こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。
今回は、新しく導入したレーザー治療器について、その臨床応用の一例を紹介します。
▼レーザー治療器に関してはこちらもご覧ください。
裏側矯正は装置を適切な位置に装着できない場合がある
日本橋はやし矯正歯科の患者様の8割以上は裏側矯正を選択されています。
表側から見えないので誰にも気づかれず、日常の社会生活をそのまま送ることができる裏側矯正はとても人気です。
しかし、裏側矯正には独特の難しさがあることも事実です。
例えば、表側矯正と比較すると装置を装着する歯の面積が小さいので、そのままでは適切な位置に装置を装着できない場合がまれにあります。
裏側矯正装置を装着できない実例
▼この写真は、装置装着前の上顎の前歯です。
丸の部分の歯肉が盛り上がっており、適切な位置に装置をつけることができません。
そこで、レーザー治療器を用いて、この部分の歯肉を切除し、歯の面を露出させ、矯正装置をセットすることにしました。
▼レーザー治療器に関してはこちらもご覧ください。
レーザーを使用して装置を装着できるようにします
▼まずは切除を行う部位に麻酔をします。
麻酔をすると写真のように歯茎の色が白くなります。
これは、毛細血管が収縮することによる「貧血帯」と呼ばれる現象が出現した状態です。
▼実際の施術の様子です。レーザーを使用しています。
このようにレーザーで歯茎を切除すると全く出血が起こりません。
メスなどで切開すると大量に出血してしまい、すぐに装置を装着することができません。
しかし最新のレーザー治療器は出血を起こさず組織を切除できるので、その場で矯正装置を装着することができます。
レーザーを当てた部分を見てみましょう
▼歯茎を切除した状態です。
このように綺麗に歯の面を露出させることができました。
これで適切な位置に装置を装着することができます。
▼装置を装着した直後がこちらです。
裏側矯正は装置の正確な位置づけがとても大切です。
レーザーを用いて歯茎を切除したことで、このように一番良い位置に、迅速に装置を装着することができました。
レーザー治療器は治療中及び日常生活での患者様の身体的な負担が少なくなる素晴らしいものだと感じております。
日本橋はやし矯正歯科では最新の技術と機器でより良い治療を提供できるよう、日々努力を重ねております。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。カウンセリングは無料です。