Author Archives: staff.k

suresmile-study-club-8th-3

suresmile study club 第8回目レポート

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。今回は、先日行われましたsuresmile study clubの様子をレポートいたします。

 

10月30日、銀座のASOインターナショナルの会議室を今回もお借りし、suresmile study clubの第8回目が開催されました。

 

 

 

suresmile study clubについてご存知のない方もいらっしゃると思いますので、改めて過去のコラムを引用いたします。

 

suresmile system は常に進化しています。ユーザーである矯正医は、この新しい矯正システムを有効に活用すべく、そして進化に遅れることなく常に勉強することが必要になります。

 

そこで、私は日本で suresmile system を導入しているドクターの方々と協力して「 Suresmile study club!! 」という勉強会を立ち上げました。

 

当コラム suresmile study club!! より

 

これまでもコラムで紹介してきましたので、ぜひ併せてご覧下さい。

suresmile study club!! | 日本橋はやし矯正歯科

suresmile study club 第2回目レポート | 日本橋はやし矯正歯科

suresmile study club 第7回目レポート | 日本橋はやし矯正歯科

 

▼suresmileのサイトはこちらです

suresmile

 

 

2015年8月に記念すべき第1回目を開催し、今回でsuresmile study clubも第8回目の開催となり、ユーザードクターの先生方も増え、それに従って症例の発表も充実してきました。

 

それぞれの臨床で抱えている問題点を共有し、より良いシステムへと発展させるためには、多くの知見を持ち寄る必要があります。

従って、このstudy clubは今後、より一層重要な役割を果たすことになると思います。

 

Orametrix本社からは今回、Glenn氏が来日しました。

 

suresmile study club第8回セミナーの様子

まずは、今後のsuresmileの展開について、Orametrix社側からいろいろと説明を受けました。

 

また、来年から新たに日本国内でも suresmile を導入する医院が増えるため、その際のトレーニングなどの情報も得ることができました。

 

 

 

私は今回は裏側矯正に関するsuresmile systemの有効な運用方法について講演させていただきました。

ユーザーの先生方の今後の臨床に少しでもお役に立つような情報を提供できれと考えています。

 

suresmile study club集合写真

 

勉強会の後の会食の様子です。会食での交流はとても楽しく、そして新しい発見と出会いの場でもありますので、とても大切にしています。

 

suresmile study club終了後の会食での様子

 

suresmile systemを使う先生方がもっと増えることにより、デジタル矯正システムがより社会で認知され、患者さんがその治療を受けたいと思って頂けるように、様々な方面からアプローチしていこうと思います。

 

ご興味のある方はぜひご連絡下さい。ぜひこの新しいシステムで、歯科矯正に共に貢献いたしましょう。

 

こちらのサイトのお問い合わせでもFacebookページでもご連絡を受け付けております。

 

日本橋はやし矯正歯科Facebookページ

 

心よりお待ちしています。

インコグニト™ アプライアンス システム・コアミーティングで講演を行いました

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科、院長の林 一夫です。

今回は、10月26日に開催された「インコグニト™ アプライアンス システム・コアミーティング」に特別講師として招待され、講演を行ってきましたのでレポートさせていただきます。

インコグニト™ アプライアンス システムとは、スリーエムジャパン株式会社が提供する裏側矯正のカスタム治療を可能にするシステムのひとつです。デジタル矯正を取り入れつつ、さらに進化しています。

インコグニト™ アプライアンス システムについて、以下サイトより引用いたします。

CAD/CAMソフトウェアを用いて患者様一人一人の舌側の歯牙形態に合せてカスタムメイドされたブラケットを設計します。歯面に密接するブラケットは快適性を向上できるようにロープロファイルに設計されます。ブラケットは先生にご記入いただいたラボオーダーフォームに従い、ご希望の材質のインダイレクト トランスファートレーに納められます。

また、ワイヤーについてもラボオーダーフォームに従い、ご指定のワイヤーをベンディングロボットでカスタマイズします。

カスタマイズされたブラケットの納まったインダイレクト トランスファートレーと、ベンディングされたワイヤーをシステムとしてご提供いたします。

インコグニト™ アプライアンス システムとは
https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/orthodontics-jp/resources/order/incognito/ より

 

日本橋はやし矯正歯科で用いているsuresmile systemとは大きな違いがありますが、このインコグニト™ アプライアンス システムを用いて裏側矯正を行っている先生も多くいらっしゃいます。

 

今回の講演では、私が行っている3Dデジタル裏側矯正に関して、最新のトピックを交えながらお話させていただきました。

インコグニト™ アプライアンス システムのセミナーで講演する林一夫院長

 

写真は、公演中の私です。

 

インコグニト™ アプライアンス システムのセミナーで講演する林一夫院長2

日本でも著名な矯正医の先生方の前での講演を行い、非常にレベルの高い質疑もあり緊張いたしましたが、とても充実した時間となりました。

 

