機能的な側面からも適切な治療デザインをご提案できるように心がけています。

 

そういったこともあり、顎関節に関する日本で最も大きな学会である「日本顎関節学会」の専門医・指導医の資格を取得し、指導にもあたっております。

 

この「日本顎関節学会」の第29回日本顎関節学会総会・学術大会が今月の17、18日に箱根で行われ、参加してきましたのでレポートいたします。

 

 

 

箱根の富士屋ホテルで行われました

 

今回は、箱根の湯本富士屋ホテルが学会会場でした。東京のクリニックからの日帰りでの参加になりました。

日本額関節学会総会が行われた湯本富士屋ホテル3

すっかり夏ですね。鬱蒼とした緑に包み込まれていて、とても趣があります。

 

日本額関節学会総会が行われた湯本富士屋ホテル2

学会会場に向かう途中の橋の上からの箱根の眺めです。久しぶりに自然の景色を見たような気がします。

 

日本額関節学会総会が行われた湯本富士屋ホテル3

 

今回は、顎関節症の新しい評価基準( DC / TMD )についての講演や発表を中心に勉強してきました。

DC / TMD とは ” Diagnostic Criteria / Temporomandibular Disorders ” の略であり、世界的に共通する診断基準として制定され、ドクター間でのより効果的な情報共有ができるようになりました。
今回はこの新しい診断基準の活用法、臨床で問題となる事柄を主に勉強してきました。

 

また、矯正治療に関連する研究発表の例として出されたのが、まれに、矯正治療中に前歯が開いてくる症例です。

この原因の一つに顎関節症があります。関節部の骨が吸収してしまい、アゴの骨の位置自体が移動して、前歯が開いてしまうのです。

このような症例の最新の対応方法などを学ぶことができ、とても勉強になる学会でした。

 

学会では、参加したメンバー同士の交流もとても大切です。

写真は、日本橋はやし矯正歯科との提携医療機関である東京医科大学口腔外科で講師をされている虻川先生です。私の大学時代の同期でもあります。

日本顎関節学会で同期の先生と一緒に

レントゲンの読影やCT画像の診査に関しては、口腔外科の医師としての助言をもらうこともあり、とても優秀で頼りになる先生です。

日本橋はやし矯正歯科で、外科的矯正治療やサージェリーファーストなどの手術を担当してもらうことになっています。

 


 

いかがでしたでしょうか?矯正歯科治療は、その領域だけを学べばよいものではなく、顎関節を含めた、歯列に関わる様々な部位を総合的に見ていくことが必要なものなのです。

 

より総合的な知識を身につけ、より良い矯正治療を提供することが大切です。これからも研鑽を重ねていこうと思います。