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矯正用のゴムは着色しにくいものを使用しています!

皆さん、こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです。
表側矯正をする際に、矯正装置(ブラケット)にワイヤーを通していきます。そのワイヤーを留めるために

  • 「針金」を使用する場合
  • 「透明なゴム」を使用する場合

があり、歯の状態や動かし方の違いで、ゴムが使用されます。
そのゴムが、着色してしまうケースがありますので今回ご説明します。

 

 

一般的なゴムは変色しやすいのです

 

一般的に使用されている矯正装置用のゴムは、最初はもちろん透明です。

 でも、カレーライスやビーフストロガノフ、ミートソーススパッゲティなどの色の濃いものを食べたりコーヒーを頻繁に飲んだりすると、黄色っぽく着色しやすいという特徴があります。

 

この着色してしまう犯人が、ズバリ「ステイン」です。ステインはゴムはもちろんのこと、歯の表面に付着して歯を変色させてしまいます。

 

ステインと歯のクリーニングについてはこちらをご覧ください。

歯磨きでステインは落ちるの?歯のクリーニングについて

 

 

▼最初はほとんど分かりません。ですが、2週間も経つと…

矯正用のゴムの着色について1

 

▼こんなに黄色っぽくなってきてます!

矯正用のゴムの着色について2

この通り!透明だったものが黄色く着色しています。

 

食生活や個人差でかなり違ってきますが、正直「全く変色しない」ことは通常のゴムを使っている限り、避けられません。

そして、歯のように「クリーニングすれば落ちる」ものではなく、一度着色してしまったら元に戻りません。

 

 

交換すれば大丈夫。だけど…

 

もちろん着色してしまっても、ゴムの機能には変わりありません。でも、どうしても気になる患者様が多いです。

 

「歯列をきれいにするために通院しているのに、着色して目立ってしまうのは…」というお気持ちは、本当によくわかります。

 

一般的な虫歯の治療などですと「一週間に一回」程度で通院するのでその度に交換すれば良いですが、矯正治療の場合は1〜数ヶ月の間が空いてしまいますし、「ゴムを交換する」ためだけにご来院頂くわけにもいきません。

 

 

変色しにくいゴムを導入しています!

 

そこで日本橋はやし矯正歯科では、そのゴムの着色がなるべく気にならないように、色のつきにくいゴムを手配しました。

 

▼こちらが、上にあげた「普通のゴム」。

矯正用のゴムの着色について2

 

▼当院で使っている特別なゴム、ほとんど同じ状態で2週間が経過したものです。

coloring_of_rubber4

全然違いますね…。

これだけで患者様の、治療中のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)が全く異なってきて、色を気にせず笑顔でいて頂けるのです。

 

 

日本橋はやし矯正歯科では、治療中の患者様の生活も「治療の質」であると考え、常により良いものを導入しています。

 

今後も患者様のために、良い材料があれば積極的に取り入れていきたいと思っておりますので、お気付きのことがありましたら、ご遠慮なくお声がけくださいね!
よろしくお願い致します(^^)

 


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診療台の清掃2

院内清掃の様子をご覧ください!

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科スタッフです♪

 

昨年の8月にオープンした当院ですが、おかげさまで多くの皆様に通っていただけるようになりました。どうもありがとうございます!

 

いつも、皆様に気持ちよく通っていただけるよう、綺麗な院内を保つよう心がけております。そして嬉しいことに、患者様や業者様などたくさんの方に、いつも「とても綺麗な医院ですね」と言っていただけます。

 

そこで、今回は私たちが心がけている院内清掃をぜひ見て頂きたいと思います。ほんの一部ですがぜひぜひご覧くださいませ!

 

 

 

水まわり

 

水まわりは水垢がついたり、雑菌が繁殖しやすくなったりと、大変気を配らなければならない場所です。

ですので、抗菌作用のある専用のシートで、ピカッと輝くまで、その都度拭くようにしています。

 

 ▼細かい部分は汚れが残りやすいので念入りに…。清掃中の水まわり

 

▼そうすると、ピカッと輝きます!写真でもお分かり頂けると思います。

清掃された水まわり

 

 

 

ユニット(診療台)

 

レザー(革製)のユニットを使用しておりますので、良い状態を保つために専用のクリームでお手入れをしております。

皆さんは、革製のバッグや靴をお手入れされますよね?それと一緒で、しかも患者様の身体を支える大切な部分ですので丹念に行っています。

 