写真は、講演後のランチ風景です。

 

インコグニト™ アプライアンス システムの講演後のランチの風景

 

ランチは大切な交流の場で、この時も様々な質問を多くの先生方から頂きました。今後のデジタル矯正の発展にみなさん大いに期待されており、導入を検討されている先生もいらっしゃいました。

 

今回は2時間ほどの講演でしたのでお伝えしたいことの半分もお話できませんでしたが、非常に多くの先生方に興味を持っていただけたと確信しています。

 

実際に、徐々にデジタル矯正システムについて相談される先生方が増えてまいりました。

 

今後も、このような機会を増やし、デジタル矯正の普及に力を入れて行きたいと考えていますので、ご興味がある方はぜひご連絡下さい。

elemetrix-International-Doctor-Meeting-4

elemetrix International Doctor Meeting 国際会議レポート

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、先月(2017年9月)に行われた elemetrix の International Doctor Meeting についてレポートします。

 

 

suresmile の簡易版である elemetrix については何度かこのコラムでご紹介させていただきましたが、その elemetrix の国際会議が3日間にわたり、アメリカのオーラメトリックス本社で行われました。

 

▼過去のコラムはこちらです
【2月20日開催】elemetrix セミナーレポート
【7月13日開催】elemetrix セミナーレポート

 

▼elemetrix のサイトはこちらです
https://www.elemetrix.com/

 

▼ suresmileのサイトはこちらです
https://www.suresmile.com/

 

もちろん私も招待されましたので参加してきました。

オーラメトリックス本社のエントランス

写真はオーラメトリックス本社のエントランスです。前回の訪問時では壁の修復中でしたが、きれいに改修されていました。

 

いつも感じるのですが、ここにくると初心を思い出すことができ、心を新たに、また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

suresmileのドクタートレーニング

初日と2日目は、本社内で行われている suresmile のドクタートレーニングに再度参加し、そして来年、新たな日本の施設を募集し、suresmile の導入を行うことが決まりました。

 

今回からは私が中心となり日本国内でドクタートレーニングを行うことになり、最新のトレーニングを勉強させていただきました。

 

初日のディナー風景です。ディナーは大切な意見交換の場であり、そして気兼ねなく親交を深めることのできる、貴重な交流の場でもあります。

 

初日のディナー風景

私が写真を撮りましたので私は映っていませんが、右がオーラメトリックスCEOのChuck氏です。

 

そして最終日の3日目に、International Doctor Meeting が行われました。

elemetrixセミナー入り口の画像

韓国、ブラジルの先生がご講演され、現在の状況と問題点、今後の elemetrix の展開について活発な意見交換が行われました。

 

elemetrixセミナー中の画像

ミーティングの風景です。

 

ミーティングの風景

左の男性がマーケティング部門のトップである Davis 氏です。日本の状況をよく理解していただき、今後の展開に期待が持てました。

 

忙しい診療の合間を縫っての訪問でしたが、非常に実りある出張でした。

直接会って話をすることの大切さをあらためて感じることができました。

 

 

日本での elemetrix の第二回目の募集も開始することになり、さらに忙しくなってしまいますが、新しい矯正治療技術の普及、そして日本の矯正技術向上のために頑張って行こうと思います。

 

elemetrix にご興味のある先生がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡頂ければと思います。

elemetrix-semminerメイン写真

【7月13日開催】elemetrix セミナーレポート

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

今回は、先日行われました新しいデジタルソリューション “elemetrix” の1 dayコースについてレポートいたします。

 

私がメインのインストラクターとしてはじめて日本に紹介する3Dデジタル矯正システムであり、とても楽しみにしていました。

 

▼今回のセミナーのご案内です
Elemetrix導入 1day セミナーのご案内

 

▼2月に行われたセミナーのレポートです
【2月20日開催】elemetrix セミナーレポート

 

簡単に elemetrix について説明しますと、 elematrix はデジタル矯正の基本となる3Dモデルを用いたツールセットのことであり、より簡単にデジタル矯正システムを日々の矯正治療に取り入れて頂くことができるようになります。

 

今回のベーシックトレーニングでは、基本的なソフトウェアの使用方法や各ツールの基本的な使い方メインにトレーニングを行いました。

 

 

【elemetrix の基本から質疑応答までの1day】

 

午前中、セミナー序盤の様子です。

elemetrix-semminerメイン写真

まずは私から elemetrix の概要と基本的な使い方をレクチャーしました。

 

elemetrix の仕組みは解りやすいものなので、初めての方でも理解がしやすいようで、私もとてもスムーズに説明を行うことができました。

 

elemetrix は「ちょっと難しそうだから…」と思われている先生方もいらっしゃるようですが、決してそんなことはありません。ですので、次の機会にぜひご参加頂ければと思います。

