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金属アレルギーと当院の矯正治療について

2021/05/11 10:54:50

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

資格ドクターの紹介はこちら

・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科です。
お悩みの方は当院の無料カウンセリングも是非ご検討ください。

 

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科院長の林 一夫です。
「金属アレルギーですが矯正治療は可能ですか?」というご質問をしばしばお受けいたします。

 

金属アレルギーの方でも矯正治療は行えますが、検査や気をつけることなどについてご説明させていただきます。

 

金属アレルギーで多いアレルゲンについて

 

歯科医療でよく使用されるうち、アレルゲンとなりやすい金属はこちらです。

  • ニッケル
  • コバルト
  • クロム

上記がすべてではなく、稀にチタンなどでもアレルギー反応を起こされる方もいらっしゃいます。これについては後述します。

 

まずはパッチテストを行います

 

金属アレルギーが疑われる場合に行う検査で一般的なのはパッチテストです。
パッチテストについては以下の参考文献をご覧ください。

 

参考文献

 

金属アレルギーについて(概要)

金属アレルギーの一般的な説明です。症状や検査方法について。
https://www.jda.or.jp/park/relation/metalallergy_04.html

 

歯科治療の金属アレルギーについて

 

日本橋はやし矯正歯科の金属アレルギー対策

 

当院では、金属アレルギーの方の矯正治療では、アレルゲンとなりにくい

  • チタン製
  • 金属ではなく、セラミック製

いずれかの矯正装置を使用し矯正治療を行います。

 

一般的な矯正用ワイヤーは、アレルゲンとなりやすいニッケルを含有することが多いですが、当院が使用する高精度カスタムワイヤーはニッケルを含有しないベータチタン製で作製することが可能です。

 

金属アレルギーを考慮しアレルゲン対策を万全に行っておりますのでどうぞご安心ください。

 

金属アレルギーの方の実際の矯正治療例

 

こちらは、金属アレルギーの方が実際に矯正装置をつけた表側矯正の写真です。

金属アレルギーの方が実際に矯正装置をつけた表側矯正の写真

 

材料は

  • ブラケット:セラミック製
  • 臼歯部用チューブ:チタン製
  • ワイヤー:ベータチタン製

を使用しています。

 

この材料の組み合わせは金属アレルギー対策はもちろんですが、透明で目立たないので、見た目を気にされる方にも支持されています。

 

チタンにアレルギー反応がみられる場合

 

非常に少ないですが、ごく稀にチタンをアレルゲンとする金属アレルギーの方がいらっしゃいます。この場合は金属を使わない「マウスピース型矯正装置」を使用することになります。

 

マウスピース矯正装置の写真

 

参考文献

歯科用金属アレルギーの動向(過去 10 年間に広島大学病院歯科でパッチテストを行った患者データの解析)
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2810/1/4_23.pdf

 

症状の出方は患者様により様々です

 

以上、わかりやすく説明させて頂きましたが、金属アレルギーの程度や生活スタイルは患者様それぞれです。

例えば、ピアスやアクセサリーなどに反応することで金属アレルギーと診断された患者様が、矯正装置で必ずアレルギー反応が出るかと言えばそうとも限りません。

ですので、どのように治療を進めるかは、患者様のご意向を第一に、話し合いをもとに決めて参ります。

 

裏側矯正を希望されたケースの例

 

ここでご説明するのは裏側矯正をご希望の患者様。

裏側矯正装置は必ずニッケルを含有しておりますので、金属アレルギーが重度の方には使用できないことがあります。

ですが、こういう患者様のお口の中をよくよく調べますと、虫歯治療の金属の詰め物(ニッケルが含まれる)が既にある場合もあります。

アレルギー症状が出ていない(軽症である)ので、患者様ご自身も気づかないことも実はしばしばあるのです。

 

こういう方の場合は治療の過程で、裏側矯正装置を試験的に着けて、アレルギー反応が出るかを見ていく場合があります。

(もちろんパッチテストと併用します)

 

金属アレルギーは突然発症することがあります

 

ほとんどの金属アレルギーの方は「気がついたら反応するようになった」はずです。

つまり、今日アレルギーが出なくてもある日突然出ることがあるので、気になる方は皮膚科でパッチテストを受けておいて頂ければと思います。


金属アレルギーが気になる、詳しく聞きたいという方はカウンセリングの際にご質問ください。

日本橋はやし矯正歯科 院長 林 一夫

資格ドクターの紹介はこちら

・日本矯正歯科学会認定医
・日本矯正歯科学会指導医
・日本顎関節学会専門医
・日本顎関節学会指導医
・デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

経歴

1995年 北海道医療大学歯学部卒業
1999年 北海道医療大学大学院歯学研究科歯学専攻博士課程修了・学位取得
1999年 海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 助手
2003年 アメリカ・ミネソタ大学歯学部口腔科学科 客員研究員
2006年 北海道医療大学歯学部矯正歯科学講座 講師
2007年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 講師
2007年 北海道矯正歯科学会 理事
2008年 アメリカ・ノースカロライナ大学歯学部矯正科 客員教授
2008年 北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 准教授
2011年 Digital Orthodontics 研究会 副会長
2015年 日本橋はやし矯正歯科 開院
2018年 K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長就任
2021年 日本デジタル矯正歯科学会 副会長就任
2002年 11月 日本矯正歯科学会認定医(第2293号)
2007年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第608号)
2013年 5月 日本顎関節学会専門医(第343号)
2013年 5月 日本顎関節学会指導医(第208号)

治療内容について