▼気持ちよく診察を受けて頂けるように設計しているので、設備のお手入れは大切。

診療台の清掃1

 

▼専用のクリームでキュッキュ!力を入れてなじませます。

診療台の清掃2

 

 

 

フロア(床)

 

白を基調とした院内で、フロアも真っ白なのでどうしても汚れが目立ちやすいのですが、こまめに掃き掃除、拭き掃除をしております。また目地に至るまで細かく、丁寧に掃除しております。

 

白は汚れが目立ちやすいからこそ、念入りなお手入れで清潔を保つことができるのです!

 

 

 

お手洗い

 

汚れやすいからこそ、常に清潔でありたいのがお手洗い。お手洗いは、もちろんご使用される度毎回掃除しております。

 

 お手洗いが清潔だと、本当に気持ちが良いものですよね!

 

▼使用の度に、すべての部分を拭いていきます。

お手洗いの清掃1

 

▼アロマ香る、清潔で美しい自慢の空間!トイレの清掃2

 

 

空気

 

市販されている一般的な空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力を誇る、業務用空気清浄装置を設置。

微細な塵から臭いやホコリなどの様々なものを除去し、院内の空気を常にクリーンに保っています。

 

こちらに空気清浄機の説明がありますので、ぜひご覧くださいませ!
設備・施設 | 日本橋はやし矯正歯科

 


 

院長の林先生はとにかくきれい好きですので、私たちもそんな先生の下、楽しく清掃に取り組み、院内の清潔感を常にキープできるよう心がけております。

 

ご来院された皆様も、何かお気づきな点がありましたら、ご遠慮なくぜひ教えてくださいませ(^^)♪

 


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Ed Lin 先生と林院長

Suresmile conference 2016 参加レポート【前編】

みなさんこんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。

 Suresmile conference

私のクリニックで行っている3Dデジタル矯正の中心的なシステムのひとつである suresmile 。このシステムの年に一度の学会が、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されました。

 

一年ぶりの conference の参加になりましたが、いろいろなことを学ぶことができ、大変有意義な出張となりました。

 

今回と次回の2回に分けて、 conference のレポートをしたいと思います。

 

 

 

ロスのハイアット リージェンシーで開催されました

suresmileConferenceの会場

 

Conference の会場となったのは、ロサンゼルスの「ハイアット リージェンシー センチュリー プラザ」。1966年に建てられた由緒あるホテルで、2度のグラミー賞の授賞式が行われたことでも知られています。

 

写真右側は宿泊した部屋からの景色。美しいロスの風景を臨むことができました。

 

このホテルは今回の suresmile conference 後に、大規模な改修工事のために一時的に閉鎖されるそうなので、そういう意味でも貴重な体験となりました。

 

 

 

Digital Lab Consultation

 

まず初日には「デジタル・ラボ・コンサルテーション( Digital Lab Consultation )」に参加しました。

 

Digital Lab Consultation会場

 

Suresmile システムは OraMetrix 社が提供する新しいデジタル矯正システムで、その技術は日々進化しています。もちろんユーザー側(私たち矯正歯科医)も、その効率的な使い方や新しい機能をマスターしていかなければなりません。

 

ですので conference では、ソフトウェアの使い方や運用面での問題点などを直接 Digital Lab の技術者とディスカッションする機会が設けられています。

 

写真は、 consultation の様子。

 

consultationの様子

 

写真左奥が、Orametrix の「クオリティ・コントロール・スーパーバイザー( Quality control supervisor )」を勤める Adrian 。

彼は私からのオーダーを担当することが多く、普段はオンライン上でのやり取りを行っていますが、この日は対面で話をします。

 

今回は、3Dモデルのアップデートに関しての不具合を解消、運用上の問題点が解決できました。

 

Adrian とディスカッション

 

このように、技術者とユーザーが直接話をできる機会を設けることで、 OraMetrix は、よりよいサービスを提供することを心がけている企業だということが改めて認識できました。

 

 

ウェルカムパーティで親交を深めます

 

翌日から本格的な講演が始まりますので、この日はウェルカムパーティが行われました。親交のあるドクターたちと久しぶりに話すことができ、とても楽しい時間を過ごせました。

suresmileパーティの様子

 