 

午後は数名の講師の先生にご講演をお願いし、私は後方でのサポートをしながら、先生方の質問に答える形でトレーニングが進みました。

 

elemetrixセミナーの様子の画像

 

elemetrixセミナーの様子の画像

 

elemetrixセミナーの様子の画像

 

【今後はアドバンス・コースの開催も予定】

 

この日は1 dayコースでしたが、もちろんたった1日で elemetrix すべてを教えることは難しく、限界があります、ですので今後は、アドバンス・コースの開催も予定しています。

 

開催についてはまたこちらのサイトやFacebookページなどでお知らせいたしますので、ぜひ皆様ご参加頂ければと思います。

 

▼Facebookページ、ぜひフォローして下さい
日本橋はやし矯正歯科Facebookページ

 

今回は、10名以上の先生方にご参加いただき、本当に感謝しています。どうもありがとうございました。

 

今後も、日本におけるデジタル矯正の発展に寄与、日本の矯正歯科治療に貢献できるように頑張って行きたいと思います。

サージェリーファースト・アプローチ後のシミュレーション

サージェリーファーストの治療方針の決定方法

(2017年7月19日公開/2021年10月15日更新)

 

こんにちは日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 

矯正治療の必要性が普及するにつれ、サージェリーファーストの関心も高くなり、多くの患者様にこの治療方法を選択していただけるようになりました。

 

今回は「3Dデジタル矯正でどのようにサージェリーファーストの治療プランを立案しているのか」を説明したいと思います。

 

これまで、サージェリーファーストについては幾度か記事にしてきましたので、各リンク先まで読んで頂ければ、よりご納得頂けると思います。

 

▼詳しくはこちらをご覧下さい
サージェリーファースト | 日本橋はやし矯正歯科

 

 

デジタル矯正システムとの併用でクオリティが向上

 

サージェリーファーストは、外科手術前の矯正治療を省略する方法ですので、その分治療期間を短くすることが可能です。

 

日本橋はやし矯正歯科が持つ新しいデジタル矯正システムとの併用により、外科手術後の矯正治療の大幅な短縮が可能となり、治療のクオリティも格段に向上することが可能になりました。

 

▼デジタル矯正システムと従来法の違いについて
サージェリーファーストに力を入れています

 

▼外科手術を具体的に説明しています
より進化したサージェリーファースト

 

デジタル矯正システムの、新しいデジタルツールを用いることで

  • 外科手術後の顎の骨の位置のシミュレーション
  • 手術後の骨の位置での歯の移動のシミュレーション
  • 外科手術を行う際のアゴの骨の位置を決定する外科用スプリントの作製

をより高精度に行うことができます。

 

それでは、順を追って説明していきましょう。

 

 

サージェリーファーストの3Dシミュレーション

 

この図は初診時の3Dヴァーチャルペイシェントです。

サージェリーファースト・アプローチの初診時の3Dシミュレーションアゴの骨、歯、歯根すべてが正確にモデル化されています。これは日本橋はやし矯正歯科のすべての矯正治療において、最初に作成するものです。

 

 

そしてこちらは、外科手術を行う際のアゴの骨の位置を決定する外科用スプリントの作製方法を示したものです。

外科手術を行う際のアゴの骨の位置を決定する外科用スプリントの作製方法を示したものこのようにコンピュータ上で正確に位置決めを行い、このデータを3Dプリンターで出力し、高精度の外科用スプリントを作製します。

 

 

この次に、サージェリーファーストのシミュレーションを行います。ここで、外科手術を行ったときのアゴの位置を決定します。

サージェリーファースト・アプローチを行う前この患者様の場合は下あごを後ろに下げるのですが、正面から見た場合でもアゴの位置が左右対称に位置づけされるように調整します。

 

つまり、正面から見たときに顔の印象が正確に対象になるようなプランを設定します。

 

 

そしてこちらが外科手術後の矯正治療のシミュレーションを示しています。

上の歯を2本抜歯し、歯並びと咬みあわせを新しいアゴの位置で調整した状態です。

サージェリーファースト・アプローチ後のシミュレーション

咬みあわせと歯並びが整っていることがお分かりいただけると思います。前歯の出っ張りもなくなり、綺麗に揃っていますね。

 

 

このように3Dデジタル矯正では、サージェリーファーストの工程をデジタルテクノロジーを用いたシミュレーション技術と3Dプリンティング技術によって、非常に正確に進めることができ、より良い治療結果を患者様に提供することができます。

 

また、下顎のみの手術であれば、リラ・クラニオフェイシャル・クリニックと提携しての “Day Surgery”、日帰りの外科手術も可能な場合もあります。

 

日本橋はやし矯正歯科では、患者様のQOLを重視し、生活のご負担をできるだけ軽くしておりますので「外科手術は抵抗がある」という方でもどうぞお気軽にご相談ください。