日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫
資格 (ドクターの紹介はこちら)
・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター
日本橋はやし矯正歯科 TOP > コラム > 重度の口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
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こんにちは。日本橋はやし矯正歯科です。
お悩みの方は当院の無料カウンセリングも是非ご検討ください。
みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。
今回は、重度の口ゴボと口唇閉鎖不全を持つ患者様の治療例をご紹介したいと思います。
口ゴボの症例は今までもご紹介してきましたが、今回の症例は重症度が高い症例です。
目次
口ゴボの説明と治療法などについてはこちらで解説しています。
口ゴボと出っ歯をサージェリーファーストで改善した治療例です。
口ゴボをマウスピース矯正(アライナー矯正)で改善した治療例を紹介しています。
口ゴボを改善したスタッフの矯正体験レポート。ここでは矯正用インプラント(アンカースクリュー)などについても詳しく説明しています。
まず患者さまの主な症状をまとめました。
様々な症状が現れています。
次に各症状について、写真をもとに詳しく説明して参ります。
こちらは正面のお写真です。
下顎のオトガイと言われる部分に「梅干し状のしわ」(梅干し状の隆起ともいいます)があります
口唇閉鎖不全の場合に典型的に認められる症状で、重症度が高い場合はこのしわが強く出現します。
次に、側面のお写真です。
著しい口ゴボの状態で、医学的には“歯槽性の上下顎前突”と表現されます。
またこの患者さまの場合は下顎の後退感が強い、いわゆる「アゴ無し」の状態も強く認められます。
下あごが後方に位置することで、より口ゴボの状態が強調され、矯正治療のみでは根本的な解決にはならない場合もあり、治療が難しい症例と言えます。
正面からの口腔内写真をみてみましょう。
歯列正中線が多少ズレており、前歯部も凸凹しています。
側面からの口腔内写真がこちらです。
上下顎前歯は前方に傾斜(唇側傾斜と言います)していることが分かります。
重度の歯槽性の上下顎前突症例と診断し、上下顎両側第一小臼歯を抜歯して治療を行うこととしました。
可能な限り前歯を後退させて口ゴボを改善する必要があるので、アンカースクリューを用いる計画となりました。
今回用いたアンカースクリューはパラタル・レバー・アーム・システムと呼ばれるもので写真の様な構造をしています。
正面からの治療後のお写真です。
正面:正面から見ても口元の突出感が劇的に改善されたことがお分かりいただけると思います。
梅干し状の隆起も消失し、すっきりした口元になりました。
治療後の側面のお写真はこちらです。
側貌:口ゴボが非常に効果的に改善され、ほぼ理想的なE-lineを獲得することが出来ました。
重症な症例でここまで綺麗なEラインになったのはこちらも本当に嬉しいです。
正面からの治療後の口腔内写真です。
上下の歯の正中もあっています。凸凹も改善されより良い歯並びとかみ合わせを得ることが出来ました。
側面の治療後の口腔内写真です。
上下顎前歯の唇側傾斜が改善され、理想的な前歯の傾きと、奥歯の咬み合わせを得ることが出来ました。
歯の移動量が大きかったので歯根吸収のリスクが高い治療でした。治療前後のレントゲンで確認したところ、歯根吸収は認められず、歯周組織の状態も良好でした。
以下に今回の治療例をおまとめします。
重症な症例だったので治療には患者さまの日々の生活でのご協力は欠かせませんが、患者さまご自身もとても努力してくださり、この治療結果を得られることができました。
治療結果に患者さまにとても喜んでいただき、私たちもとても嬉しく思っております。
今後も症例を積極的にご紹介してまいります。
資格 (ドクターの紹介はこちら)
・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター
1995年 | 北海道医療大学歯学部卒業 |
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1999年 | 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得 |
1999年 | 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手 |
2003年 | アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員 |
2006年 | 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師 |
2007年 | 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師 |
2007年 | 北海道矯正歯科学会 理事 |
2008年 | アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授 |
2008年 | 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授 |
2011年 | Digital Orthodontics 研究会 副会長 |
2015年 | 日本橋はやし矯正歯科 開院 |
2018年 | K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任 |
2021年 | 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任 |
2002年 11月 | 日本矯正歯科学会認定医(第2293号) |
2007年 8月 | 日本矯正歯科学会指導医(第608号) |
2013年 5月 | 日本顎関節学会専門医(第343号) |
2013年 5月 | 日本顎関節学会指導医(第208号) |