日本橋はやし矯正歯科の開業祝いのメッセージと素敵な記念品を送ってくれた Ed Lin 先生と久しぶりにお話しすることができました。

 

Ed Lin 先生と林院長

Lin 先生は、アメリカの Green bay で2医院を運営されており、 suresmile システムをとても効率的に運用されています。とても学ぶところが多く、毎回とても勉強になります。


 さて、アメリカの学会は朝早く始まります。明日の最初のセッションは朝の8時30分からです。

時差ボケしてはいられませんので、早めに就寝し明日からのセッションに備えることにしました。続きは次回レポートします。

裏側矯正用のブラケットの装着ジグの試作品1

デジタル矯正での3Dプリンター、活用の最前線!

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。今回は3Dプリンターについてお話ししたいと思います。

 

日本橋はやし矯正歯科で行っている3Dデジタル矯正において、非常に有効なツールである「3Dプリンター」。様々な業界での活用法がニュースの話題にもよく取り上げられていますが、デジタル矯正ではいち早くこの画期的な機材を取り入れ、矯正臨床に応用してきました。

 

最近では特に、非常に重要な役割を担っており、デジタル矯正にはなくてはならないシステムが増えてきています。それでは、いくつか見ていきましょう。

 

 

 

セットアップモデル(矯正治療後の歯の移動の予測モデル)の作製

 

矯正治療では、従来より石膏模型を使って歯の移動の予測モデルを作製し、患者さんに説明用として使ってきました。

しかしこれは元の石膏模型を分割し、歯を1本1本手作業で並べるという、とても時間と労力が必要な作業なのです。

 

この作業の負担を減らし、なおかつより正確な予測モデルを作成するため、デジタル矯正治療ではこのセットアップの作業を完全にデジタル化。

最終的な予測モデルを3Dプリンターでプリントすることが可能となりました。

 

▼3Dプリンターで出力された歯の移動のセットアップモデル。

3Dプリンターで出力された歯の移動の予測モデル

 

 

3Dプリンターでプリントされた予測モデルを用いた矯正装置装着用ジグの作製

 

矯正治療では、歯に矯正装置(ブラケットと呼ばれています)を接着して、ワイヤーをその装置にセットして歯を動かしていきます。ですので、この矯正装置がより正確な位置に接着できるかどうかがとても大切になります。

 

特に裏側矯正ではブラケットの位置づけが非常に大切で、その後の治療の進み具合を左右することもあります。

 

日本橋はやし矯正歯科で行っているデジタル矯正では、ロボットが屈曲した高精度カスタムワイヤーを用いています。

このカスタムワイヤーがブラケットの位置的なエラーを補正し、より良い位置に歯を動かすことが可能なのですが、もちろん、元々ブラケットがちゃんと適切な位置に着いているにこしたことはありません。

 

▼裏側矯正で用いるブラケット装着用のジグ。

裏側矯正で用いるブラケット装着用のジグ

このジグを使うことによって、より正確な位置にブラケットを接着することが可能になりました。

 

現在のところ、裏側矯正に用いるブラケット接着用のジグは、3Dプリントされた予測モデル上で、歯科技工士が手作業でつくることが多いです。こちらの写真のジグも、技工士さんが手作業で作製したものです。

 

 

 

ブラケット装着用のジグを直接3Dプリンターで作製!!

 

この方法が現在のところ、最も効率よく、より正確な位置にブラケットを接着することができます。しかし、現段階で実用化されているのは表側矯正の場合のみです。

 

▼左がソフトウェア上で設計された表側矯正に用いる装置の接着用のジグ、右が実際にプリントされたジグ。ソフトウェア上で設計された表側矯正に用いる装置の接着用のジグと実際にプリントされたジグ

左の画像データを直接3Dプリンターで出力し、プリントされたものがジグになります。シンプルな工程ですが、非常に精度の高いものが完成します。

 

 

裏側矯正用のジグのプロトタイプの試作

 

日本橋はやし矯正歯科で運用しているデジタル矯正は、常に進化を続けています。

現時点で実用化されているのは表側矯正用だけですが、もちろん裏側矯正用も実用化を目指して開発を続けています。

 

私は、アメリカ発のデジタル矯正システムであるsuresmileのインストラクターを務めています。ですのでsuresmileの新しいサービスやソフトウェアの機能追加に関して、試作品の試用を行ったり、ソフトウェアのベータ版をリリース前に使う機会があります。

 

▼私が製作に初期段階から協力した裏側矯正用のブラケットの装着ジグの試作品。

裏側矯正用のブラケットの装着ジグの試作品1

裏側矯正用のブラケットの装着ジグの試作品2

このように裏側矯正でも、直接ジグを3Dプリンターでプリントすることができるようになるのはもうすぐです!!

ここからデザインの変更はあるかと思いますが、最終的にはかなり完成度の高いジグがリリースされるでしょう。とても楽しみです。

 


 

いかがでしたでしょうか?
新しい3Dプリンターは、デジタル矯正治療をより進化させ、より良い治療結果を患者様に提供することができる画期的なテクノロジーです。

 

日本橋はやし矯正歯科は、これからも新しいテクノジーを用いながら、より良い矯正治療を患者様に提供すべく努力して参ります。

側貌(横顔)の術後シミュレーション

こんにちは。日本橋はやし矯正歯科 院長の林 一夫です。今回は、新しいデジタルテクノロジーを用いた、側貌(横顔)の術後シミュレーションについてお話したいと思います。

 

 

 

口唇閉鎖不全で、梅干状隆起が発現

 

矯正治療を検討されている患者さんには、口元が出ていることを気にされている方が多くいらっしゃいます。

 

このような患者様は、口が閉じにくいという症状を合わせて持っている場合が多いです。口唇閉鎖不全と表現されることもあります。

無理に口を閉じようとして梅干状の隆起がオトガイ部に発現し、さらに口元の突出感が目立ってしまっているのが特徴のひとつです。

 まずは口唇閉鎖不全の患者様の横顔と正面の写真をご覧ください。

 

▼ここが「梅干状隆起」の部分です。

sokubouyosoku1_m

 

▼まるで梅干のように見えるのでこう呼ばれます。sokubouyosoku2_m

 

程度にもよりますが、出ている口元を下げるには一般的に

  • 歯を抜く
  • そのスペースを利用して前歯を奥に引っ込める

ということで、口元の突出感を改善することができる場合が多いです。もちろん場合によっては健康な歯を抜くということもあります。

そうなると矯正科医がいかに必要だと考えていても、患者様にとっては大きな心理的抵抗がある場合があります。

 

 

側貌(横顔)シミュレーションの方法

 

私は歯を抜くことによってどれだけ改善されるのか、より分かりやすい視覚的なシミュレーションを行うことができば、患者様と矯正科医との治療目標に対する認識の差を排除できると考えています。

それでは、この患者様を例に、どのようなステップで側貌(横顔)のシミュレーションを行うのか、説明していきたいと思います。

 

▼まず、側面頭部エックス線写真(側面セファロ)を用いて分析を行います。
sokubouyosoku3

 

▼次に、横顔の写真とトレース図(分析に用いた線)を重ね合わせます。

sokubouyosoku4

 

▼次に、前歯を後ろに下げるシミュレーションを行います。

sokubouyosoku5

このシミュレーションでは、上下の前歯を7mmほど後退させています。唇の位置も、歯の移動に伴い後ろに後退します。また、梅干状の隆起も改善された状態を予測しました。

 

▼そして、次の写真が最終的にシミュレーションされた横顔になります。

sokubouyosoku6_m

いかがでしょうか? 上下の前歯を後ろに下げることで、口元の突出した感じが改善され、よりバランスの良い側貌(横顔)が得られることがわかります。

 

 

 

予測は予測であって、結果ではない!

このように視覚的な術後の予測は患者様と矯正科医とのより良い相互理解の助けとなることがお分かりいただけたと思います。

 

しかしながら、このようなシミュレーションには問題点もあります。シミュレーション結果はあくまでも予測であり、結果を保証するものではないと言うことです。

 私もこのようなシミュレーションを患者様にお見せする場合、そのことについてはしっかりと説明しています。

 

患者様のご要望をより正確に把握し、矯正治療にできることの限界を説明しながら、相互に理解する結果を導ける。矯正歯科医はそのための丁寧なコミュニケーションを行うことが必要であると考えています。

 

私が重要視する「コミュニケーション」についてはこちらが分かりやすいので、ぜひご一読ください。
デジタル矯正システムは、患者様との良好な信頼関係にも貢献します